先日、妹から連絡があったのです。
「お父さん、週2回ヘルパーさんに来てもらっているみたい」
簡単に流れを説明すると、今年の初めに妻(母親)を亡くした父親が腰を悪くして、生活に支障がギリギリ出るか出ないかの状態だったことから、子どもたちとしては「母親が世話になったケアマネージャーさん(以下、ケアマネさん)に電話してみたら?」とアドバイスしました。
ただ、頑固というかヘンコというか、人と関わるのを面倒くさがる性格を持つ父親がすんなりケアマネージャーさんに電話するとは思えず、とりあえずアドバイスはしたものの、いよいよダメになったら自分か妹がケアマネさんに電話して・・・みたいに思っていました。
なので、父親が自己判断でケアマネさんに連絡したことに、子ども2人は大変驚きました。(ここで強く申し上げておきたいのは、決して自分と妹が親の介護を放棄しているわけでないので、あしからず)
しかも、そのケアマネさんが他にもいろいろやってくれているようで、例えば父親が腰の検査のために病院に行ったらケアマネさんも病院にいたり、他にも介護保険の再申請のために動いてくれたり、かなり手厚くしてくれているそうです。
そのことに妹はいたく感動し、これは何かお礼をしておくべきでは?という相談を受けるくらいでした。
で、今度はそのことを嫁さんに報告しました。
「親父、ケアマネさんに連絡してヘルパーさんに来てもらってるみたい」
さらに、そのケアマネさんが手厚くしてくれていることも報告しました。
「しかも、ケアマネさんが親父の病院にも付き添ってくれているらしい」
しかし、その後のひと言が、余計でした。
「そのケアマネさん、もしかして親父の遺産を狙っていたりして(笑)」
しかし、どうやら嫁さんのストライクゾーンには入らなかったようで、冷たい顔で言われてしまいました。
「どうしたらそんな発想が出来るのか・・・」
というわけです。
もちろん、嫁さんとしては「それは笑えないわよ?」ということであり、自分としても「ありえへん!」とは思うのですが、それと同時に、普段からありとあらゆることを予想(妄想)していることから、実際に世間で起きていることとして「そういうことがあってもおかしくない世の中だよ?」と思うのですが、やっぱりダメですかね?
(ここで強く申し上げておきたいのは、決してケアマネさんに悪意は無く、というか逆に感謝しており、ただ可能性のひとつが頭に浮かんだだけで・・・と必死に言い訳をしておきます。ちなみにケアマネさんは30代、親父は70代。)
あと、たまにニュースなどで「こうなるとは想像もしていなかった」なんて平気で言う人がいますが、自分からすれば、とりあえず予想することは誰でも出来るわけで、それでも対策や対応が出来なくて「想像はしていたけれど準備してなかった」ならわかるけれど、「想像していなかった」はただ頭が悪い想像が足りないのでは?なんて思ったり思わなかったり・・・
なので自分は、巨大地震が起きても、富士山が噴火しても、たとえ氷河期になったとしても、「あ~やっぱり来たか」のひと言で済ます自信があるのですが、やっぱり頭おかしいですかね?(その為の特別な準備は一切していませんが・・・)
もちろん、「暖簾に腕押し」「糠(ぬか)に釘」あと「嫁さんに正論」ですから、本当は続けて言いたいことがあったのですが、それは胸にしまっておきました。
「いや、単純に親父に惚れた?、これは純愛かも!」
でわ、股!!