長年スイミングスクールのコーチをしております。
といってもオリンピック選手を育てるような一流コーチではなく、全国津々浦々どこにでもあるようなスイミングスクールで、チビッ子相手に水泳を教えているだけの普通のコーチです。
ただ30年ほどやっているおかげで、赤ちゃんから大人までだいたいのクラスを経験させてもらったので、もちろん得て不得手というか好き嫌いはありますが、ほとんどのクラスを担当することができます。
で、現在担当しているクラスの中に、進級の判断をタイムで行うレベルの泳力を持つ子どもたちがいるのですが、当然、小学生の高学年ともなれば平気で意見を言ったり反論をしてくるわけで、特にハードな(しんどい)練習を告げると、文句を言ってきます。
もちろんタイムを縮めるために必要な練習であり、その説明も同時にするのですが、子どもにすればそんなことはお構いなしで、「せっかくプールに来たのだから遊びたい!」という気持ちを全力でぶつけてきます。
で、その気持ちの表れが「えーーっ!?」であり、これを自分は「AA星人」、つまり「えーえー星人」と呼んでおります。
以下、コーチ(自分)と子ども(AA星人)の攻防。
コーチ「じゃあ次、50mを10本クロールで」
子ども「えーーっ!?」
コーチ「出た!AA星人が!」
子ども「えー違うよ~」
コーチ「ほら!また出た!何でもかんでもえーえー言いやがって(笑)」
子ども「だってーしんどいもーん」
コーチ「そうか?じゃあ9本で」
子ども「5本!」
コーチ「う~ん、じゃあ間を取って7本で」
子ども「6本!」
コーチ「わかりました」
というわけで、今日も平和です。
でわ、股!!