「YMO」と「UWF」。この3文字を2つタイトルに並べたところで、決して多くの方に読まれる記事が生まれるとは思えませんが、そこはそれ「ぐわぐわ団イズム」とでも申しましょうか、好きなことを書く方が楽しい精神で、キーボードを叩き続けるのでございます。
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それぞれのそもそも
たぶん、この記事を読んでおられる方は、「YMO」か「UWF」という3文字に触れたことのある方だとは思うのですが、もし、その両方を知らずに読んでいる奇特な方(失礼・・・)がおられるかもしれませんので、それぞれの説明から始めます。
「YMO」とは?
正式名称はイエロー・マジック・オーケストラで、細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一の3人で構成される、日本を代表するテクノ音楽グループ。
最初は日本では注目されませんでしたが、海外で高評価を受けたことにより人気に火が付き、いわゆる逆輸入のはしりとなりました。
- アーティスト: YELLOW MAGIC ORCHESTRA
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct(Japan)Inc.
- 発売日: 2014/11/05
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「UWF」とは?
正式名称はユニバーサル・レスリング・フェデレーションで、新日本プロレスと全日本プロレスの2強時代に産声を上げた、プロレス団体。
まだ総合格闘技なんて言葉も無い時代に、キックとスープレックスとサブミッションで戦う技術を身に付けたレスラーが、リングで真剣勝負(と、当時は・・・)を繰り広げる姿にファンは熱狂し、15分でチケットが完売するほどのブームとなりました。
両方とも、もっと書こうと思えば書けますが、たぶん長くなるので簡単に。
単純にオレが好き
「音楽とプロレスに共通点があるの?」と問われたら、そういうのに詳しい人に言わせれば「それぞれのジャンルに違いはあるけれど・・・」みたいな感じで説明してくれるかもしれませんが、そんなことは関係なく、ただただ両方とも「スキ!」なだけで、それで十分なのです。
YMOが好きな理由
YMOとの出会いは小学生の頃、近所に住む同級生のイシザワ君が聴かせてくれて、それからどっぷりハマり、なけなしのお小遣いでレコードを買い、それでも足りない分はイシザワ君の買ったレコードをカセットテープに録音させてもらい、朝も夜も聴き続けました。
その当時、男の子の好きな曲といえばピンク・レディーやキャンディーズなどがポピュラーで、確かにそれらも聞いていたのですが、「他の人がやらないことがカッコイイ」みたいな感覚が強く(今でも)、それでさらにハマっていったのでしょう。
そして、そのとき聴いた音楽はいまだに体を支配していて、大人になっても英語は苦手なのに、YMO中期の銘作である「BGM」のほとんどの曲は、英語で口ずさむことが出来ます。
あと、自分の葬式にはYMOを流してほしいと、嫁に宣言しております。
UWFが好きな理由
当時、プロレスといえば新日か全日で、それもTVで観戦するのが普通で、自分はどちらかというと新日派で、猪木や藤波、そしてタイガーマスクの活躍に心を躍らせていました。
しかし、そのタイガーマスクが画面から消え、さらに、好きだった前田日明(当時は。明)もいなくなり、いつの間にかUWFという団体が出来ていて、そこで行われるプロレスは、新日でも全日でもないスリリングな戦い、ということがプロレス雑誌を読むことで伝わってきます。
この、「普通のプロレスではない」というのと「TVでは観れない」という部分に対し、やはり「他の人がやらないことがカッコイイ」という感覚を持つ自分は喰い付き、確かに新日も全日も楽しんでいましたが、UWFはその上を行く存在となっていきました。
さきほど「自分の葬式にはYMOを」と書きましたが、UWFのテーマも捨てがたく、悩ましいところでございます。
今も楽しむ人が多い
YMOが有名になったのは1980年頃で、UWFがそのちょっと後くらいのはずです。
ということは、あれから3~40年が経過しているのに、いまだにその音楽は多くの人の耳を魅了し、その戦いは男の子を熱くしています。
その証拠というわけではないですが、それぞれには今でも研究書物みたいなものが発売されており、それらが売れて商売として成り立っている時点で、その熱は冷めていないということでしょう。
さらにYMOでいえば、先日NHKのラジオで「今日は一日“YMO”三昧」という番組が放送され、ご本人は登場せずとも、当時の関係者が裏話をするだけで、大変盛り上がったようです。
もう一方のUWFについても、こちらは個人的な好みではあるのですが、YouTubeでその歴史をゆっくり(電子音声)が語る動画があり、これがかなりよく出来ていて、繰り返し聞いております。
【ゆっくり】UWFの歴史 第1話【プロレス】 - YouTube
【ゆっくり】U三派の歴史 第1話【プロレス】 - YouTube
【ゆっくり】改訂版・UWFの歴史 第1話【プロレス】 - YouTube
チルドレン的な方の存在
それぞれの偉大さを語る上で、その影響を多分に受けた人がいて、その影響を受けた方々がYMOやUWFのことを世に広めている、という事実は外せません。
例えばYMOでいえば星野源やサカナクションなど、若い方が好む楽曲を提供する方々が、実はメチャクチャYMOに影響されていて、それをきっかけにして、若い方がYMOの(ディープな)世界に入ったりしているようです。
で、UWFについては、パンクラスという現存する格闘技団体は、いわゆるU系の流れを汲んでいて、さらに現在フリーで活躍する鈴木秀樹も、そのU系であるスネークピットジャパン出身です。
ま、とにかく両方ともその影響を受けた人がその世界で活躍しており、きっと、今後もその偉大さは受け継がれていくことでしょう。
最後に
というわけで、本当は「YMOとUWFの共通点は英語3文字」という、くだらないことを思いついて書き始めたのですが、それはあまりにも失礼だと思い直し、ちゃんと書いてみました。
2つはジャンルが全く違うけれど、3~40年経った今でもファンを魅了しているということが伝わり、さすがにこの記事を読んで、知らなかった人が興味を持つのは無理でしょうが、昔好きだった方が思い出してニヤリとしてくれたり、大人になってお金に余裕が出来た人がまた盛り上がってくれれば、それで満足です。
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