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親子で市民プールに行って子どもが泳げるようになる方法

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親子で市民プールで出来る練習方法

ここでは、泳げないお子さんがお母さんかお父さんと一緒に近所のプールに行って泳げるようになる方法をお伝えしたいと思います。内容については出来るだけシンプルにお伝えしたいので、基本言葉で説明できる内容にします。

まず、泳ぐのに必要な条件はひとつだけです。

洗面所で顔が洗える』

これが出来れば必ず泳げるようになります。

泳げるようになる時間には差がある

これだけはしょうがないのですが、時間がかかるお子さんと、すぐ出来るおこさんがいて必ず差がつきます。ここではこういう方向で行けば泳げるようになると説明はしますが、どれくらいで出来るようになるかは明言しません。しかし、どれだけ時間がかかっても必ず泳げるようになりますので、あせらずに挑んでください。

基本的な考え方は、縦に泳ぐ(潜る)

大人が描く泳ぐというイメージは「縦」では無く「横」です。大人は「横」を泳ぐ「縦」を潜るとイメージするでしょう。しかし、最初から横にすると苦手な子どもは顔を浸けることと水平姿勢になってバランスを取るという二重苦になります。これを防ぐ為に最初は水平になることは無視してください。

縦に泳ぐ練習方法

ここではお子さんの年齢とプールの水深によって条件を分けます。

子どもの足が底に届く場合

  • 潜るのが怖い場合は口まで浸けてブクブクする
  • ある程度ブクブク出来たら、抱っこして一緒に潜る
  • 水に顔を浸けてプールの底に手をつけるようにする
  • それが出来たらお腹がつくように上から補助(軽く抑える)ようにする

子どもの足が底に届かない場合

  • 潜るのが怖い場合は口まで浸けてブクブクする
  • ある程度ブクブク出来たら、抱っこして一緒に潜る
  • プールサイドの壁を持って頭が入るまで潜る
  • プールの底に足が届くように手を離して、それを軽く抑えて潜る

ここまでの説明と注意点

お子さんが顔を浸けるには息を止める必要がありますが、これは本能的に出来るものです。よく無理やり潜らせたらトラウマになるのでは?と聞きますが、子どもは生まれる前から水(羊水)の中にいるのですから、トラウマよりも前に水の中にいた記憶があるので大丈夫です。

顔には無数の神経がありますから、水がまとわりつくことは慣れていないと凄く違和感のあることです。これは慣れたら問題ないので、何度も頭から水をぶっかけてください。嫌がるほうが普通と思っていいでしょう。そのうち慣れてきます。

最優先は潜ることです。子どもは足がつかないところは怖いと思っています。大人も同じでしょ?底なしののプールでは泳ぎたくありません。なので、潜って足が届いて手が底につくというのを実感させます。するとその部分の恐怖感を取り除くことが出来ます。深いプールの場合は壁際でいつでも壁があることで安心させます。

顔を上げて泳がせるのはダメ

すでに泳げるお子さんがビート板を持ってバタバタしたり浮き輪に捕まって進むのは問題ありません。しかし、泳げないお子さんがそれをやるといつまでも顔を浸けません。泳げる人は理解できますが、泳ぐときに顔を上げているほうが疲れます。顔を上げて平泳ぎをやる人がいますがアレは余計に疲れる泳ぎです。断言しますが顔を上げて泳げたって何の役にも立ちません。1ミリも前に進まなくていいですから潜れるようにしたほうがいいです。

プールの底まで潜れるようになったら

ここからは浅いプールと深いプールに分けます。

浅いプールの場合

  • 手と足が底についたら、顔を浸けた四つんばいになれるはず
  • 上から背中を軽く押したままで四つんばいで4足歩行する
  • お子さんが嫌がったらすぐ手を離して自分で上がってくる

深いプールの場合

  • 底に足が着いたら屈伸が出来る深さまで潜る
  • 潜ったら自分で底を蹴って上がってくる
  • 上がってくるときに斜めに進むようにする

ここまでの説明と注意点

プールが浅くても深くても考え方は以下のようにまとめられます。

  • まず潜れるようにする
  • 潜った状態で横’(斜め)に移動する
  • 苦しくなる前に自分で上がる

実は泳げるけど立てなくて溺れそうになるというお子さんがいます。特に普段浮き輪やビート板に頼っている子さんは水平姿勢から垂直姿勢、つまりうつ伏せから立つという行動が水中では出来ない場合があります。なので、しっかりと立つことを覚えてから横になった方が安全と言えます。

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水面より上に行けば沈んで、水面より下に行けば浮かぶ

大人が冷静に考えればわかりますが、水中では人間は浮かびます。肺に空気が入っていれば必ず浮かびます。しかし、水面より上に上がろうとすると沈みます。顔を上げているということはその時点で沈もうとしているのと同じことになります。

ここで大事なのは、お子さんがプールの底まで潜って上がってくるときに浮かぶという感覚が体でわかるようになってきます。ふわ~と浮かんでくる感覚は決して陸上では味わえない感覚なので、またやりたくなります。これがわかればしめたものです。

最後の仕上げ

ここでも浅いプールと深いプールに分けます。

浅いプールの場合

  • 四つんばいが平気で出来れば横移動の距離を伸ばす
  • 形はどうでもいいのでバタバタするようにする
  • この辺でだいたい泳げているはずです

深いプールの場合

  • 底を蹴って斜めに上がってくるときにバタバタをする
  • ここまで出来たら底まで潜らないで顔を浸けてバタバタする
  • この辺でだいたい泳げているはずです

『泳げる』の定義によって変わる

何が出来たら泳げていると言えるのか。これが『クロール』であれば先はまだ長いですし『溺れないで水中を進める』であればこれで泳げたことになります。ここから先はスイミングスクールに通って4種目を覚えるも良し、このまま親子でバタバタして遊んでいても構いません。あとは自分達で方向性を決めることが出来ます。

ここまでのまとめ

浅いプール

潜る=頭から水をかぶる⇒口まで⇒顔まで⇒頭まで

底まで=足をつく⇒手をつく⇒四つんばい

泳ぐ=四つんばいで水中を進む⇒バタバタをする

深いプール

潜る=頭から水をかぶる⇒口まで⇒顔まで⇒頭まで

底まで=壁を持って沈む⇒足をつくまで⇒手を離して

底を蹴る=足がつくだけ⇒ひざを曲げて⇒底を蹴る

泳ぐ=斜めに上がってくる⇒バタバタする

潜る為のアイデアグッズ

お子さんが潜るのを嫌がったり目標が必要な場合は、不要となったペットボトルにシールを貼るか色を塗って底のほうにいくつも穴を空けておけば、プールの底に沈むおもちゃにもなりますし目標としても使えます。また、低年齢のお子さんだったら、じょうろの変わりにして頭からシャワーも出来ます。ただ、基本は透明なのでしっかりと色をつけないと大人でも見失ってしまうのでご注意ください。

最後に

あくまでもここに書いたのはひとつの例です。必ずこうしなければいけないということではありません。しかし、元水泳のコーチとして親子でプールに来ていて教えているときに、あくまでも顔を上げたままで泳がせようとしているのを見て、なんとかして上げられないかと思って書き上げました。

なお、くれぐれもお子さんから目を離さないようにしてください。手は離しても目を離してはいけません。人間が溺れるときはあっという間です。決して過信しないようにしてください。

 

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でわ、股!!