46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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オレたちは会社に洗脳されていたのかも!と思った夜

どうも、マスクド・ニシオカです。

先日、以前一緒に仕事をしていた女性スタッフと、久しぶりに飲みに行きました。

彼女は自分が会社を辞めるときに、同じ現場で働いていた最後の部下で、彼女が会社に入ってきたときに、一番最初の現場の上司が自分、という関係になります。

もともと腰に爆弾を抱え、会社を辞めようと思っていた彼女は、会社の陰謀(?)によって、(彼女曰く)一緒に仕事をしたいと思っていた自分のところに転勤させられました。もちろん、そのあと彼女ではなく自分の方が会社を辞めるとは、会社は全く思っていなかったのでしょうけどね。

自分が会社を辞めることを、自分を慕っていた彼女に伝えるのは大変な作業でしたが、時間をかけて説明をして納得してもらいました。しかしその後、会社は責任者未経験の彼女を無理やり責任者に仕立て上げようとして、それに反発した彼女はヒートアップします。その熱は凄まじく、「ニシオカさんがいる間に、自分も会社を辞めます」と言い出しました。

自分が会社を辞める以上、それを否定することは出来ません。退職届の書き方から提出するときの注意点、会社との交渉のやり方などをレクチャーして、その後、彼女は腰が悪いことを前面に出して会社を辞めましたが、その後もアルバイトとして現場に残りました。

 

会社を辞めて1年無職でしたが、アルバイトとして現場復帰した元上司の自分

会社を辞めて、アルバイトとして現場に残った元部下の彼女

 

前置きが長くなりましたが、そんな2人が久しぶりにお酒を飲みました。連絡を取ったのは自分の方からで、きっかけは会社の人間がまたひとり辞めたことを知って、その真意を確かめるために会社の情報通である彼女に連絡したわけです。結局はその前に辞める本人に連絡が付いて、彼女の情報は無用となったのですが、勢いそのままに飲みに行くことになりました。

彼女は自分がアルバイトで仕事を再開したことを知らなかったので、それを発表する場にもなりました。昔、同じ現場で意見を戦わせていた上司と部下は、1年経ってアルバイトとなり、同じ立ち位置で意見を言いあえる関係になりました。

同じアルバイトでも現場どころか運営会社も違います。彼女の働く現場は自分もよく知る現場で、自分が元いた会社ですからどれくらいの待遇で働いているかはわかりますが、自分が働く現場は彼女からすると、同じ業界でありながら未知の世界であり、その辺の話をしていると、時間はどんどん過ぎていきます。

 

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そんな楽しい時間の最中にひとつの話題が上がりました。お互いアルバイトですから時給の話になったのですが、そのときに彼女がこんなセリフを口にします。

「昔、上司から「金のことでゴチャゴチャいうようになったら終わり」と言われていたので、自分がアルバイトになって時給について会社にどうこう言うのは気が引けます。」

ここいう上司とは自分のことではなく、別の上司で「このハゲーーー!」で世間を賑わせた議員センセイにそっくりな女性上司です。(その件についてはコチラの記事に)

もちろん自分も同じ会社にいたわけですから、その女性上司のことはよく知っていますし、自分も金でゴチャゴチャいう人間は好きではありませんから、彼女の言うことはわからなくもありません。

 

ただ、自分は会社にいるときからいろんな本を読んで、お金と働くことの価値観とか会社のあり方などをそれなりには学んできました。それにおっさんになったので、それもわかるけれどこんな考え方もある、という考え方ができるようにはなっています。同じアルバイトという立ち位置ですが、人生の先輩としてこんな話をしてみました。

「確かにお金でゴチャゴチャいうのは気が引けるけれど、オレたちは自分の持っている知識と経験、それと時間を提供する代わりに、お金をもらっているはず。だからそれに対して正当な金額をもらえるように交渉するのは間違っていないし、会社から否定されることもあってはいけないこと。だから理路整然と自信を持って交渉するべきだと思う。」

 

他の一般社員にはわからないと思いますが、昔から会社にいて裏の事情を知っている自分の目から見て、彼女に「金のことでゴチャゴチャいうようになったら終わり」と教えた女性上司は、相当お金にうるさい人です。

結婚した。家を買った。離婚した。家をもらう。けどローンは払いたくない。あくまでも噂話ですが、火のないところに煙は立ちません。

彼女と女性上司の関係は、彼女が会社を辞めるときにこじれてしまっていますが、まだアルバイトでも会社に残り女性上司と顔を合わす彼女には、この話はせずにおきました。ただ問題なのは、彼女がこのブログの存在を知っていて、これが読まれるかもしれないということ。

ま、いいか。

 

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女性上司が彼女に教えた「金のことでゴチャゴチャいうようになったら終わり」というのは、本来、「仕事に専念することが大事」ということの、尾びれとして付いた言葉かもしれません。自分たちがやっている、スイミングスクールの水泳のコーチの仕事は人の命を預かる仕事です。今でも年に数人は、どこかのスイミングスクールで命を落としています。お金のことを気にする暇があったら、もっと仕事のことを考えなさい。そういうことならわかります。

その本当に大切な部分は、彼女は十分理解しています。だからこそ、その大切な部分を理解しているからこそ、その分の対価を得ることは不当ではありませんし、胸を張って正当な金額を要求することができるはずです。

もちろん、会社がその考えを押し付けていたわけでもなく、受信側がそう受け止めただけなのですが、少なくとも同じ時期に会社にいた2人の人間が、「金のことでゴチャゴチャいうようになったら終わり」と認識していたことは事実です。そのときは気が付かなくて、後になって「そういえば・・・」というのが洗脳だとすると、自分たちはまんまと洗脳されていたことになりますね。

 

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楽しい時間は早く過ぎるもので、あっという間に閉店時間となりました。店員さんから先に会計を頼まれたので、今までと同じように自分が払おうとしましたが、彼女から「同じアルバイトなんですから」と言われて割り勘になりました。ただ、端数の数百円は彼女に払ってもらいました。

だって・・・彼女の方が時給が300円も高かったから・・・ 

 

でわ、股!!

 

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