46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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まだあった!辞めた会社の思い出(黒歴史?)『リサイクルショップ白雪姫』のハナシ

このブログのスタートは、3年ほど前に会社を辞めるところから始まります。

www.maskednishioka.com

(本当のスタートは下記のブログなのですが・・・)

2016/4/12 退職届を出してみる|退職するまで|46歳で退職してみる

 

それまで好きだった会社が、儲かって規模が大きくなるにしたがって変わってしまい、それまで大事にされていたモノが蔑ろ(ないがしろ)にされているように感じ、それを何とか出来ないかと、無い知恵を絞ったもののどうにも出来なかったので、スッパリ辞めてしまいました。

で、その恨み辛みじゃないけれど、会社で経験した、『あること無いこと』のあることの方を、このブログで書き殴ってまいりました。

しかし、それを3年も続けていればさすがにネタが尽きてきて、頭の良い人(でも心の無い人)であれば、『あること無いこと』の無いことを書いてブログを盛り上げれたのかもしれませんが、自分にはその勇気もセンスもなく、辞めた会社の話題は次第に書かなくなりました。

ところが、先日嫁さんと朝ゴハンを食べながらTVを観ていると、そこには「儲かるリサイクルショップ」みたいな内容が映っていて、それを観た嫁さんが、「そういえば、アナタがいた会社も一時期やっていなかった?」と言い出しました。

そのひと言に記憶が蘇り、「まだ書くことがあった!」となりましたので、書いてみます。

 

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そもそもは一度倒産した会社

自分が勤めていた会社は、一度倒産した会社です。

そもそもは、関西ではそこそこ有名なスイミングスクールなどのスポーツ施設を運営する会社でしたが、その会社の偉い人たちのどんぶり勘定か何かで億単位の負債を抱えて倒産してしまいます。

余談ですが、倒産したことが朝刊に載っていたのを父親が見つけ、「オイ!大丈夫なんか!」と声を荒げたのは良い思い出です。

しかし、現場にはちゃんとお客さんがいて、毎月現金(銀行振り込み含む)で売上げが入る仕組みでしたので、現場レベルでいえば(ちゃんとすれば)経営が続けられる状況でした。

そこで現場責任者が集まって話し合い、そのまま経営を続けるための方法として新会社の設立を決め、各現場のオーナーさんと再契約などをして、現場で働く社員をそのまま雇い入れる形で再出発をします。

その再出発した会社が、自分が辞めた会社であり、その再出発のときの「貧乏だったけれど一枚岩」なのを知っているからこそ、それが儲かるようになった変わってしまったことに嫌気が差して、会社を辞めたわけです。

 

新たな事業展開を望む会社

これは大人になった今だと理解できるのですが、会社というのは「儲かったら新規事業に手を出したがるもの」で、自分が辞めた会社もそうでした。

で、社員対象に「会社から100万円出資するから、何かやってみたいことはないか?」というメッセージが発表され、当時(今も?)体は大人でも頭は幼稚園児だった自分なんかは「プロレスラーを呼んで興行をしたい!」とか、酒が好きという理由だけで「日本酒を造って売ろう!」とか、ワケのわからないことを言ってました。

もちろんそんな意見が採用されることは無く、人生経験豊富な女性社員の方が提出した、「リサイクルショップの出店」という至極まともな意見が採用されました。

 

リサイクルショップ「白雪姫」

そこから話はトントンと進み、本当にリサイクルショップ「白雪姫」がオープンします。

もちろん出資するのは会社ですから、会社の偉いさんからの口出しはあるのですが、それを跳ね返すほどの人生経験(夜のお店の雇われママとして、ヤ〇ザと対等に渡り合ったとか・・・)とキレる頭の持ち主でしたので、ほぼ、その女性社員の思い描いたとおりのリサイクルショップとなりました。

あ、「なぜ白雪姫なの?」については、その経験豊富な女性社員の方の憧れであり、誰がどう見ても、見た目とは無関係です。

 

毒を吐く「白雪姫」

さて、ここでリサイクルショップ「白雪姫」の運営の仕組みを紹介しましょう。

  • 社員から商品を仕入れる
  • それを売る
  • 売った金でさらに仕入れる

確かに会社から100万円の出資がありましたが、そもそも「商品の仕入れ」は含まれていなかったのか?、「店舗を借りて改装して使い切った」からなのか?その辺の詳しいことは知りませんが、確実に、社員は協力という形で売れそうなモノの提供を迫られ、うちも結婚式でもらったカップなどを差し出しました。(このことがあったので、嫁さんが覚えているわけです)

で、問題は「提供したモノの値段」で、本来であれば提供する側が設定して、売れた場合はそこから手数料などを差し引きして社員に渡されるのでしょうが、その部分に謎のオブラートがかかっており、そのオブラートにはうっすらと「タダデヨコセ」と書いてあります。

で、その文字に気付いた自分たちは値段を設定せず、「売れてもお金は不要です」と値段を設定しなかったのですが、中にはオブラートに書かれた文字に気付かず、いや、気付いているからこそなのかもしれませんが、ちゃんと値段をつけて提供した社員がいました。

さぁ、ここで白雪姫が、こんな毒を吐いたという噂が流れてきます。

「本当に値段を付けるの?」

その毒の影響は凄まじく、値段を付けた社員が厳しい目に晒されたとか・・・

あくまでも風の噂ですが、その人生経験豊富な女性社員こと白雪姫ならやりかねないなぁ~と、社員の間に広まりました。

 

20年近く前の話なので最近の社員は知らない

その後、リサイクルショップ「白雪姫」がどうなったか?

かなり順調に経営をしていたようですが、突然終焉を迎えます。

社員への説明として「店舗の入るビルが壊されることになったから」というのが伝わってきましたが、それを信じる社員は多くはなかったでしょう。

そして、これは会社の黒歴史として闇に葬られ、現在いる若手社員などは絶対に知らないはずです。

もしアナタが現在あの会社の方で、詳しいことを知りたければ、それを知っているのは・・・会長、ですが聞きにくいでしょうから、総務部長のYさんに「昔、リサイクルショップをやったことがあるのですか?」と聞いてみれば、たぶん教えてくれるでしょう。

ただし、話の出所だけはご内密に・・・。

そして、本社には白雪姫の子孫がいますので、背後には十分お気をつけください。

 

でわ、股!!

 

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