46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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長年スイミングスクールでコーチをやっていて、未だに嫌いなことのハナシ

19歳でアルバイトとしてスイミングスクールで働き始め、あと半年ちょっとで49歳なので30年、少しサバを読んでますがキリがいいので30年にしておきます。

それだけ長くやってきた水泳コーチの仕事ですが、未だに嫌いな仕事があります。

「進級テスト」「泳力認定」「チャレンジ週間」スイミングスクールによって呼び名は違いますが、要するに毎月(もしくは隔月)行われる、子どもの練習の成果を期間、もしくはイベント、これがどうにもダメなのです。

 

いつもはプールに入って水泳を教えるコーチも、このときはプールサイドから子どもの泳ぎをチェックして、進級基準をクリアできるかどうかを確かめます。

その後は子どもに合否を伝えたり、保護者に補足説明したりして、最後に結果入力などのデスクワークで終わるのですが、自分が進級テストが嫌いなのは、そういった作業的な理由ではなく、「進級テストの結果は、指導の結果」という考え方が染みついているからです。

 

まだ若手の頃、担当したクラスで10人中9人が合格して喜んでいたら、先輩コーチから「全員合格以外は喜ぶな」と叱られました。

その当時は若かったこともあり、「僻んでるんでしょ?」と意に介しませんでしたが、少しずつ時間をかけて、その言葉の意味がわかるようになりました。

要するにコーチの指導が上手ければ全員合格するけれど、ひとりでも不合格の子どもがいるならば、それは指導したコーチの能力が低いからで、プロとしては失格だということです。

そんな考え方を叩き込まれてきたので、進級テストのときは緊張します。もちろん子どもも緊張しているでしょうが、それと同じくらい緊張します。

主役は子どもであり、子どもの為のテストなのですが、ある意味コーチのテストでもあるのです。

だから嫌い。

というか自分が子どもなのかもしれませんね。

 

というわけで、(サバ読んで)30年水泳のコーチをやっていても、進級テストだけは緊張するから嫌いだ!という話でした。

 

でわ、股!!