かつてUWFというプロレス団体がありました。
その格闘技色の強い団体は非常に人気がありましたが、いろいろあって潰れてしまい、3つに分裂しました。
そのひとつが前田日明がひとりで始めた「リングス」で、もうひとつが高田延彦を神輿にした「Uインター」です。(あとひとつは藤原組)
前田のリングスは世界の未知の強豪が集結して、逆にUインターは若手を含む選手層の厚さがありました。
何の本で読んだかは忘れましたが、リングスには未知の強豪が集結したのですが、そのほとんどが個人契約だったので、それぞれが持つ(格闘)技術を周りに明かすことがなく、逆にUインターは若手の育成を目指し、専門家を招いて技術向上を図ったそうです。
つまり、リングスには高い技術を持った選手が集まったものの、その技術を明かすことで自身が使ってもらえなくなるかも?という考えから技術伝承は(積極的には)行われず、逆にUインターの場合は集団で強くなるという意識が強く、積極的に技術伝承が行われた、という話です。
(もっと詳しく説明すると、「Uインターはプロレスよりだったから」なんて話をしだすと長くなるので割愛しています)
で、前置きが長くなりましたが、今の自分が置かれている状況が「リングス」なのです。
会社に雇われるアルバイトではなく、外部の人間として会社と個人契約しているので、別に技術伝承をする必要はありませんし、逆に教えてしまえばあとは用なしでポイッ!も、ありうるのです。
だからといって「教えないよ!」というわけでもなく、というか、本音は「教えてあげたいんだけどな〜」なので、今は「聞いてきたら教える」というスタンスでいます。
かといって、こちらから「講習会を開きたいんですが…」ってのも、「お節介野郎」とか「面倒な人」なんて思われそうなので、やめといた方がいいかな?とか、悶々としております。
あ、自分の場合はプロレスでも格闘技でもなく、ただのスイミングスクールのコーチなので、あしからず。
でわ、股!!