46歳で退職してブロガーになってみた

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スイミングスクール営業再開もスポーツ庁発信の「2m間隔」はどうするのだろう?のハナシ

昨日、緊急事態宣言の全面解除が宣言され、これまで休業していたお店などが営業を再開しましたが、全面解除には程遠く、コロナ騒動でクラスター(集団感染)が起こった業種は引き続き休業要請が出たままとなっています。

そこで自分の職場であるスイミングスクールはどうなんだろう?と思って調べてみたのですが、これが非常にわかりにくい・・・

 

スポーツクラブはNO!でスイミングスクールはOK?

これは大阪府の場合ですが、このような発表がなされています。

大阪府は5月21日夜、対策本部会議を開き、休業要請を継続している、床面積の合計が1000平方メートルを超える、ネットカフェなどの遊興施設、屋外プールなどの運動施設、遊園地やパチンコ店などの遊技施設、集会、展示施設への休業要請については、業界団体などが作成したガイドラインを順守し、感染防止対策を徹底したうえで、5月23日午前0時から解除することを決めました。

 (中略)

一方、クラスターと呼ばれる感染者の集団が発生した夜の接待を伴う飲食店や、ライブハウス、スポーツクラブ、カラオケ店は依然、感染拡大のリスクがあるとして、今回も解除を見送りました。府ではこれらの施設の再開の可否について、5月29日までに改めて判断する方針です。

https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/tokyo/

(文字の装飾はコチラで行っています)

これを見ると「屋外プールはOK!」であり「スポーツクラブはNO!」となっておりますので、正直「どっちやねん!」です。

しかし、こういうときは大人の解釈といいますか、都合よく受け止めるべきなので、「スイミングスクールは良いんじゃね?」と判断しておきます。

 

スポーツ庁「水泳授業の取り扱いについて

しかし、これじゃなんだかスッキリしないので、他に情報はないか?と調べてみると、このような発表を目にしました。

スポーツ庁「水泳授業の取り扱いについて」

上記はスイミングクラブ協会のHPに掲載されている情報で、「学校水泳」に関する内容ではありますが、スイミングクラブ協会が取り上げるということは、スイミングスクールにも適用されると判断されるのでしょう。

これで「スポーツクラブはNO!」だけど「スイミングスクールはOK!」と判断する材料が揃ったのですが、その内容を読んでみると「ん?」と思うことがあったのです。

 

スポーツ庁「水泳授業の取り扱いについて」の中身

これは以前からわかっていたことですが、スイミングスクールのプールの水には規定の塩素濃度を保つルールがあり、そのルールさえ守っていれば水中感染のリスクを低くすることが指摘されています。

ただ、プール以外の場所(体操場や更衣室など)については感染のリスクがあるので、換気や消毒などが必要になります。

もちろんそれらについては納得で、そのためにレッスン時間やレッスン内容の変更が強いられるのは問題ないのですが、わからないのは以下の部分です。

プール内だけでなくプールサイドでも児童生徒の間隔は2m以上を保つことができるよう、複数のクラスによる合同授業はなるべく避けること。

http://www.sc-net.or.jp/pdf/20200525.pdf

 (文字の装飾はコチラで行っています)

プール内で2mの間隔?

いや、もちろん子どもが泳ぐときに間隔を空けますから、それを2mにすることはそれほど問題ではありません。

しかし、子どもが泳いでいない間、つまり待たせている間に2mの間隔を取るのは、これはめちゃくちゃ難し・・・くないですかね?

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マウスで書いたので汚いですが、スイミングスクールにおけるプールの使い方はこんな感じになっていて、大きく3つに分けると「ちびっこブロック」と「泳げるけど台がいるブロック」と「泳げて台がいらないブロック」となります。(ちなみに赤線が台で青い線が5mラインです)

もうこの時点で「ちびっこブロック」には無理があるのですが、これについては後述するとして、中央の「泳げるけれど台がいるブロック」については、赤い台の上で子どもを待たせ、そこで練習内容の説明や泳ぎ方の注意や休憩などをしているのですが、これが出来無くなります。

その隣(右側)の「泳げて台がいらないブロック」については子どもがどこでも立てるので、間隔を空けてレッスンを行うことは可能ではありますが、子どもを集めて一度に練習の説明したり泳ぎ方の注意することが出来ないので、かなり難しくなります。

そこで打開策として考えられるのが、以下の3つの方法です。

  • 子どもをプールサイドに上げる
  • 2m間隔で台を置く(もしくは立たせる)
  • レッスンの参加人数を減らす

子どもをプールサイドに上げてしまえば2m間隔を取れそうですが、スイミングスクールによってはプールサイドが狭いところもあり、物理的に難しくなるでしょう。

次に2m間隔で台を置くか立たせるかすれば前述したやり方で出来るのですが、これまたスイミングスクールによって台の数に限りがあって、難しくなるでしょう。

そして最後のレッスンの参加人数を減らすことが一番現実的なのですが、これは子どもをどう振り分けるか?という問題が大変で、責任者の方は頭が痛いでしょうね。

あと、条件が限られますが、本当に「2m間隔」という基準を厳密に守るのであれば、「レッスン時間中ず~~~~~っと泳がせておけば出来るのでは?」と思ってしまうのは、やはり昔かたぎのコーチだからですかね~?

 

幼児の扱いが、さらに「?」

さて、これで問題は解決したわけではありませんが、「2m間隔」という指針が出ている以上、今後はそれをクリアする方法を模索していくことになります。

しかし、その指針がわかりにくいと、こっちもどうしていいかのかわかりません。

幼稚園においてプール(ビニールプールを含む)を活用した活動を行う場合も、上記1.~8.を十分に踏まえた対策を講じること。なお、幼児期の特性から、必ずしも幼児が1.~8.に基づく対応を直ちに実施できない場合もあると考えられるが、幼児が感染症予防の必要性を理解できるように説明を工夫するとともに、幼児自身が自分でできるようになっていくために十分な時間を確保すること。

http://www.sc-net.or.jp/pdf/20200525.pdf

ふむふむ「必ずしも幼児が1.~8.に基づく対応を直ちに実施できない場合もあると考えられるが」と書いてあるということは、幼児には無理があるのはわかっている、けれど?「幼児が感染症予防の必要性を理解できるように説明を工夫するとともに、幼児自身が自分でできるようになっていくために十分な時間を確保すること。」って、どういうこと?、特に「十分な時間」って?、幼児が大きくなるのを待てってこと?、それじゃ幼児クラスの意味がないのでは?

ワカラーーーーン!

それやったらハッキリ幼児はダメ!って書けー!!

いや、理解力のない自分に問題があることはわかっていますが、それにしても、なんでこう頭の良い人が書く文章ってわかりにくいんですかね?

もちろんツッコまれたときの保険的な考えで濁す習慣が染み付いているのでしょうが、そうなると「十分な時間」の解釈も、こっちでテキトーに考えてヨシ!にしましょかね。

 

というわけで、やっぱりスッキリしませんが、あとは会社の判断を待つとします。

 

でわ、股!!