46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

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スイミングスクールのコーチが子どもに教えるべきことのハナシ

先日、ツイッターにこのような一文が流れていました。

 これを書かれた方とは接点がなく、なぜ目にしたのか忘れてしまいましたが、読んだ瞬間に「わかる~」と思いつつも「ヤラレター!」となりながら、ブログの記事を書くためにリツイートさせていただきました。

 

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「わかる~」と思う理由

自身スイミングスクールでコーチを長年しており、子どもに水泳を教える仕事(以下、指導と表記)をやっております。

もちろん、本を読んで指導技術を学んだり、先輩コーチがやっているレッスンを見て盗んだりして、それをいま風に言えば「エアーレッスン」をして指導の精度を高めてきました。

しかし、長年子どものレッスンを担当していると、「自分の水泳指導技術」よりも、「子どものやる気スイッチが入った状態での自己成長力」が上回ることが判明し、「アレ?俺は何をやっているんだろう?」となっていきます。

当たり前ですが、何の説明をすることもなく、いきなり「やれ!」と言ったって出来るわけがありませんが、例えば簡単な見本を見せて、「これが出来た人が優勝で~す!」みたいな感じで盛り上げると、勝手に子どもが考えてやり始め、それに対して「お!いいね~!」とか「惜しい!もうちょっとやね~」なんてやっていると、勝手に上手くなっていくのです。

つまり、コーチが子どもの手を取り足を取って時間をかけて教えることよりも、子どもたちが何度も泳げる環境(場所)とチャレンジしたくなる精神状況を作り出すことの方が、泳ぎを習得するスピードが上がるということです。

なので、このツイートに書かれたこの部分に対して、「わかる~」と思うわけです。

先生が勉強を教えても生徒の成績は伸びない

勉強する動機づけの方が1万倍くらい重要

 

それを前面に出せない理由

こうやってツイートに流れてきたりブログにも書いているわけですから、世の中には出ていることなのですが、これを前面に出している所は、あまり見かけません。

そりゃあ、コーチが見ているだけのスイミングスクールよりも、コーチが懇切丁寧に指導しているスイミングスクールの方が、子どもを通わせる保護者としてはわかりやすいですし、「同じお金を出すなら・・・」となって当然です。

ただ、長年やってきた水泳指導のプロからすれば、よく動き回っているけれど実は全体を見ていない、つまり「木を見て森を見ず」状態のコーチがダメなコーチであり、逆に、動きは最低限だけど全体を見ていて、ちょっとした子どもの変化を見逃さないコーチの方が上手いコーチなのですが、前述した理由から、それを前面に出すことは難しいのでしょうね。

あと、これは難しい話なので簡単に書きますが、自分はこの考え方に行き着くまでにそれなりに時間がかかりましたし、それを後輩に伝えるのにめちゃくちゃ苦労しています。というわけで、こういうやり方を理解したコーチや講師が少ないから、塾にしてもスイミングスクールにしても、このやり方を前面に出せないのかな?なんて思います。

 

「ヤラレター!」と思う理由

単純に「それ、俺も知っているのに~!」という感情です。

はい。

 

というわけで、今後もコーチの仕事がんばります!

 

でわ、股!!

 

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