「ザ・シーク」と「ホセ・ムヒカ」と「尾畠 春夫」のハナシ

ザ・シーク

画像はこちらのサイトから引用させて頂きました。

アラブ人ギミックの狂乱系ヒールとして一時代を築き、日本では「アラビアの怪人」の異名を持つ。

NWAデトロイト地区のプロモーターとしても活躍し、「デトロイトの帝王」とも呼ばれた。

「シーク（首長）」の名を冠したプロレスラーは数多く存在するため、本国アメリカでは尊敬の意味も込め、ジ・オリジナル・シーク（The Original Sheik）とも呼ばれる。

晩年はハードコア・レスリングのオリジネーターの1人として再評価されていた。

ザ・シーク - Wikipedia

昔からプロレスを観てきた人にとっては、「テリーファンクを血だるまにして、そのTV中継を観たおばあさんが失神した」という伝説の張本人であり、その後は大仁田 厚とのファイヤーデスマッチで、リングの周りに設置した火が燃え過ぎて酸欠状態（計算外）となり、レフェリーも大仁田も場外に逃げ惑う中、ひとりリングに残るパフォーマンスを見せた、プロ魂あふれるレスラーです。

伝説の大流血戦 ブッチャー＆シーク vs ザ・ファンクス - YouTube

ファイヤーデスマッチ失敗 - ニコニコ動画

このように、プロレスラーとしては極悪非道なイメージのあるザ･シークですが、wikiにも書かれていない、人として素晴らしいエピソードを自分は知っています。

彼には甥がいて、その甥がプロレスラーを志願しますが、体が小さいことなどから取り合いませんでした。しかし熱意に根負けした彼はコーチを引き受け、指導を受けた甥は、その後サブゥーという名レスラーに成長しました。

そのサブゥーが、伯父であるザ・シークから受けた教えをインタビューで回想することがあり、このようなことを述べています。

「人のためにしたことは忘れる。人にしてもらったことは忘れない。」

カッコイイ！

プロレススーパースター列伝 vol.5 ザ・シーク&ドン・カーチス [DVD]

ホセ・ムヒカ

画像はこちらのサイトから引用させて頂きました。

ウルグアイの政治家。

2009年11月の大統領選挙に当選し、2010年3月1日より2015年2月末までウルグアイの第40代大統領を務めた。バスク系ウルグアイ人。

愛称はエル・ペペ。報酬の大部分を財団に寄付し、月1000ドル強で生活している。その質素な暮らしから「世界で最も貧しい大統領」としても知られている。

ホセ・ムヒカ - Wikipedia

人間の欲とは恐ろしいもので、それまでは贅沢だと思っていた生活も、いつの間にか当たり前になり、それ以上の生活を望むようになるそうです。

もちろん生きていくために必要なモノやお金がなければ死んでしまいますので、完全に無の状態になることはできませんが、それでも必要以上に欲することは、本当は貧しいことだというのがホセ・ムヒカの教えだと思っています。

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

世界でいちばん貧しいムヒカ大統領によるリオ会議（Rio+20）スピーチ - YouTube

カッコイイ！

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

尾畠 春夫

画像はこちらから引用させて頂きました。

元魚屋さんで、ボランティア界の師匠的存在。

山口県で行方不明となっていた2歳男児を発見し、一気に世間の注目の的となり、「国民栄誉賞候補か？」と騒がれるほどの賞賛の嵐を受ける。

ﾏｽｸﾄﾞﾍﾟﾃﾞｨｱ

ザ・シークもホセ・ムヒカも尊敬する人ですが、どこか遠い「本当に実在する（した）人？」と思わせる存在でした。

もちろん、この尾畠さんも自分なんて人間からすると遠く離れた存在なのですが、それでも前述した2人よりも近くて、日本人も捨てたモノじゃない！と思わせてくれます。

山口県の2歳児を発見して世間の注目の的になって、それに乗っかって殺到するメディアにはちょっとどうか？と思いますが、それを「来るモノは拒まず」と全て対応するのもカッコイイし、助けた2歳児の祖父からのお礼を全て断り、「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」といつも思っていないと言えないセリフをスラスラと口にするのもカッコイイし、キャスターの小倉さんから「年金だけでのボランティア活動は大変でしょう？」と聞かれて、「お金はいるだけあったらいいです。余分にいらないですから。」と平然と答えるのもカッコイイ。

こういう人のことカッコイイと思う自分は、腐るほどお金を稼いで綺麗な女優さんとお付き合いしていることを自慢するひけらかす人のことはカッコイイと思いませんし、税金をたくさん納めてくれる人、くらいにしか思いません。

余計なお世話でスミマセンが･･･

今、ZOZOTOWNは何を考えているのか？

というわけで、個人的に「ザ・シーク」と「ホセ・ムヒカ」と「尾畠 春夫」の3人が並んだ、というお話でした。

でわ、股！！

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