4月も中旬となりました。
会社には新入社員が入り、そしてまだ1ヶ月も経っていないのに辞めていく時期です。
この時期になると思い出すのが、数年前に話題となった、ヨドバシカメラ人事部のブログの「新入社員が退職した。」という記事です。
(元記事がないので、全文が読めるNEVERまとめを貼っておきます)
細かい内容は読んで頂くとして、会社をわずか10日で辞めることになった新入社員に、共通で遊ぶオンラインゲームや学校で行うクラブ活動を引き合いに出し、物事の楽しさを知るには時間と経験が必要だと説く話です。
2014年に書かれた記事ですのでもう4年前となりますが、なぜか個人的に好きでこの時期になると思い出して探して読んでいます。
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今も変わらぬ・・・いや、もっと?
では2018年の現代はどうなっているかとネットで探してみると、このような記事が見つかりました。
こちらも詳細は本文を読んで頂くとして、会社を辞めるだけならまだしも、自分のミスを棚に上げ、上司に注意されたことを退職理由とし、さらにパワハラで300万円要求と、もう無茶苦茶になっています。
もちろんこういった例はほんの一部で、普通に真面目に働いている新入社員の方が多いとは思うのですが、前述したヨドバシカメラから4年でこれですから、この先どうなるのか?もっと無茶苦茶になっていくのでしょうかね。
ちょっとだけ自分の話を
自分はこれまで20年以上同じ会社に勤め、課長という役職をもらい、現場では責任者をしていました。
しかしいろいろあって会社を辞め、いまはその仕事を業務委託という形で請け負い、細々ながら稼いで生きています。
で、ちょうどこの記事を書いている間にも、昔の同僚から仕事の手伝いの相談が入りました。
それを「自慢!」と言いたいところですが、その実情は業界の深刻な人手不足を示しており、自分のようなおっさんに頼らないと現場が回らない状況になっているのが、その証拠だと思われます。
確かに自分がやっていたのがスイミングスクールのコーチという、ちょっと特殊な仕事であることも人材不足の要因でしょうが、若い人が続かない、そしてそれ以前に成り手がいない、というのがさらに大きな原因でしょうね。
新入社員に思うこと
もちろん自分もコーチの仕事の楽しさを知るまでに、かなりの時間と経験を要しましたし、半年間休みなしとか家に帰れない日が続くとか、上司が怖くて仕事が嫌になって心療内科に通うとか、そんな経験もしてきました。
でも、会社を辞めた今でも声がかかって仕事にありつけるのは、きっとその時間を過ごして経験を積んできたからだと思っています。
もし仮に、この文章を会社を辞めようとする新入社員が読んでいて、何か伝えることがあるならば、「人間、経験したことは本物の言葉で伝えることができる」ということです。
確かに上司に怒られるのは嫌だし誰も失敗はしたくないし恥もかきたくありません。しかしそれを経験した人が、翌年入ってくる新入社員に先輩として何か伝えるとき、その言葉は本物になります。
本を読んで覚えた知識や偉い人から学んだことも、決して間違っているわけではないのですが、実際に経験したことには勝てません。
本物の言葉だからこそ人が動くのであり、信用や信頼といった人間関係で大事なことを得ることができるのです。
それができなかったハリルホジッチ監督は・・・
と書いたものの・・・
考えてみれば時代は変わっていて、こういう考え方ではもう無理なのかもしれませんね。
申し訳ないですが自分は会社を辞めているので、仕事をするにしても自分が担当する分をこなせばいいだけで、かなり気楽になりました。
これが会社勤めを続けていて、トンデモ新入社員を相手にすることになっていればと思うと・・・現在も現場で奮闘する上司のみなさま、ご愁傷様です。
でわ、股!!
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