どうも、マスクド・ニシオカです。
先日このようなニュースがあったことを、ご存知でしょうか?
「キリンはビールを不味くしている」「だからアサヒに勝てないんだ」。そんな批判がネット上に広がった。
かつては販売量で圧倒的首位を独走したキリンビールだが、1990年代になってアサヒビールに抜かれ万年2位に甘んじている。首位を奪還すべく活動する営業マンのドキュメンタリーがテレビ放送されたのだが、そのシーンの中に、居酒屋内でビールを目の前に先輩からパワハラ紛いの叱責を受け、涙を流す一人の社員の姿があったため、「ビールのイメージが悪くなった」というのだ
キリンビール社員の飲み会映像に激しい反発 「だからアサヒに勝てない」とネットで非難轟轟 (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
まず最初に書いておきますが、自分はキリン派です。関西では多くの人がアサヒを選びますし、居酒屋に行けばスーパードライの方が多いです。それでも自分はキリン派です。
ですが、味にうるさくてキリンを選んでいるわけではありません。正直、味の違いはよくわからなくて、違いを感じたとしても、せいぜい1杯目だけでしょう。今回キリンが主力商品である一番絞りのリニューアルをしたということですが、飲んでみてもよくわかりませんでした。
実は身内にキリンの営業の偉いさんがいて、その身内のお兄ちゃんが好きでキリンを選んでいるようなものです。あとは「他がアサヒを選ぶなら、俺はキリンだ!」というオレは違うぜ!的な考え方も加味されています。
そんなキリン派の自分ですから、このニュースはかなり気になりました。ニュースではキリンが叩かれているようですが、実際の放送内容を見てみないのでなんともいえません。そこで映像を探してみると見つかりましたので、遅ればせながら見てみることにしました。
あまり大きな声では言えませんが・・・。
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放送された内容を簡単に説明
- キリンがアサヒに抜かれているので挽回したい
- シェアが厳しい関西地区での奮闘を追う
- 30代の営業担当にクローズアップする
- 逆にアサヒは独自路線(クラフトビール)で突き進む
- キリンの会議の様子が流れる
- 上司から、もともとの売上げ目標から下がった目標数字を指摘される
- 会議のあとに飲み屋で本当の会議が始まる、とナレーションが入る
- 女性スタッフも混じった5名ほどの宴席
- 以下のような上司からの言葉が続きます
- 「覚悟が足らん」
- 「10年後は俺たちの世代」
- 「今のまま 10年後になったら下の子がついてこない」
- 「できない やだ 知らない」
- 「そんなやつにリーダーやってほしくない だから厳しくしている」
- 「やってないねん お前どれだけやっとんねん やれや できるやろ」
- 涙を流す30代営業担当
- 笑顔で解散して終わり
簡単じゃなくてすみません。あと、何か抜けていたらすみません。
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放送に対するネットの意見
この放送を見た人からは、このような意見が出ているようです。
- 「こんな飲み会してるからキリンはアサヒに勝てんのや」
- 「麒麟一番搾りだろ、部下を搾ってどうすんだよ」
- 「ビール会社がビールを不味くするとか、本末転倒過ぎて そりゃ勝てませんわって感じですわw」
- 「飲み会は楽しい場ではありません、と見せつけたらいかんでしょ」
たぶん、本当の会議といわれた飲み屋でのシーンと、その前に行われた会議のシーンを取り上げているのだと思います。番組の意図としては、2位から這い上がるために努力しているキリンの姿を見せたかったのかもしれませんが、あらぬ方向にいってしまったようです。
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放送を見たおっさんの意見
まず最初に思ったのは、これで「厳しい」とか「絞られている」とか受け止められるんだ・・・と。別に厳しくすることや絞ることに賛成するつもりではありませんが、この程度でそう受け止められるなら、何をしてもそう受け止められるんだなぁ~と思います。
たとえ必要なこと、例えば社内で声をかけても、意地悪や嫌がらせだ!とか言われちゃうんでしょうね。そしてそんな人達が上司になって、部下に何が出来るのでしょうか?自分にはわかりません。
もちろん、放送されたモノが全てではなくて、問題の宴席でのシーンで、もっと激しく罵られているかもしれませんし、会議では怒号が飛んでいるかもしれません。そんな物はイメージダウンになるから放送できないし、撮られている方もやりません。お互い馬鹿ではないでしょうから。そこで放送しても大丈夫だと思った部分だけを編集して、これなら大丈夫だろう、共感してもらえるだろうと思って流してみたら、ダメでしたー!って感じなのでしょう。
本当に世知辛い世の中になりましたね。
実際に聞いた話
規模の差が月とスッポンほどありますが、このブログも不特定多数の方に読んでもらえる、という意味では他のメディアと同じです。そこで自分がつい最近体験した、キリンビールに関する話題をお届けしておきます。
先日、いきつけだったけれど店長が辞めたことで休んでいた居酒屋バーが、新しい店長を迎えて再オープンしました。そこで自分も久々に店を訪れて、他の常連客や、その店のオーナーとも再開して、店長不在の間の苦労話などを聞きながら飲んでいると、ひとりのお客さんが入ってきました。自分は見たことのない人でしたが、オーナーによるとキリンの社員だそうで、つい最近客として店に訪れたようです。
その店は開店当時からキリンでしたが、その客は営業担当でもなんでもなく、本当に偶然ふらっとやってきた客で、話しているうちにキリンの社員だということがわかったそうです。
そして、初めてやってきたその客は、ビールサーバーを見つけてオーナーと話しをし、2時間かけてサーバーの洗浄をしてくれたそうです。オーナーとしては再オープンに向けて、自分たちで洗浄をしていたのですが、やっぱりプロの目から見て汚れがあると判断し、洗浄と共にアドバイスをして帰っていったそうです。
オーナーとしては元からキリンを選んでいましたが、このことに感動して、今後もキリンで行くことを決意しました。
というハナシです。
もちろん、この話が本当のことかどうか、信じるかどうかはアナタ次第ですし、このキリン社員が偶然を装って、狙ってやったことかもしれません。それで印象操作だとかあざといとか思われるかもしれませんが、オーナーが感動して自分に熱く語ってくれたことは真実だとしか言いようがありません。
先日放送された番組は、あらぬ方向に行ってしまいましたが、この記事を読んだ方もそう思われるのでしょうか?ま、それ以前にそこまで届かないのでしょうけどね。
最後に
きっかけはこの記事を書くためですが、超ミーハー目線で身内のお兄ちゃんが出ないかな?と思いながら番組を見ていました。残念ながら現在は海外の担当をしているので、映ることはありませんでした。
そのお兄ちゃんとは年に数回会って、いつも仕事の話で盛り上がっていました。相手はキリンという大企業の営業の偉いさんで、こっちはちっぽけなスイミングスクールの責任者。規模は月とスッポン以上ですが、部下を持つ上司としては同じ立場です。
同じ部下を持つ上司として話を聞きたいのですが、やっぱり相手は大企業ですから、規模が違うと思ってしまいます。ただ、それならば大企業がどうやって仕事をしているのか?それが聞けるのが楽しくて、いつも質問をぶつけていました。
それに対するお兄ちゃんの答えはこんな感じです。
「会社の規模は関係ないよ、チーム規模になったら結局は同じだから」
「結局はどうやってビールを売るか?それだけ」
「自分で考えないと意味がない」
「上司に言われてやって成功しても、その部下の力にはならない」
で、お互い酔っ払ってくるとこうなります。
「オレにもわからね~んだよ~」
「とりあえず今日は飲もうぜ~」
で、それをお互いの嫁さんが冷たい目で見ながら・・・
「男ってバカよねぇ~」
というわけで、結局なんの話かわからなくなりましたが、自分は今後もキリンを選びますし、女性は強いなぁ~ということで、今回はお開きにしたいと思います。
それではみなさん一本締めで、よぉ~お、パン!
ありがとうございました~!
でわ、股!!
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