長年スイミングスクールでコーチの仕事をしています。
スイミングスクールのコーチの仕事といえば、オリンピックを目指す選手を育成するイメージがあるかもしれませんが、主にチビッ子の担当をしています。
そのチビッ子クラスを担当するとき、たいていレッスンの最初に「今日は何を食べてきたの?」という質問をして、子どものテンションを上げたり、子どもの心理状況などをはかったりしています。
で、これが午前中のレッスンだと対象は『朝ゴハン』になり、子どもの答えはたいていの場合、以下のどれかになります。
- ごはん
- おにぎり
- パン
- シリアル
- ちゅるちゅる(うどんのこと)
- ヨーグルト
- フルーツ
もちろんこれ以外の答えが出る場合もありますが、だいたいはこんな感じです。
そしてたまに「何も食べてな~い」という答えが出ることもあり、そのときには「何か食べたほうがいいよ~」とだけ言っておきますが、最近はあまり家庭にことに口出しするのは難しい世の中になっているような気もするので、ほどほどにしています。
ところが、これが午後からのレッスンとなると対象に『昼ゴハン』が加わるので、チビッ子からの答えのバリエーションがグッと増えます。
そして、それを聞いて「ええ~!いいな~!」的なリアクションをして子どもを喜ばせるのですが、それを知る子どもからは、わざと困ったリアクションを狙った答えが返ってくることもあります。
- クルマ
- 家
- うんこ
たぶん、子どもとしては『食べられないもの』というボケなのでしょうが、それに付き合っているとややこしくなるので、たいていは「それは食べられません」とか「はい、おもしろくな~い」とツレない返事をして、ピシャリ!とシャットアウトしておきます。
ただ、そんな子どもの答えの中に、たまに「うっそ!マジで!?」と声を上げてしまうくらい、ちゃんと食べれるけれど、子どもっぽくない、うらやましい食べ物、が出てきます。
自分「今日は何を食べてきたの?」
子ども「イクラごはん」
自分「うっそ!マジで!?」
確かに手軽で簡単で、しかも美味しいですからありえない話ではないのですが、それを言っているのが3歳児ということもあってウソかホントか微妙なところであり、そこに単純に「いいな~!オレも食べたい!」という感情も入り混じっての「うっそ!マジで!?」であり、かなりリアルなリアクションとなりました。
もちろん、これを書いている私は痛風持ちであり、一般的には「魚卵は痛風によくない」という説がありますが、人間「ダメ!」と言われたらよけいに欲しくなるもので・・・
でわ、股!!