どうも、マスクド・ニシオカです。
スイミングスクールで水泳のコーチとして働いていると、たまにご褒美をもらえます。
担当したばかりの小さな男の子から、「ありがとう」と書かれたお礼の手紙。大きな顔がニシオカコーチで、小さな顔が本人だそうです。
これまで30年近くスイミングスクールで働いてきましたから、このようなお礼の手紙やプレゼントは何度も貰ってきました。ただ、今回の場合はまだ勤務を始めて3ヶ月にも満たない現場で、どこの誰ともわからない自分に対して貰えたものですから、いつもよりも嬉しく感じます。こちらこそありがとう、なのです。
しかし、がんばって仕事をしてきたのですが、9月の仕事はなくなりました。手紙を貰った小さな男の子の担当も外れることになりました。しかも、8月働いた分の給与が支払われないかもしれないという事態に陥っております。
なぜ、そんな事態になったのか、全ては大人の事情です。
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オーナーと提携会社の関係
関係各所に迷惑はかけられないので詳しいことは書きませんが、自分がアルバイトとし勤めているスイミングスクールは、運営するオーナーがいて、提携している会社があります。オーナーと提携会社の契約の詳細は自分も知りませんが、簡単にいえば社員スタッフの給与は提携会社が払い、アルバイトスタッフの給与はオーナーが払うという決まりがあります。
自分がこの現場で働くきっかけは、社員スタッフが急に働けなくなったことで穴が空いいたことです。その穴埋めをするために、提携会社に勤める責任者が、昔の仕事仲間である自分に緊急招集をかけ、それに応じたのが6月の中旬の話です。
なので、最初は提携会社から給与を貰うスタッフとして働いていました。
しかし、提携会社が新たに社員スタッフを雇って、現場に派遣することを決めました。となると提携会社としては、自分を雇っておく、余分な給与を払う必要はなくなりました。ただ、現場としては経験豊富で自由が利くスタッフ(自画自賛?)にいてもらう方が得策と考えました。
そこで、自分の契約先を提携会社からオーナーに移行することにしました。
(たぶん不要な説明図)
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上のほうで話がこじれる
スムーズに話が進めば、上図のように自分の給与の払い先が変わるだけで、仕事は続けられるはずなのですが、上のほうで話がこじれました。これまた詳しくは書きませんが、オーナーとしては自分を雇うことにストップをかけている状況です。ちゃんと面接もしたのですけどねぇ~。
つまり、現場では既に実際に働いているのですが、働いた分の給与が払われる保証がどこにもない状況で時間だけが進んでいるわけです。あくまでもオーナーと提携会社の話なので自分はまな板の上の鯉であり、口出しすることも出来ません。
もちろん、昔の仕事仲間であり自分に声をかけた責任者は、この様な状況に陥ったことに責任を感じて、自腹で払うと申し出てくれました。ただ、高額になるとそれもできないので、月の途中ですが勤務時間を減らす提案をしてきました。
普通に考えればタダ働きになるかもしれないわけですから、勤務時間を減らすどころか即ストップして、それまで働いた分をキッチリ払ってもらう交渉をするべきかもしれません。ただ、自分はそう考えられなくて・・・。
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どこを見て仕事をしていますか?
今回の話の概要を聞いていると、誰もお客さん、つまり子どものことを考えていません。オーナーさんと提携会社がどういう考えで会社運営をされているのかわかりませんが、少なくともお客さんの方を見ているとは思いませんし、そう言われても信じません。
ですが、自分もおっさんですから、大人の事情は理解しています。オーナーと提携会社も儲けることができなければ存続維持することができず、慈善事業でやっているわけではありません。だから、顧客主義なんてことを言っていても、細かいことは仕方がないで済ませることになります。それが普通でしょう。
ただ、自分はそういうのが嫌で会社を辞めちゃった、考えの甘い人間です。なので、この状況でも上の方で話がこじれることで、お客さんに迷惑がかかることは嫌なことだと感じます。
なので、せめて月の途中でコーチが変わることは避け、たとえ無給となっても月の最後まで仕事をすると宣言し、さらに自分で選択したことだから、そのことに関してあとでゴチャゴチャ言わないことを、口頭ではありますが責任者と確認しました。
こんな人間がいてもいいよね
無計画に会社を辞めて再就職もせず1年が経過し、失業保険の支払いも終わって、純粋な収入はこのブログによる僅かな金額しかありません。フルで働く嫁さんがいて子どもがいなくて、持ち家があってローンがないとはいえ、今後の人生を考えれば少しでも蓄えは必要で、仕事があるにこしたことはないのでしょう。
自分がやったことは美談に思えるかもしれませんが、たぶん、馬鹿な行動です。もし、同じような状況にいる方にはオススメしません。ちゃんと給与を払ってもらえるようにすることをオススメします。
ただ、最初に書いた小さな子どもから貰ったお礼の手紙がね。心に沁みるのですよ。タイミング的には無給になるかもしれないけどOKだ!と責任者と話し合いをした数日後にもらったお礼の手紙がね。自分がやっていることは間違っていなかった、と思わせてくれるのですよ。
でも、馬鹿ですけどね。
さぁ!10月はどうなる!
今後のことについて決まっているのは9月のことだけで、10月からはわかりません。これまた別の大人の事情で10月からスタッフが少なくなるので、責任者からは復帰してもらいたいと言われていますが、9月の間にこじれた話がほぐれなければ同じことになるでしょう。
のん気な事をいっている場合ではありませんが、とりあえずこれで会社を辞めて1年経って現場復帰しても、ちゃんと仕事をこなすことが出来るということがわかった、と思うことにしました。なので無駄ではなかったのでしょう。
こんな自分を雇ってくれるスイミングスクールがあるかどうかわかりませんが、いざとなったら他のスイミングスクールに売り込みに行って、また子どもからお礼の手紙を書いてもらえるようにするだけです。
というわけで9月は完全無職になりましたので、このブログもこれまで以上に書き続けてまいります。あっと驚くほどの駄文ばかりのブログではございますが、今後もよろしくお願い致します。
でわ、股!!
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