46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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誘わないタイプ同士の戦いのハナシ

基本、誘われたら行きますが、自分からは誘わないタイプの人間です。

それは異性相手のデートっぽいものから、職場仲間の気軽な飲み会まで、とにかく、基本的には断らないけれど、よほどの事がない限りコチラからお誘いすることはありません。

確かに現在は会社勤めをやめて収入が少ないので、金銭面で誘いたくても誘えないリアルな事情もあるのですが、それ以前の普通に働いて稼いでいたときから、基本は変わりません。

それで寂しくないといえば嘘になるかもしれませんが、それよりも人間関係の気遣いから解放される方が楽な気がして、別にそれで構わないと思っています。

 

ただ、場合によっては自分から誘うときもあります。

その理由は2つあって、『基本は誘わないんだけれど、そんなことを言ってられない場合』と、『どちらもが誘わないタイプで埒が明かない場合』です。

『そんなことを言ってられない場合』とはそのままで、プライベートでもビジネスでも、基本のハードルを越えて「これは行かなきゃ!」と思うことがあれば、それは行きます。(嫁さんもそのひとりですな)

もうひとつの『どちらも誘わないタイプで埒が明かない場合』も言葉通りで、お互いが相手に気を使い合ってしまい、それっぽい匂わせるような発言はするもののハッキリと意志を伝えることはなく、傍から見れば面倒臭いだけなのですが、どちらからが折れないと話が前に進まないので、自分から誘うパターンです。

 

で、先日、その後者のパターンがありました。

相手は元上司で、もう30年以上の付き合いで、お互い同時期に会社を辞めて3年ほど経ち、今は全く別の道を進んでおりますが、たまに連絡を取ったり会ったりしております。

で、飲みも進んで酔っ払ったのか、元上司がこんなことを口にしました。

「それにしても、今日は誘ってくれてありがとうな」

別にそのひと言を狙っていたわけではないのですが、なんだか嬉しくなるというか、折れてよかったというか、その後のビールは格別に美味しかったです。

 

きっと、この「自分から誘わないタイプ」は、その逆の「気にせず誘うタイプ」からすれば、ただただ面倒臭い存在で、しかもそれが両方おっさんですから、酷いもんです。

最近は空気を読まないことや、思い通りに生きることがカッコイイと思われる世の中になっているような気もしますので、こうやって相手を気遣うことで人の上に立ってきた元上司や自分は、生き辛い世の中になっているのかもしれません。

ただ、それでも、その元上司を誘う自分がいて、その自分を誘ってくれる元部下や元同僚がいるので、まだまだ捨てたものじゃないですけどね。

 

というわけで、痛風の発作が起きない程度に、飲みに行って来ます。

 

でわ、股!!