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水泳コーチがゴーグル(水中メガネ)を首にかけないほうが良い理由

どうも、マスクド・ニシオカです。

先日放送されたTV番組「キビシー!」に関して、長年水泳コーチをしてきた自分として、どうしても書きたいことがあって2つの記事を書きました。

www.maskednishioka.com

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番組の内容は、小学生が4.2kmの遠泳に挑戦するのですが、挑戦する時点でほとんど泳げない子どもがいて、それに対して厳しく指導する学校の先生たちの奮闘ぶりと、それに耐えて目標を達成する子どもたちに感動する構成です。

これを見た自分が水泳指導論を振りかざして、あーだこーだと書いた記事なのですが、その中で説明不足の内容があったようです。

昨日書いた「キビシー!」遠泳の記事についての追記です - 働けおっさんブロガー

何でゴーグルを首に掛けてはダメなんでしょうか?ググっても分かりませんでした。ゴムが伸びるからでしょうか?正しいのはどうするんでしょうか?謎過ぎです。

2017/08/28 15:21

b.hatena.ne.jp

えむふぃぎゅあ (id:mfigure)さん。いつもありがとうございます。

そしてネタの提供ありがとうございます。

 

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ゴーグルを首にかけるべきではない理由

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2つの記事の中で指摘したのが、このシーンです。泳げない子どもに対して厳しく指導する女性のコーチ(先生)がコメントしているのですが、首にゴーグルをかけておられます。

まず、先に結論をいっておきますと、首にゴーグルをかけても誰にも迷惑をかけません。なので、別にダメ!というわけでもありませんが、首にゴーグルをかける=わかっていない=素人と思われますから、やめておいたほうが…となるわけです。

では、なぜ首にゴーグルをかけていると素人だと思われるか?になりますが、これには理由があります。

 

いざというときに首にかけていると時間がかかるし不快なはず

まず、基本的に水泳コーチはプールに立って指導をしますから、ゴーグルを目の部分につける必要がほとんどありません。ゴーグルを目のところにつけるのは見本を見せるために泳ぐときと、子どもが水中で目を開けているか?息を吐けているか?正しい泳ぎ方が出来ているか?というのを直接見て確認するためだけです。

それ以外は子どもが溺れていないか?を確認する方が優先されるはず。

では、目の部分につけないゴーグルをどうしているか?となると、おでこの部分に付けておくか、水着に挟んでおくなどの方法を選ぶのですが、首にかけることはしません。なぜなら、首にゴーグルをかけていると、所定の位置にスッとかけることが出来ません。

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これを理解しているコーチは、首にゴーグルをかけません。もちろんゼロとはいいませんが、効率を考えるとやりません。これはコーチに限らず水泳を長くやっている人も、たぶんやらないことでしょう。なぜなら、首にかけたゴーグルを戻すには、顔の一番標高の高い鼻を越えないといけなくて、これが大変不快なのです。

なので、ゴーグルをおでこの部分につけておくか、頭から外しておいて水着に挟んでおいたりして、いざ!というときに目の部分だけ当てて手で押さえたり密着させて、それで間に合わせます。(そのほうが速いから)

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ゴーグルを首にかける理由

では、なぜ首にゴーグルをかけるのか?となりますが、あくまでも予想として考えられる理由が3つあります。

  • ゴーグルをずっと頭につけていると締め付けられて痛くなる
  • 外したいけれど、手に持つことは出来ない
  • 手に持てないけれど、他に挟むとかできない

普通の水着の場合、男性コーチの場合は腰の部分には挟めて、女性コーチの場合は肩ヒモの部分に挟めます。ですが、特にウエットスーツを着て指導をしていると、ゴーグルを水着に挟むというのが難しくなります。

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で、頭につけるのは痛いからやめて、手に持てない、けれど水着に挟めない。行き着いたところは首!となった。あくまでも予想ですが、これらの理由により、この女性コーチ(先生)は、首にゴーグルをかけたのでしょう。

そして、それを見た自分は、そこにゴーグルをかけちゃ~ツッコまれますよ!と思ったので「ダメ!」と書いたわけです。なので、やってはいけないことではないのですが、それをやるということは、わかっていない、この人は素人だな、と思われるのです。

 

他にもある「これをやったら水泳素人」と思われること

あくまでも個人的な意見ですが、水泳を長くやっていると、「あ、この人も長くやっている」とわかるようになります。逆に言えば、「この人は経験が浅いな」とわかるようになるのです。もちろん、水に入って泳ぎ出せば泳ぎ方でわかるのですが、それ以前にわかるポイントがいくつかあります。

 

例えば今からお見せする画像も、その例です。

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この方も水泳の素人と思われても仕方がありません。

 

 

 

 

なぜか?

 

 

 

 

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かぶっているシリコンキャップのつなぎ目の線が横になっているからです。最近はこの手のシリコンキャップを見かけなくなりましたが、本来は線が縦になるようにかぶるものです。水泳経験者はそれを知っていて、このかぶり方をしている人を見た時点で、泳がなくても経験が浅いと見抜きます。

他にも泳ぐための道具である、キャップやゴーグルプラセーム(すぐ乾くタオル)の扱い方だけを見ても判断できますし、もっといえばプールの入り方や泳ぐ前に壁を蹴ってスタートするやり方だけで見抜けます。

もちろん、自分が楽しめばいいわけですから、他人の目を気にせず泳げばいいのですが、水泳という世界にも、そういうのがありますよ。という話です。あまり目くじらを立てずに読み流して頂ければ幸いです。

 

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最後に

ゴーグルを首につけている画は他にも目にすることがあります。それは普通のTV番組でも、ちょっとHなビデオでもありますが、そのときに首にゴーグルをかけていると、「絶対に水泳のことを知らない人がやっている!」と思うわけです。

もちろん、今回コメントをいただいた、えむふぃぎゅあ (id:mfigure)さんのように、世間一般では首にゴーグルをかけることはおかしいことではないのでしょう。しかし、水泳に関わっている人は、自分と同じように「リアリティーがない!」と憤るのではないかと思うのですが、関係者のみなさんいかがでしょう?(自分だけかも…)

というわけで、夏も終わりに近づいておりますが、これからプールに行かれる方で、ゴーグルを使われる方は、ぜひ!首にはかけずにおでこにつけたりや水着に挟んで、見た目だけでも経験者と思われるように・・・する必要はないですかね?

 

でわ、股!!

 

<追記>

www.maskednishioka.com

 

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