46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

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姪っ子の結婚式でしゃべって歌って飲めなかったハナシ

こんなご時世ではありますが、姪っ子の結婚式に出席(参列)してきました。

ちょうど3度目の緊急事態宣言が発表されてどうなることやら?とは思っていましたが、アルコールの提供が禁止だったり、基本はマスクをしたままだったり、きちんとルールを守って無事に行われました。

さて、もう何年も前から親戚の集まりで「お前らの結婚式(披露宴)でおっちゃん歌うからな!」と宣言していた通りとなったわけですが、そのノリで新郎新婦やその親戚の方々は楽しんでいただけるとしても、それを新郎新婦の友人、つまり若い方々が楽しんでいただけるか?に頭をひねることになりました。

というのは、何かで見聞きしたのが、披露宴のスピーチでの失敗例として「誰に向かって行うか?を間違う人が多い」というのがあり、依頼を受けるのは新郎新婦でも、出席した方々に向けて行わないとその場がしらけてしまう(聞いてくれない)ということでした。

そこで25年前、その姪っ子のお父さん(義理の弟さん)が自分たちの結婚式に出席して歌を披露してくれたときに、歌の前のスピーチで「今日は愛する妻のために歌います」とやってのけたのを引き合いに出し、こんな感じにすることにしました。

 

新郎新婦並びにご両家のみなさま、本日は誠におめでとうございます。

ただいまご紹介にあずかりました私は、本日一番輝いている新婦、のお母さん(義母に向かって手を振る)、のお姉さん(嫁さんに向かって手を振る)、の旦那さんということで、新婦の伯父さんにあたります。

私事ではございますが、結婚して25年、残念ながら子宝には恵まれなかったこともあり、勝手ながら新婦のことを我が子のように成長を見守ってまいりましたので、本日は大変喜んでおります。

その25年前の私たちの結婚式に、まだ2歳だった新婦が出席して花を添えてくれたのですが、当然ながら新婦のお母さんとお父さんも出席していただき、お父さんが歌を披露してくれることになりました。

曲は矢沢永吉の『アイラブユーOK』、司会者の紹介を受けてステージに立ち、「歌の前にひと言を」となったとき、こう言ったのです。

「今日は愛する妻のために歌います」

これを私、25年間ずっと「いつかやってやろう」と思い続けてまいりました。

そして今日、その日がやってきたようです。

というわけで、今日は愛する妻のために歌わせていただきます。

(曲はゲットアロングトゥギャザーby山根康広)

 

まず、自己紹介の部分で「新婦の伯父さん」のひと言で済ますと流されてしまう気がしたので、わざと「新婦のお母さんのお姉さんの旦那」と説明することで、出席した方が「誰?どこにいる?」と首を振ってくれることを狙いました。というか、どこかで見たスピーチの動画であったのをパクリました。

そして「愛する妻のために歌う」という行為が、実は夫婦の先輩としての背中を見せる!みたいな意味合いがあり、それを言葉で説明することなく、ただただ熱唱することで伝わればいいな~とは思いましたが、まぁこれは賭けでもありました。

 

で、結果は大成功。

もちろんこちら側の親戚一同は大爆笑の大盛況で、高齢のために出席するかどうかすら危ぶまれた義母などは、杖もつかずに立ち上がって「アンコール!」の大絶叫。

そして狙い通り若い方々もちゃんと聞いてくれて、歌った後に大きな拍手をくれたのは想定内、さらには新郎の友人や新郎の親戚が「奥様のために歌うおじさんに感動した!」と涙してくれたそうなので、予想以上の大成功でしょう。

もちろん(?)当の本人である嫁さんは「なにやってんの~」ひと言で、何度も聞かされてきた曲(ゲットアロングトゥギャザー)には「いつもより声が出ていなかった」とバッサリでしたが、それでも姪っ子の披露宴が盛り上がったことに喜んでくれたようで、こちらも大成功でした。

 

というわけで、残念ながらアルコール禁止で飲めなかったのですが、それはそれで記憶に残る楽しい結婚式となりました。

 

しかし、新婦の姪っ子には弟と妹がいて、まだあと2回やらないといけなくて、同じネタは使えないから、さらに考えないと・・・って、やりすぎですかね?

 

でわ、股!!