どうも、マスクド・ニシオカです。
先日、悲しいニュースが流れました。
プロレスラーのドン荒川(本名・荒川真)さんが亡くなったことが2日、分かった。71歳だった。複数の関係者によると亡くなったのは11月5日。死因は不明という。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171202-00000097-sph-fight
出典https://www.nikkansports.com/battle/photonews/photonews_nsInc_201712030000222-0.html
最近のプロレスファンには「誰ソレ?」でしょうし、タイガーマスク世代のプロレスファンでもプロレスをTVでしか観ていない方には「知らね~」となるかもしれません。
ドン荒川さんがお亡くなりになりました。みちプロでは絡みはありませんが藤原組新潟大会でお酒を一緒に飲ませて頂きました。TAKA代表が「鮭茶漬け」を注文したら、荒川さんがイタズラした「日本酒入り酒茶漬け」が出てきて、豪快に笑いながら「完食しなさい」と語る姿が懐かしい
— 《公式》みちのくプロレス (@michipro_jp) 2017年12月1日
ご冥福をお祈りします
しかし、プロレス界にとっては(いろんな意味で)キーマンとなる人で、リング上では前座で戦うレスラーでしたが、裏ではプロレス界の顔役といった存在で、数多くのエピソードが語られています。
そこで、個人的に好きなエピソードをいくつか紹介します。
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SWS設立はドン荒川がきっかけ
SWSとは、新日本プロレスと全日本プロレスの2強時代だったときに、メガネスーパーがバックについて天龍源一郎を始めとするレスラーを各団体から引っこ抜いて作った団体です。(正式にはメガネスーパーのスポーツ事業部)
ドン荒川さんの人と仲良しになれる性格が、メガネスーパーの社長と繋がりを生み、それがSWS設立のきっかけだといわれています。
ちなみに、あの長嶋茂雄とも顔見知りで、SWSの会場に招待したこともあります。
新日本プロレスの旅館事件の首謀者もドン荒川?
新日本プロレス旅館事件といえば、当時仲がよくなかった新日本体とUWF軍の交流を図ろうということで熊本の旅館で宴会が行われたのですが、大勢のレスラーが大暴れして旅館を丸ごと破壊した。といわれる騒動です。(実際に何百万円もの修理代を払ったとか)
その大暴れのきっかけが、武藤敬司が前田日明に絡んだことといわれていますが、それをけしかけたのがドン荒川さんだと、蝶野正洋が明かしています。
このほかにもドン荒川さんはけしかけるのが好きで、橋本真也もそのひとりです。
橋本真也が長州力を揉めたきっかけはドン荒川
橋本真也と長州力の確執は有名で、いまでも「コラコラ問答」と検索すれば、二人の仲の悪さが見て取れるでしょう。その確執のきっかけがドン荒川さんだったというのですが、その前に橋本真也がドン荒川さんを師匠と慕っていたことが関わります。
もともと新日本プロレスにいた長州力が仲間を引き連れて戻ってきたのですが、これを面白く思わなかったドン荒川さんが、自分を師匠と慕う橋本真也をけしかけて長州力の仲間であるヒロ斎藤との試合で相手の指を折るケガをさせてしまいます。
そのことに怒った長州とマサ斎藤が控え室で橋本を袋叩きにして、それを根に持った橋本は長州を襲うために包丁を研いでいた(ドン荒川談)といわれています。
吉田豪 橋本真也と長州力を語る!犬猿の仲のきっかけはドン荒川・・ - YouTube
他にも数々のエピソードがあるのですが、とにかく憎めないキャラクターで人懐っこくって愛嬌があって豪快で、プロレスラーらしいプロレスラーでした。
もちろんプロレスラーですからプロレスが下手では誰も認めてくれません。そういう意味ではプロレスの実力があって、さらにシュート(ガチンコ=真剣勝負)にも強く、その上で前座で観客を沸かせる楽しいプロレスを行い、メインに出場するレスラーがわざわざ会場の隅でドン荒川さんの試合を観ていたという話ですから、他のプロレスラーも認めていたのでしょうね。
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最後にドン荒川さんの勇姿を
個人的に好きなドン荒川さんの試合を貼っておきます。
相手は長州力のオマージュレスラーの泉州力です。
実にコミカルな試合展開は、ひょうきんプロレスの面目躍如といえる試合でしょう。
あと手前味噌ですが、自分がYouTubeに上げているファイプロ動画も載せておきます。
ドン荒川さん、お疲れ様でした。
でわ、股!!
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