どうも、マスクド・ニシオカです。
「左ヒラメの右カレイ」とは、かつて自分が通った調理師専門学校で学んだ、ヒラメとカレイの見分け方ですが、海外ではその逆もあるそうで、実は間違った知識だそうです。
大阪あべの辻調理師専門学校!金返せ!
そんな(?)ヒラメが自宅で養殖が可能になるかも?というニュースを見ました。
畳1畳分のスペースがあれば、自宅で魚の養殖ができるようになった。しかも、高級魚のヒラメ。一獲千金となるのか。
どうやら畳1畳分のスペースに日曜大工でも作れるレベルの水槽で、最大150匹のヒラメを養殖可能になったそうです。
エサは1日1回で、稚魚から出荷までは約1年、水替えについてはペットショップでも買える人工海水をキレイにする循環システムがあって、基本的には水替えをしなくて済むそうです。
どれくらいの初期費用とランニングコストがかかるかわかりませんが、畳一畳のスペースで一攫千金が狙えるかもしれません。
ヒラメ1匹の取引価格がどれくらいかわかりませんが、適当に調べた結果1匹2,500円で売れるとして、畳一畳の水槽を100個用意してヒラメ15,000匹を育てて、全て売れれば3750万円也。
すでにどこかの企業は、目をつけているどころか始めているかもしれませんね。
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ヒラメの切りかたに注文をつける人のハナシ
ヒラメの養殖の話は枕であって本題ではありません。
居酒屋でヒラメの刺身を注文するときに、変わった注文をする上司(だった人)の話です。
その元上司はとにかく真面目な方で、仕事中に冗談なんて言わないし、平気で若いアルバイトを捕まえて小一時間説教をするような、とても仕事熱心な方でした。
ところが大の酒好きで、アルコールが1滴でも入ると人が変わり、陽気なおじさんに早変わりです。
自分も酒が好きで飲むと陽気になるほうですが、その人と一緒になったときだけは冷静になってしまうくらいのレベルです。
一度会社のパーティーみたいなのがあったとき、普段の真面目で堅物な姿しか知らない社長に対し、「しゃっちょさぁぁ~ん!飲んでるぅぅ?」と絡みだしたときは、部下として会場を逃げ出したくなりました。
で、そんな元上司と居酒屋に行ったときの話です。
すでに別の店で飲んで行き着いた居酒屋は、元上司の行きつけの店なので「注文はおれに任せろ」といわんばかりにメニューを独り占めします。
そこにいるメンバーのお腹の具合は腹八分目で、揚げ物とか粉モノとかお腹にスッシリくるものは避けたいのですが、元上司はいつもアッサリしたものを注文するので、たぶん大丈夫だろうと思いつつ、酒の入った元上司は何をしでかすかわからないというヒヤヒヤ感もありました。
そうやってみんなが注目する中、元上司が選んだのは刺身で、その中でもヒラメの薄造りをチョイスされました。
よかったと、誰もが心の中でつぶやいた次の瞬間、元上司は若い男性の店員さんに注文を付け加えます。
「兄ちゃん、ヒラメは厚く切ってや」
メニューにはハッキリと「ヒラメの薄造り」と書かれています。
ヒラメのコリコリとした食感を楽しむために、わざと薄造りで提供されているのでしょうが、それを全く無視して厚切りを要求したわけです。
その場にいた自分たちは爆笑となりましたが、若い男性店員さんの冷めた目だけは、今でも忘れられません。
最後に
ヒラメの厚切りを注文した元上司はいろいろあって会社を辞め、元上司の行きつけだった居酒屋もつぶれてしまいましたが、自分の記憶には「ヒラメ=厚切り」と残りました。
あれから十数年、結局ヒラメの厚切りを口にしていませんが、今回のような養殖が広まって、ヒラメが手軽に食卓に並ぶ日が来るのであれば、是非厚切りを試してみたいと思います。
でわ、股!!
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