長年スイミングスクールのコーチの仕事をしていました。
スイミングスクールのコーチの仕事というと、もちろんお客さんに水泳を教えるのがメインの仕事なのですが、誰かが責任者として運営に関する仕事もしないといけないわけで、本人の意思とは無関係に、経験を積んだ人間が会社から任命されます。
というわけで責任者をしていました。
もちろん本人の意思とは無関係です。
出来ることならコーチの仕事だけしていたかったけれど、それでは会社の運営が成り立たない（コーチはアルバイトで十分な）ことを、責任者になって運営の仕事をすることで気付かされるという、こういうのを何というんですか？パラドックス？みたいなの。
そんなわけで責任者をやっている頃、とにかく毎日が数字との格闘でした。
いや、そう書くとなんだかめちゃくちゃ難しいことをやっていたかのように思われるかもしれませんが、そんな大したことじゃなくて、基本は足し算と引き算です。
ただ、それでも上層部からしょっちゅう怒られていたのは、なにせ中学2年のときの数学の中間テストが5点だったことが証明しており、いつも悪戦苦闘していたのは、懐かしい記憶です。
ただ、その頃、数字を上げることはことは苦手、というか運に任せていたのですが、数字を下げる、つまりコスト削減は得意としていたので、結果的にはプラスで褒められることもありました。
なので、その月が終わって数字が出て、人件費を除く支出を抑えることに成功し、昨年対比でマイナス（例えば98.0％とか）になっているだけで、ヨシ！となっていました。
で、昨日、玄関に一枚の紙が差し込まれました。
ガスの検針結果。
前年同月比46.7％。
ま、本当は「使用料30㎡」自体が多いかどうかわかってないんですけどね。
でわ、股！！
