46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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最近の若いヤツは・・・のハナシ

先日、働かせてもらっているスイミングスクールで、若い女性スタッフからお菓子を頂きました。

どうやらUSJに遊びに行ったときのお土産だそうですが、親子以上に年齢の離れた間柄で、ただのスタッフ仲間であり、決してそういう関係ではありません。

 

で、この若い女性スタッフには母親がいて、その母親も同じ職場で働いておられます。

その母親が先に働いていて、母親が娘を呼んだのか?娘が自身の判断で職場に選んだのか?そのへんはわかりませんが、親子で働いています。

その日、お土産をもらったあと、職場を出るときに母親がいたので「お気遣いありがとうございます」的な挨拶をしたら「いえいえ」と返されたので、勝手に「きっと、お母さんから言われて買ってきたのだろう」と思いながら、帰路に着きました。

 

お土産をもらった翌週は身内の不幸でお休みをいただいたので、翌々週、その若い女性スタッフにお礼を言いました。

で、今から思えば大変失礼なことなのですが・・・

「お土産を買ったのは母親からの指示で、気を使ってくれてありがとうね」的なお礼をしたら、それに対し若い女性スタッフは、ハッキリこう言いました。

「いえ、これは私の判断で、逆に母親からは「気を使わせるからやめた方がいいのでは?」と言われたのですが、やっぱり世話になっているので買いました」

このとき、心の中では「ヤッテモウタ~」と呟いておりましたが、後の祭りです。

素直にそのことを謝りました。

 

その若い女性スタッフは経験が浅く、先日やっとコーチとしてデビューしたばかりです。

デビューする前には何度か自分のサブとして勉強する時間があり、そのときにいろいろアドバイスをしたり、質問に答えたりしていました。

ただ、自分はあくまでも雇われコーチの身であり、若手スタッフを育成する立場にはありません。

その前に、年寄りがでしゃばって偉そうにあーだこーだ言うのもかっこ悪いので、あくまでも「聞かれたら答える」のスタンスでいます。

以前も書きましたが、かっこいいおじさんのお手本である高田純次さんの、「説教と昔話と自慢話はしない」という教えを守っているつもりです。

 

で、話の続きの中で、若い女性スタッフがこう言い放ちました。

だって、ニシオカさんって、私たち若いスタッフを教育してもお金にならないんですよね?

なのに、いつも私たちの質問に丁寧に答えてくれているのが申し訳なくて、なにかお返しが出来ればと思っていたので、お菓子なんかじゃ安いくらいなんです。

もうね、完全にハートを打ち抜かれました。

 

実は少し前に、社員の方から「この(別の)スタッフを一人前に教育して欲しい」的なことを言われていて、それに対して「ん~、その分のお金は出ないよね?」と思っていました。

自分は会社と個人契約をしており、あくまでもスイミングスクールにやって来る子どもに水泳を教えるのが仕事であり、現場の管理運営については契約に含まれていません。

ただ、そうは言っても人間ですから、「それ以外の仕事はしませんよ!」なんてスタンスにはならず、でしゃばらない程度にお手伝いをしたり、現場責任者を経験した立場から、聞かれたら答える形でアドバイスをしてきました。

 

しかし、スタッフの育成となると、そうは行きません。

細かく書くと長くなるので簡単に書きますが、若手スタッフを教育するということは、レッスン中に若手スタッフに話したり指導を任せる時間が生まれるわけで、その分お客さん(子ども及び保護者)に対するサービスのパフォーマンスは下がります。

その下がった分を会社側が保証してくれるのであれば問題ありませんが、そんなことはひと言も言われておらず、仕事は増えるしお客さんからは良く思われないしであれば、まさに踏んだり蹴ったりなのです。

もちろん、それを問題視せず、快く請け負うことで借りを作るという、実に日本人的な考え方は出来ます。

そしてそれ以前に、自分がこれまで世話になってきた業界に、恩返しするつもりでやれば、快く協力することが出来るのですが・・・

でも、やっぱりどこか引っ掛かるのは、自分のプライドが高すぎるからでしょうかね?

 

で、話を戻しましょう。

そんなことを思っていたところへの前述した若い女性スタッフからの言葉ですから、胸に突き刺さりました。

そしてこれも素直に、そんなことを思っていたことを話し、感謝を述べました。

ただ、それ以上真面目な感じで話すのが恥ずかしくなったので、「じゃあ、お菓子の分だけ、何でも聞いてよ!」と冗談のつもりで言ったら、若い女性スタッフから次々と質問が投げかけられ、その返答をし終わるのに30分ほどかかりましたが・・・

 

というわけで、最近のニュースなんかを見ていると、おじさんとしては「最近の若いヤツは・・・」と思わせられてばかりですが、いやいやそうでもない、そんな馬鹿ばかりじゃないことがわかって、しかもそれが身近にいて、なんだかちょっと嬉しくなった、というお話でした。

 

ただ、これが全て仕組まれていたことだとしたら・・・と思うのは、自分が都市伝説好きだからなのか?単に疑り深い大人になってしまったのか?ゴニョゴニョゴニョ・・・

 

 でわ、股!!