46歳で退職してブロガーになってみた

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辞めた会社の社員旅行を巡るやりとりに見るもろもろのハナシ

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どうも、マスクド・ニシオカです。

辞めた会社の元同僚から、「もしかすると、社員旅行がなくなるかも」という話を聞きました。

たぶん最近の若い方には「当然だろ!ってまだやってんの?」となるかもしれませんし、もちろん辞めた会社ですから、自分にはもう関係のないことなのですが、なぜそうなったのか?は気になります。

あくまでも「もしかして・・・」レベルの話であり、確定ではないのですが、そのいきさつを聞いて「やっぱり会社を辞めてよかった」となりました。

 

一度は倒産した会社

自分の辞めた会社は、もともとあった会社が倒産したところから始まります。

社員100人くらいの中小企業だった元の会社は、資金繰りが上手く立ち行かなくなって負債を抱えて倒産しましたが、現場レベルでは黒字だったので、残った社員の偉い人たちが新しい会社を興しました。

当然そこにいる社員は全員倒産を経験したことになりますので、「もう倒産はイヤだ!」という意気込みで、会社を守るという目標にみんなが一枚岩になって盛り上がっていました。

 

一枚岩化する社員

元の会社では資金繰りの悪さから、社員の上の方から順に給料遅配という現象が起きていましたので、会社が新しくなってもそれは続くのでは?と思われました。

ところが給料だけでなく、ボーナスまで支給されるようになりました。

その金額は決して多くないのですが、それまでゼロやマイナスだったのが、少しでもプラスになれば当然社員の士気は高まり、さらに一枚岩化が進みます。

 

そこに社員旅行という燃料投下

そこに社員旅行が行われることになりました。

もちろん社員全員が「わぁーい!!」というわけではなかったのですが、そこに行き着くまでの経緯と、すでに一枚岩化されていること、さらに20年前という時代背景もあり、その当時は社員旅行がとても楽しみなものでした。

いくつもの現場に分かれて働く社員が一堂に会して酒と料理を楽しみ、あっちでは若手が集まってバカ話に花を咲かせ、こっちでは偉い人たちが夢を語り、どこかに消えた男女社員はチョメチョメに励み、それはそれは楽しい社員旅行でした。

 

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時代は変わりました

ここまでは20年以上前の昔話です。

しかし現代は「社員旅行に行くくらいなら会社を辞める」と真顔で言い出す社員がいる時代です。

以前このブログで何度か社員旅行について触れたことがありますが、こんな場末のブログにでさえ「社員旅行反対!」の矢が飛んできたときには大変驚きました。

 

社員旅行が嫌な人の言い分

自分がまだ会社にいるときにも、そういう声がチラホラと上がっているのは知っていました。

ただでさえ休みが少ないのに、その休みを削ってまで開催される社員旅行に、反対意見が出るのは当然でしょう。

しかも自分が会社を辞める直前には、社員旅行の費用を、少ない金額ではありますが、給料から積み立てすることになり、さらに反感を喰らうのは、いくら会社の台所事情があるといっても、結局は自業自得です。

 

社員はバカじゃない

「じゃあ腹が立つから文句を言うぜ!」というような、おバカな社員はいません。

いくら文句をいっても会社は株主のモノですから、ひたすら波風を立てないようにします。

「本当は行きたいのですが・・・」

「楽しみにしていたのですが・・・」

「お客さんに迷惑はかけられないので・・・」

まともにぶつかって会社から消されるのは困りますから、下手なことは口にしません。「本当は社員旅行に参加したい」という空気を漂わせつつ、波風が立たないような理由を考え、その場を乗り切ろうとします。

 

じゃあ近場にすれば?

当然、自分が会社を辞めた後もその声が流れていて、久々に会った元同僚から聞いたのも最近の話です。

その声が会社の上層部のどこまで届いているかわかりませんが、上の方から聞こえてきたが、「じゃあ近場で社員旅行をすれば?」だそうです。

つまり、「社員旅行に参加できないというのであれば、せめて夜の宴会だけでも来れるすれば、全員集まれるだろう」という考えたみたいです。

 

違うでしょ?

この話を元同僚から聞いた途端、「ちーがーうーだーろー」となりました。

いまの社員が何を考えているのか?本当のところはわかりませんが、問題の根本がズレているような気がします。

社員とすれば「休み=自分の時間」を守りたくて社員旅行に参加したくないのに、偉い人は「参加できない=距離の問題」となってしまっているからおかしくなっています。

そのズレに気がついている偉い人もいるとは思うのですが、それを口にすれば自分に火の子がかかるので決して自らは口にせず、誰かがババを踏んで口にして、一番偉い人がどんな反応をするのかを、じっと待っているのです。

嗚呼、自己保身自己保身・・・

 

本当に社員旅行をやりたいなら

まだ今でも社員のことを考えて社員旅行をしたいなら、一番文句を言っている社員を捕まえて、どうしたらいいか?聞いてみるべきです。

もちろんこんなご時勢ですから、「社員旅行なんて・・・」という社員もいるでしょう。

それでも、「それならどうすれば?」と食い下がるべきです。

そこにはきっと、社員が抱える不満や問題点が詰まっているはずです。

偉い人にお伺いを立てたって、社員が本当に何を考えているかなんてわかりません。

社員旅行くらい、その権限を若い人に任せてみてはいかがでしょうかね?

『社員が社員旅行に参加したがる会社』って、自分はかっこいいと思います。

もちろんかっこいいだけではメシは食えませんから、儲かることが重要です。

でも自分が知る限り、かっこよくて儲かっている会社はたくさんあります。

少なくとも、自分がいた会社も最初はそうでしたから。

なので、そうじゃなくなった会社を、いくら収入がなくなったとしても、辞めてよかったと思います。

 

でわ、股!!

 

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