毎週楽しみにしている『オモウマい店』が、今週は3時間スペシャルでした。
(上記TVerでの視聴は期限がありますのでご注意ください)
毎回、この日この時間はお酒を飲みながらリアルタイムで視聴して、毎回必ずと言っていいほど涙を流し、そして「よし!がんばろう!」と思える、最高の番組です。
で、今回は3時間スペシャルということで、自然と期待は膨らむのですが、それと同時に、いや、それ以上に、ハードルが上がりすぎて大丈夫か?と思いながら、番組がスタートしました。
が、そんな心配は全くの無用であり、定番となりつつあるホテルの入り口からカメラを回すくだりは、わざわざホテルフロントに聞くところからカメラを回すことでハードルを越え、安くてデカ盛りについては、完全に原価を下回る価格で丼を提供する店の登場で楽々クリアし、さらに過去に登場した名物キャラのその後もしっかり伝え、そして何と言っても、コレ!
人生はたらいの中の水
たらいの中の水を自分の方に集めたら逃げていくけれど、向こうに押すと水は自分の方に流れてくる
番組スタッフが毎回のように聞く「なぜ、こんなにサービスするんですか?」の質問に、こういう考えを持っているからと、何の照れもなく答えられる店主の登場に、もう完全にノックアウトされました。
(気になって後で調べてみると、どうやら二宮金次郎の言葉らしいですが、自分の中で完全にすぎちゃんの言葉となっとります)
さて、これで今回もハードルを越えた『オモウマい店』ですが、その原動力となっているのは番組スタッフの方々の尽力であり、特に店の取材をするADさんが重要な役割を担っていると思われます。
前にネット記事で読んだのは、だいたい100軒取材してオンエアできるのが1軒だそうで、そのほとんどはADさんが取材して、オンエアできそうなときに料理の撮影だけプロのカメラマンが行くそうですから、やっぱりADさんが重要なのでしょう。
で、そうなると、ADさんの勤務形態ってどうなってるんだろう?って、思っちゃうのです。
いや、決して「中京テレビはとんでもないブラックだ!」なんて言うつもりは一切なく、さらに「これだからTV業界は・・・」なんて言うつもりも全くなく、逆に、これだけ最近の若者ががんばっているのだから、よっぽど中京テレビって魅力的な職場であり、こうやって努力して作った番組が多くの人に観てもらえているなら、ますます頑張ろうと思うんだろうな~と、ちょっと羨ましかったりします。
以前、長年トヨタに勤めた人と話すことがあって、確かに勤務時間とか休日は大事なんだけど、本当に仕事が楽しくなると「頼むから、もうちょっと働かせてくれ!」と思うそうで、なんとなく、それと近い感じになっているのかな~と勝手に思っています。
というわけで、昔に比べて働くことと働かせることが難しい時代となりましたが、こうやって地道な努力を重ねて作っている(であろう)番組が、若いADさんの力でもっと面白くなり、少しでも世の中に広まってくれればと、切に思います。
そして、この番組に携わるスタッフの方々、特にADの皆様、どうか無理せずがんばってください。
でわ、股!!