46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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笑ったけれど笑えない「子どもイノキ」のハナシ

スイミングスクールで、子どもに水泳を教える仕事をしています。

クロール、背泳ぎ、平泳ぎにバタフライまで、基本なんでも教えますが、個人的にはチビッ子クラスが好きです。

で、そのチビッ子クラスでのお話。

すでに泳ぐことは出来るけれど、まだ背面浮き(上向けで浮かぶこど、背浮きともいう)は出来ないので、その練習をしていました。

プールサイドの壁につかまった子どもの頭をコーチが支え、ゆっくりと手を離して身体を伸ばしながら、腰が引けないよう、ヘソを上げるように注意して、上向けで浮かびます。

その日教えいた女の子、もうほとんど出来るようになっているのですが、たまに身体に力が入るのか、アゴを引いてしまいます。

この背面浮きというのは、特にバランス感覚が重要で、ちょっとした動きで沈んでしまうことがありますので、アゴが上がるだけでも沈む場合があります。

そこで、その女の子に、こう指示を出しました。

「ちょっとアゴを上げようか」

すると女の子は、ちゃんと聞いて反応してくれたのですが、思いっきりアゴをしゃくり上げて、かわいい「子どもイノキ」の完成です。

それを見た、プロレスファンでもある自分は笑いを抑えきれず、レッスン中にも関わらず大爆笑したのですが…

後になってよくよく考えてみると、その女の子は、なぜコーチが笑ったのかわからないでしょうし、その様子をギャラリー(見学室)で見る保護者も、きっと、わからないでしょう。

そして、「アゴを上げる」指示をしたはずが、「アゴをしゃくる」ことになっているので、コーチとしてもだめなわけです。

というわけで、コーチとしても人間としても、まだまだ精進が足りないなぁ〜と思ったお話でした。

 

でわ、股!!