とにかく面白いのです。
ご存じない方のために簡単に説明すると、おもてなしが過ぎて安くて旨い店を紹介する番組で、最初は見る側の想像を超える量を提供するお店と、それを知らずに注文して驚き、そして残さず食べようと満腹に苦しむお客さんの姿が面白くて、毎週欠かさず観るようになりました。
もちろん、そもそも自分は大食い系番組が好きで、そういうのが苦手な嫁さんなんかは「見ているだけでお腹が膨れて気持ち悪くなる」と言うので、決して万人にオススメできる番組ではありませんが、とにかく面白いのです。
で、昨日(9/28)の放送。
千葉にある魚屋さんは、とにかく安くて種類も豊富で、いつも大盛況です。
そこで働く店員さんは威勢がよくて、いつも大きな声で刺身や店内で調理した天ぷらに煮付けなどをオススメしています。
中でも働いて40年の遠藤さんは、目に入ったものを何でも大声で宣伝して、高卒後の始めたばかりの頃は恥ずかしかったそうですが、今は楽しくて仕方ないそうです。
翌日、そんな「声を出すのが大好きな」遠藤さんが、店の隣で鰻を焼いています。
聞けば鰻を焼くのが店で一番上手いそうで、社長さんも遠藤さんには太鼓判を押しています。
しかし、当の本人(遠藤さん)は、声を出すのが大好きなので、店の様子が気になって仕方がありません。
もちろん遠藤さんの焼く鰻はお客さんには大好評で、それを遠藤さんは喜んではいるものの、それよりも声が出したい遠藤さんは、ついつい店の方が気になります。
で、今回の放送の見どころはここから。
雨の中、店の隣に設置されたテントの下で、ずっと店の様子を気にする遠藤さん。
それを後ろからカメラで捉えているのですが、遠藤さんも番組スタッフもひと言も発しません。
見事に「行こうか?どうしようか?」が背中に描かれています。
その様子を番組出演者も見守るのですが、その時間の長いこと。
改めて観てみたら・・・5分6秒!
その間ずっとワンカットで、BGMすら流れていなくて、もちろん番組出演者のコメントが続くのですが、それで十分見ていられるのが凄くて、溜めに溜めた後、ついに動いた遠藤さんに、「うわー!行ったー!」と大盛り上がりとなります。
と書いてみたものの、自分の文章力では限界があるので、よければ実際にご覧いただいた方がいいかもしれません。(今回の放送は9/28より1週間のみ視聴可能)
ヒューマングルメンタリー オモウマい店|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 - 無料で動画見放題
さて、ここからは個人的な感想なのですが、もしかしたらこの番組を作っている方はYouTubeを意識している?もしくは対抗意識を燃やしている?と感じました。
というのは、YouTubeの動画の多くがコンパクトに編集されていて、出演者が話すのも無駄な部分をカットしまくっていると思うのですが、それに対して「こうやっても面白いモノは作れる!」と見せつけているような気がして、なんとなくカッコイイ~!と思っております。
ただ、あんまり期待するとハードルが上がりすぎて面白くなくなってしまうので、そのへんはテキトーに楽しみたいと思います。
でわ、股!!