東は北海道から西は沖縄まで、日本にスイミングスクールというモノが生まれて半世紀くらいですが、その間に日本全国に存在し、子どもの習い事ナンバーワンの座に、何年も居座っております。
で、その地域によって違いがあったり歴史によって違いがあったり、同じスイミングスクールでもいろいろ違いがあるのですが、その中でもひとつ、右か左か?というくらいパックリ分かれる違いがあります。
それが、水泳を教える人のことを、「コーチ」と呼ぶか「先生」と呼ぶか?です。
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「先生」派の考え方
これまでにスイミングスクール業界で30年近く働いてきて、最初のころは自分も「先生」と呼ばれていましたが、会社が呼称を統一する方針を打ち出し、それからは「先生」と呼ばなくなりました。
で、これは時代の影響が大きいと思うのですが、たとえ民間のスイミングスクールであっても、水泳を教える【指導者】という感覚が世間的にあり、そこから「先生」と呼ばれるようになったのでは?と思われます。
つまり、古くから営業しているスイミングスクールは、指導者のことを「先生」と呼ぶことが多いと思われます。
「コーチ」派の考え方
前述しましたが、自分がいた会社では指導者のことを「コーチ」と呼ぶことに決められていましたが、その理由は、コーチの語源に基づくそうです。
コーチの語源とは・・・
まず、どこかの国のコーチという町で四輪馬車が造られて、その四輪馬車が人を運ぶことから一緒に目的地に行くことが「コーチ」という言葉になり、指導者として教え子と一緒に成長していく、という意味を持つ「コーチ」となった。(諸説あり)
という具合で会社で学んだのですが、たぶんこれは後付けで、他のスイミングスクールとの差別化と、新しい会社であることをアピールするために「先生」をやめて「コーチ」にしたのでは?と、今となっては思います。
どっちでもいいけど・・・
どちらの派閥にもそれぞれ持論がありまして、その持論を盾に「先生だ!」「いやコーチだ!」と一歩も引きませんが、個人的にはどっちでもいいような気がします。
ただ、自分の場合は長い期間「コーチ」でやってきましたので、パッと出るのは「コーチ」ですが、別に「先生」でも、ある程度なれれば問題ないでしょう。(たぶん・・・)
ただ、同じスイミングスクールで、指導者によって「先生」と「コーチ」に違うのは、指導者ごとに覚える必要があるので、子どもにとってはメンドクサイでしょうね。
「さん」の時代が来るかもね
最初にも書きましたが、日本にスイミングスクールが出来たのが半世紀ほど前(1970年頃)で、実はまだまだ歴史が浅いのです。
なので、今後もっと世の中の流れに揉まれて変化していき、そのうち「さん」という呼び方が生まれて定着するかもしれません。
もちろん自分も生き残るために、そうなったらそうなったで、子どもに「ニシオカさん」と呼ばれるように順応していきたいと思います。
もちろん、そんな時代が来るまで、自分みたいなおっさんが雇ってもらえれば。の話ですけどね。
でわ、股!!
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