46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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入社希望者への会社の説明と現場の真実が違いすぎるハナシ

どうも、マスクド・ニシオカです。

会社を辞めてから1年と少し経過しました。

会社を辞めることを決めてから書き始めたこのブログのことを、近しい人には伝えています。

なので、もしかすると会社の偉い人も読んでいるかもしれません。

社長も部長もお元気でしょうか?

ボクは相変わらずです。

 

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もう会社を辞めて1年以上も経つわけですから、会社のことをとやかく書く事はないか(もしくはネタ切れ)と思っていたのですが、このような記事を読み、再燃してしまいました。

店舗の営業時間が長く、長時間労働が常態化で人手不足となっている飲食業。時間給を上げて人を確保しても、過剰な労働が原因ですぐに辞めてしまう。今回は社長がお気に入りのバイト学生に、非番でも出勤させようとストーカー行為に走ったために、警察沙汰になった事例を紹介したい。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171212-00152582-diamond-bus_all

時間のある方は記事を読んでもらえればいいのですが、かいつまんで説明すると、飲食店を運営する店長が、人手不足に困って弱気で有能なアルバイトを、ストーカー行為に近いところまで追い込んでしまったけれど、友人の社労士の助言で改心して、人の大切さに気が付いた。というハッピーエンドな内容です。

これを読んだ自分は純粋に「そんな上手いこといく?」と思いましたが、あくまでも事例なので嘘というわけでもないのでしょう。

 

さて、これを読んだ自分が、自分の経験で思い出したことがありました。

それは「会社が嘘の説明を入社希望者にしていて、めちゃくちゃ腹が立った!」という話です。

何を馬鹿な・・・と思われるでしょうが、よければ最後までお付き合いください。

 

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会社の新入社員への説明

会社が入社希望の人に、どのような説明をしているかハッキリとはわかりません。

しかし、入社してきた新しい社員が現場に配属されて、現場責任者から受ける説明を聞いて顔色が変わるのを見て、なんとなくわかります。

つまり会社の説明では、ちゃんと休みがあって、勤務時間も決められていて、簡単な仕事からやっていって、などというキラキラしたイメージの説明を受けているのでしょうが、実際に現場に立ってみれば「何?このギャップ・・・」と顔に書いてあるわけです。

もちろんちゃんと休みを取れるようにしたり、決まった時間で帰れるようにして、できる仕事からやってもらうようにしますが、それをするため、つまり新しくきた人のために他のアルバイトの休みがなかったり、他の社員が朝から晩まで仕事に追われていたり、賢い人になればなるほど早い段階で「いつか自分もこうなる・・・」と気が付きます。

 

実際、自分が会社を辞める直前にも、会社が「これは即戦力になる!」と採用した社員が、現場に配属初日に責任者の説明を聞いて、その日の内に「辞めます」と言った人がいたそうです。(無断で辞めずに、ちゃんと言うだけこの人はまともだった・・・)

で、確かにその現場責任者が行った説明が直球すぎて、「そりゃきてすぐの人には受け止めれんだろう」というような・・・具体的にいうと来てすぐの社員に「はい、次の休みは1ヵ月後です」みたいなことを言えば辞めるだろう・・・となるのですが、現場の現状がそういう状況で、会社から「即戦力になる」と聞いていればそうなるのも仕方がないと思いました。

 

会社の現状を入社希望者に説明してくれ!

自分がよく偉い人に訴えていたのは、「入社希望者に現状をありのままに説明してくれ!」ということでした。

現状が人手不足になっているのが、自分たち責任者が部下を教育できなくて自業自得なのは百歩譲って構いません、そのために自分の休みが取れなくても、部下に休みを取らせるために自分の休みがなくても、それは自分で何とかするべきことと(間違っているかもしれないけれど)飲みます。

しかし、希望に胸を膨らませてやってくる新しい社員に、現場責任者は説明しなければいけません、「本当は、現実はこうなんだよ・・・」と。

なんでこんなことを、現場の責任者がやらないといけないのでしょうか?

確かに、前述した新しい社員にモロ直球を投げた責任者はやり方がまずかったですが、けれど別に間違ったことではないはずです、それを「立ち回りが下手なヤツ」と馬鹿にする人もいましたが、そもそも会社がちゃんと現状を説明して、「それでもやる気があるなら入社してくれ!」という態度でやっていれば、こんなことにはならなかったはずです。

 

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もちろん理由はわかっている

会社が現状を説明しない理由は、そんな説明をすれば誰も入社してくれないからでしょう。

それはわかるのですが、その説明を現場がしないといけないのが理解できません。

そんな話をすると、部長さんがこんな話をしだしました。

こっち(本社)だって社員を集めようと努力している!先日も社員募集をかけて30人の応募があったけれど、書類選考して採用できそうなのが3人いた、しかしその3人ともが連絡不能になったり辞退したりでゼロになった、それだけ世の中厳しいんだ!

 

はぁ~!?

 

こっち(現場)はアルバイトが集められなくて苦労して、とっくにそういう時代になっていることを声を大にそっち(本社)に報告しても、「何とかしろ」の一点張りでかわしてきたじゃーないですか!それを今頃になって何を抜かしてケツかるのでございますか?

それで採用基準には満たないけれど、オーナーの手前社員の頭数を揃えないといけないから採用して、研修で配属予定ではない現場に来た初日を終えただけで連絡不能となった社員に対して「やっぱりな」ってアカンでしょ!

 

それでもやり方を変えないのは、それで儲かっているからでしょう。

社員が辞めてもアルバイトで何とかして、それで現場がギリギリでも儲けを出せれば問題ナシと判断されて、根本的な改革が行われることはないのでしょうね。

もし変わるとしたら、それは何らかの理由で会社のケツに火が付いたときですが、きっとそれも「誰が悪いのか?」と責任の押し付け合いになって・・・

 

もちろん自分が辞めてから1年以上が経っているので、会社は変わっているのかもしれません。ただ複数の関係者から自分の耳に入ってくるのは、「相変わらず」という言葉だけですので、変わらないかもっと酷くなっているかのどちらかでしょうね。

 

最後に

最初に紹介した記事では、飲食店の店長が過ちに気付いて方向修正して、明るい未来のハッピーエンドとなりました。しかし、現実には気付いても方向修正できずにいることの方が多いのではないでしょうか?

自分がいた会社も、当初は人を大事にする会社でしたが、今では「人を大事にしている」と口先だけの会社になってしまい、それが昔を知る自分としては考え方の相違となって会社を辞めることとなりました。

もちろん育ててもらった恩と、これまで稼がせてもらった義理はありますが、それらを十分返すだけのことはやってきた自負がありますので、ここに書かせてもらいました。

 

今日は今年一番の寒さですが、思い出して興奮して熱くなって書いたので、その寒さも感じずに書くことができたことだけは、お礼をいっておきます。

ありがとうございます。

 

でわ、股!!

 

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