どうも、マスクド・ニシオカです。
46歳で20年以上勤めた会社を辞めて、再就職もせずにブログを書いている自分は、少しでも収入を得るためにメルカリで身の回りの物を売っています。
最初はゲームソフトを商品登録してポツポツ売れて、音楽CDは登録してもほとんど売れなくて、次に売れているのが本なのですが、売れる本のジャンルも様々で、その中でもプロレスに関する本がポツポツと売れています。
プロレスに興味がない人にとっては、プロレス関連の本はさらに興味のない物ですが、プロレス好きにとってはたまらない物であり、自分もプロレス好きなので、プロレス関連の本がメルカリで売れるのもなんだかわかる気持ちがします。
そんなプロレス関連の本が、また一冊メルカリで売れました。
ザ・グレート・カブキ
最近のプロレスファンには誰それ?でしょうが、オールドファンにとってはプロレス界の生き字引のひとりであり、日本人でありながらアメリカで成功したプロレスラーのひとりであり、グレート・ムタのお父さん(というギミック)であります。
ガキの頃の自分は基本的に新日派でしたが、それでもグレート・カブキ(その頃は「ザ」の存在を知らず)には「すごいプロレスラーが現れた!」となったものです。
もちろん口から毒霧を吹くのとヌンチャク、アッパーカットとトラーズキックは、友達とのプロレスごっこの舞台で誰がそれらを使うか取り合いになり、スイミングスクールに通っていた自分は泳ぎの練習なんてしないで、口にプールの水を含んでいかにカッコ良く吹くことができるか練習し、当時のコーチによく怒られていました。
下記リンクはザ・グレート・カブキが逆輸入という形で初来日したときの試合動画です。残念ながら試合が始まるときにしか毒霧を吹いていませんし、相手が弱くてあっという間の試合ですが、観客にファンの声援や試合が終わるときには「あぁ~」という残念な声も聞こえてきます。それだけファンの期待が高かったのでしょう。
【全日本プロレス】 ザ・グレート・カブキ 初来日 VS ボブ・デュラン - YouTube
さらにコチラの動画は、グレート・ムタとの親子対決の動画です。少し画像が悪いですが、カブキの額が割れてそこから血がピューっと吹き出ています。これは自伝本にも書かれていますが、過去に海外でブルーザーブロディと対戦したときに偶然発見したことで、きっとムタと打ち合わせをしての演出でしょうが、当時はそんなこと知る由もなく、実際に血が吹き出るのを目の当たりにしたファンは、そうとう驚いたでしょうね。
プロレス グレート・カブキ VS グレート・ムタ by wxyz スポーツ/動画 - ニコニコ動画
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あの頃のプロレス界
プロレスラーの自伝本はいくつもあり、有名なプロレスラーの書いた本はたくさんありますが、当然ながら自分に都合のよい解釈で書かれていて、もう一方の意見については書かれていません。
アントニオ猪木やジャイアント馬場といった日本のプロレス界を背負った人が書いた本にも、当時のプロレス界のことが書かれていますが、当然あの2人が自分にとって都合のよい話しか書かれていません。
ザ・グレート・カブキがプロレス界に入ったのは、あの力道山が亡くなったすぐ後で、プロレス界に激震が走ったころでした。その当時なにがあったのか?この本はあくまでも自伝であり、歴史を振り返る本ではありませんが、その当時暗躍した人の名前がバンバン出てきますので、プロレスの裏側を知ることができます。
プロレスの裏側を知るのに個人的にオススメなのが、この本にも登場する、ミスター・ヒト(安達 勝治)が書いた「クマと闘ったヒト」という本で、コチラもアメリカを拠点としていた日本人プロレスラーの話です。
ジャイアント馬場とザ・グレート・カブキ
この本の中では、ザ・グレート・カブキがジャイアント馬場に対することがいろいろ書かれていますが、これが本当の話かどうかはさておき、あまりにも手厳しく書かれています。
例えば、ジャイアント馬場が海外から帰国する際に、ザ・グレート・カブキのニーパットを借りて、そこに金の延べ棒を隠して輸入した話や、全日本の若い選手のコーチをしているのにジャイアント馬場から「ギャラ100円上げてやったぞ」としかいわれなかった話や、全日本プロレスから選手が大量離脱したとき、残って欲しい馬場はカブキに大金を渡したけれど、その後カブキが全日本を去ることになったときに「じゃあ、あの金は返せ」といわれた話など、これでも抑えているのでしょうが、「とにかく馬場さんは金の亡者なんだよ!」といわんばかりのエピソードがちりばめられています。
昔からプロレスを見ているファンにとっては、この辺はたまらなくおもしろい話です。
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ごめんなさい発送が遅れました
この本を買ったのがいつだったかは忘れましたが、昨日メルカリで売れました。売れたことに気が付いたので、本を梱包して近所のファミリーマートに行って、発送をしないといけないのですが、なんだかこの本と別れるのが辛くて、あわてて再読してブログの記事にして、これで思い残すことなく売りに出せます。
買ってくださった方には、たった1日ですが発送が送れて申し訳ないのですが、この本にはそれだけの魅力があるということで、この本と出会えてよかったと思います。
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もし、当時熱狂されたプロレスファンでジャイアント馬場の良い面しか知らない人、お金と時間に余裕があれば是非読んでみてください。めちゃめちゃおもしろい本です。
残念ながら自分の本はメルカリで売れてしまいましたが、きっとどこかで買えるはずです。
でわ、股!! ブシュー!
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プロレスについて、いろいろ書いています。