46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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昨日書いた「キビシー!」遠泳の記事についての追記です

どうも、マスクド・ニシオカです。

昨日書いた記事が大変多くの人に読んでいただきました。本当にありがたいことです。

www.maskednishioka.com

もちろん、自分の書いた文章が評価されたわけではなく、放送された番組の内容に対する評価(賛否)であり、自分の書いた記事はそれに乗っかっただけなのですけれど・・・。

ただ、このようなコメントもいただきまして、本当に喜んでおります。

放送された「キビシー!」で4.2km遠泳を見て、水泳コーチとして思うこと - 働けおっさんブロガー

こういうもの(TV放送)に、自分が持ってる見識を持って、声をあげるのがブロガーの役目。すばらしいエントリ。

2017/08/27 12:56

b.hatena.ne.jp

浮かれちゃう…

 

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で、当然ながらこの番組の内容に関して批判的なコメントも頂きました。

  • 指導者の怠慢だ
  • 時代遅れの指導方法だ
  • 無粋なやり方
  • トラウマになるだろ

番組の主旨として「厳しい試練に立ち向かう」というテーマがありますから、指導者が生徒に対して厳しくするシーンはクローズアップされます。ただし、その逆のシーンはカットされているのでしょう。(たぶん)

なので、厳しいシーンだけ見れば、このようなコメントが出るのは当然でしょう。ですが、実はカメラの回っていないところで、優しい言葉かけやフォローが行われていて、厳しいシーンはほんの一部だけかもしれません。

ただ、そうすると番組として面白くないから、捻じ曲がって編集されて、このような番組が出来上がっているのではないでしょうか?最近よくある炎上商法で、世間から批判を浴びることを計算に入れて、それ込みで視聴者の数を増やそうとする。そして数字が高ければそれで良しとする。ということなのでしょう。

 

自分はこの遠泳の部分だけですが3回見ました。それでも「?」となる部分があって、水泳指導者の端くれとして熱くなって記事を書きました。ですが、熱くなったのは指導の部分であって、遠泳自体を批判するつもりはありませんし、厳しい指導を否定する気もありません。

偉そうに書いた自分ですが、子どもには厳しくしています。前述のコメントをいただいた方々が、自分のレッスン風景を見たら、自分も同じように言われるかもしれません。

でも、それは子どもが出来るのにやっていないときです。やれば出来るけれど、するのはしんどい、しんどいから怖いとか出来ないふりをする。それがわかるときは平気でカミナリを落としています。

ただ、本当に出来ない子どもに大声を張上げても、出来ないものは出来ません。そこで、指導者が子どもの本当の能力と出来るかどうかの判断、そして、出来ない子どもに対する原因の見立てと処方箋の豊富さが問われるはずです。

 

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放送された「キビシー!」で4.2km遠泳を見て、水泳コーチとして思うこと - 働けおっさんブロガー

指導者や教員こそ、自分が学び続ける必要があるんですよね。だがそれがいかに難しいか…

2017/08/27 13:14

b.hatena.ne.jp

わっと (id:watto)さんが、このようなコメントを書いてくださいました。ありがとうございます。そして、さすが!というコメントですので、引用させていただきます。

 

水泳に関わらず、指導における考え方として、自分が好きな「指導者=医者」理論というのがあります。

これは、指導者を医者に見立て、レッスンを受ける生徒を患者とします。患者は泳げないとか水が怖いという病を持っていて、医者である指導者はそれを完治するために、やり方という薬を処方したり練習という治療を行います。

医者(指導者)は患者(生徒)の状態を診て、どういう治療法が合うかを検討します。当然、患者(生徒)に治療法が合わない場合もありますから、その場合は別の治療法を用います。いくつか試しているうちに治療法が合って、病が治れば患者(生徒)は泳げるようになります。

ここで、名医という存在があります。

名医は患者の悪いところを見抜き、それに合った治療法を的確に行います。もし、治療法が合わなくて、それ一辺倒にはならずに別の治療法を知っていて、それに切り替えます。名医でない医者は、患者の悪いところが見抜けず無駄な治療をします。しかも、これで治るはずだ!と考えて、他の治療に切り替えません。さらにいえば、他の治療法を知りません

つまり、名医=優れた指導者ならば、生徒の出来ない部分を見抜き、それに合った練習方法を考え、生徒に負担なく出来るように仕向けます。もし、それで出来なければ他の練習方法をいくつも知っていて、合う練習方法に次々と切り替えていきます。

本来、最初に合うと思った練習方法で泳ぎが改善されないならば、その時点で指導者は「自分の力不足」と反省し勉強するべきです。しかし、それができない。自分の能力不足ではなく、子どもが悪い。だって、これまでこの方法で出来てきたのだから…となりがちです。

子どもが泳げないのは指導者のせい、子どもが泳げるのは子どもの力、指導者はただ導くだけなのです。

 

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最初にも書きましたが、厳しくすることには賛成です。それくらい水って危険なものです。少なくとも水難事故のニュースは後を絶ちません。なんで?と思うような場所で溺れていますし、簡単に人が亡くなっています。遊び半分でするくらいなら辞めろ!と追い込むことは必要なことなのです。

今回、4.2kmの遠泳に挑戦した小学生は、そんな厳しい練習の成果もあって全員成功しました。もちろん感動的ですし、今後の人生の自信にも繋がるでしょう。しかし、これでどこでも泳げる、俺は泳げるから大丈夫、とは思わないようにしていただきたい。

なぜなら、溺れる人の大半が自分は泳げる!と思っているから水に入るのです。水に入るのが怖い人は泳ぎません、だから、溺れません。水に入るのが怖いと思っているくらいが良いのです。

ただ、たぶん、その辺のことも小学校では話されているのではないかと思うのですが、TV番組ってそういうところは撮影していても、放送しないのでしょうね。

なんだか、怖いですねぇ~。

 

なんだか上手くまとまりませんが、結局書きたかったことは、こういうことです。

  • 厳しいことは否定しない
  • 指導者は厳しくする分勉強しよう
  • 水は怖いもの自然を舐めるな
  • TV番組の内容は鵜呑みにするな

そして、最後にしつこいですが、大事なことなので、もう一度言っておきます。

f:id:maskednishioka:20170828111357p:plain

そこにゴーグル(水中メガネ)をかけちゃダメです!

 

と、日本全国のコーチが思っているはず…。

 

<追記> 

www.maskednishioka.com

<さらに追記> 

www.maskednishioka.com

 

でわ、股!!

 

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