46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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しんどかった会社勤め時代に口ずさんでいた歌のハナシ

19歳からスイミングスクールで水泳を教えるコーチの仕事をしています。

今は週に2回だけのお気楽(手抜き?)勤務ですが、会社勤めをしているときは半年間休みなしという激務を経験してきました。

傍から見れば完全なるブラック企業ですが、働いている自分としては「確かにブラックなんだけれど、会社から裁量権(現場をある程度自由に出来る権利)をもらっているしなぁ~」とか思ったりして、そのまま働いていました。

しかし、当然ながら体と心は正直で、そんな生活を続けているとだんだん蝕まれてきて、調子が悪くなります。

 

そもそもスイミングスクールのコーチの仕事は、体を使う仕事です。

多い日はプールに5時間(若い人はもっと)入り、確かに自分が泳ぐわけではないのですが、それでも体温より低い水に浸かることで体温は奪われますし、塩素という薬品に肌を荒らされます。

これが定期的に休みがあれば回復するのでしょうが、毎日毎日半年間も続けていると、体の調整機能みたいなものが狂うのか、体のほてりが止まらなかったり、逆に体が冷え続けたり、次第におかしくなってきます。

「そうなってからが勝負」というのはベテランスタッフ同士の合言葉であり、もちろんベストな状態で仕事が出来るのが一番なのですが、現状はそんなもんでした。

それがプールに入るだけであれば、まだ何とかなっていたのでしょうが、プールに入っる以外の仕事も立て込んでおり、酷いときはレッスンが終わってゆっくり温かいシャワーを浴びる暇もなく、濡れた水着姿にタオルを巻くだけでパソコンにかじりつき、会社に提出する報告書や企画書を作ってまたプール、ということもありました。

 

それでも何とか仕事をこなして帰宅することは出来ていたのですが、当然ながら、ゴハンを食べて寝て、朝起きたらまた仕事です。

世の中には会社に寝泊りするのが当たり前で、「帰宅すらままならない・・・」なんて方もおられるそうなので、それに比べれば幸せなほうだと思うようにしていたのですが、それでも、それを乗り越えてしんどくなるときがあります。

体が熱っぽくて、頭がボーっとする感じで、かといって風邪ではなくて、寝たら元気になると横になっても、次の日には同じ朝を迎えます。

 

この状態をどうすれば変えられるか?

仕事のやり方に問題があるのか?

いや、そもそも自分の能力が低いのか?

会社に協力を求めるべきか?

いや、そもそも会社を辞めるべきか?

 

こんなことが頭の中でグルグル回っているようでは、いくら寝ても休めないんだろうな・・・とは思うものの、どうしていいか分からず、つい口ずさんでいたのが、こんな歌です。

 

がんばれ~

がんばれ~

がんばれオイラ~

 

それから数年後、会社を辞めたことで、この歌を口ずさむことはなくなりました。

会社を辞めたことで収入は激減しましたし、嫁さんに頭が上がらなくなりました。

それでも「辞めてよかった」と思えるのは、やっぱり無理していたんでしょうね。

 

もちろんがんばることは悪いことじゃないですし、今がんばっていなわけではないのですが、追い詰められてどうしようもなくなっているときとはワケが違います。

なので、もし、今後同じ歌を口ずさむようなことになったら、「てきとーに」を加えて歌いた・・・

いや、やっぱり歌わない方がいいですかね。

 

でわ、股!!