このようなニュースを見つけました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181023-00550366-shincho-ent
光GENJIの大沢樹生さんといえば1990年代に大活躍した、ローラースケートを履いて歌って踊る、伝説のアイドルグループの一員でした。
ただ、最近の若い方には「誰?」状態で、最近の話題(それも古いですが・・・)といえば「別れた元アイドルの嫁との間に出来た子どもは、実は自分の子どもじゃない!」といってDNA鑑定するとか、アイドルとはかけ離れた話題がニュースで報じられるくらいですので、「誰?」となるのは仕方がないことでしょう。
しかし、自分のようなおっさんで、しかも男性アイドルなんかにまったく興味が無い人間でも覚えているくらいですから、その人気は相当なものでした。
で、そんな「誰?」である大沢樹生さんが、今度はプロレスデビューするらしいのです。正直、プロレスファンとしては「何をやっているんだか・・・」と思うのですが、その背景を考えると、そうも言っていられないのだろうなぁ~と思い、ここでちょっと書いてみたいと思います。
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元芸能人がプロレスデビューする理由
理由のひとつは、団体の話題作り。
今回のニュースには大沢樹生さんがプロレスデビューする経緯が書かれていないのですが、そのデビューする団体(シアタープロレス花鳥風月)から、簡単な推測ができます。
シアタープロレス花鳥風月は東京を中心に活動するプロレス団体で、主要会場が演劇場であることから、シアタープロレスと名乗っています。
近年、都市部地方を問わず、日本全国各地といってもいいくらい、地域密着型のプロレス団体が存在しており、その活動はメジャーではありませんが、大きな団体を辞めたレスラーが参戦することなどで話題になったりします。
今回のシアタープロレス花鳥風月にも、現在は新日本プロレスのリングに立つ本間朋晃が上がっていたり、同じ元新日本プロレスの西村修なども参戦していますので、プロレスファンの間では、そこそこ有名な団体といってもいいでしょう。
で、プロレス団体としては有名人がリングに上がることが話題となり、それが集客動員数の向上につながるのであれば、それが元メジャー団体所属レスラーでも、おじさんとなったアイドルでも構いません。
いくら理想が高くても、集客できなければ運営ができませんからね。
そしてもうひとつの理由は、大沢樹生さんの話題作りでしょう。
もちろん自分が知らないだけで芸能活動を頑張っておられるのでしょうが、残念ながら目耳には届いておらず、調べてやっと「最近は映画監督をやっているんですね~」くらいのものです。
そんな大沢樹生さんがどういう経緯でプロレスデビューに繋がったかはわかりませんが、話題作りとしてはヤフーニュースに紹介されたくらいですから、成功といってもいいのではないでしょうか。(そして自分のような人間にも届いていますからね)
芸能人がプロレスをすること
これまでにも話題作りのために芸能人がプロレスのリングに上がり、実際にプロレスをすることはありました。
- 和泉元彌
- 泰葉
- 池谷幸雄
- 滝沢秀明
- カイヤ
どれもプロレスラーとして継続参戦することなく、その大会を盛り上げる、めちゃくちゃ悪い表現で言えば、客寄せパンダとしてリングに上がっています。これについて、他のプロレスファンの方がどう思っておられるかはわかりませんが、自分は「ヤーメーテー」と思っています。
もちろんファンとして考え方ですが、やっぱり本物のレスラー達は血のにじむような努力を重ねてデビューしているのを知っているので、それがちょこっと練習しただけで簡単にリングに上がってプロレスまでするのは、ちょっと許せない気持ちになります。
プロレスが八百長かどうかは別として、プロレスラーが体を鍛えるのは、ケガをしないため、そして相手にケガをさせないためであり、そんな中途半端な練習でリングに上がるなら、いっそのこと大ケガして話題になりやがれ!なんて悪い顔をしてしまいます。
しかし・・・
なのでこのニュースを見て「何を・・・」と思うのですが、それとはまた違った角度で捉えた場合、ちょっとだけ応援する気持ちが芽生えました。というのも大沢樹生さんは自分と変わらない年齢で、この歳でプロレスデビューというのは、そこそこの勇気がいるはずです。
単純にケガをするかもしれないですし、それなりに体を鍛えないといけませんし、覚えないといけないこともたくさんあるはずです。それにケガをするかもしれませんし、それだけやっても話題にならないかもしれない、という不安もあるでしょう。それらをわかった上でのプロレスデビューなわけですから、相当な覚悟のはずです。
自分がプロレスデビューすることはありませんが、それ以外の何かに挑戦するとなった場合、多くの不安材料を消化することができずに、結局は尻込みしてしまうことが予想されるので、そういう意味ではちょっとカッコイイなぁ~と思い、ちょっとだけ応援したくなりました。
でも、チョットだけよ・・・
最後に
プロレスファンとしては、いくら伝説的な男性アイドルのプロレスデビューでも、プロレス素人の試合なんて見たくも無いし、「ケガしろ!」とまで思っちゃいますが、年齢の近い人間として見た場合、がんばってほしいなぁ~なんてチョットだけ思ったりもします。
実際の試合は12月30ということなので、せめてそれが話題になることを祈って、シアタープロレス花鳥風月の公式ツイッターを載せておきます。
シアタープロレス花鳥風月☆PR部 (@tpkf_PR) | Twitter
でわ、股!!
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