46歳で退職してブロガーになってみた

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ケンドー・カシンの本を読んでみたハナシ

どうも、マスクド・ニシオカです。

プロレス界の異端児(問題児)であるケンドー・カシンの本を読みました。

フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで

フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで

 

で、もちろんカシンのこれまでのプロレス人生も読んでいて楽しいのですが・・・そんなことよりも、関係者、特に他のプロレスラーのことを書いていて、これが最高に面白い!!

そこで本の内容にはあまり触れず、自分が面白いと感じた、カシンが他のプロレスラーについて語っている部分だけを、淡々と拾いあげてみたいと思います。

なおここに書く内容は、本文を読んだ上で自分なりの解釈で書いていますので、本文と一字一句違うわけではございませんので、予めご了承ください。

 

同じ高校(光星学院)に通った永田裕志が、青森にある母校をヒョードルを生み出した極寒のロシアン・チームのようだと例えた話に対して・・・

相変わらず虚言癖が治っていないな。

彼はそもそもロシアに行ったことないだろう。

東金(永田の出身地)の方が寒いだろう。

 

安田忠夫に金を貸した?の問いに・・・

いや、借した。

彼の場合、1回目はすぐに返す。

例えば10万円借りるたら、すぐに10万円円返す。

わざと。

次に50万円借りると、半分くらい返す。

次に100万円借りると、あとはそこから「今度返すから、今度返すから」ってなる。

 

中学生時代に大仁田厚の試合を見ていて、大仁田に憧れたか?の問いに・・・

大仁田の憧れたのは、東金の少年。(永田のこと)

プロレス雑誌(ゴング)に「炎の稲妻、大仁田選手」という手紙を投稿して、それが掲載されて感動していた。

 

それ(上記のこと)、永田さんの一番触れられたくないことでは?の問いに・・・

永田くんのいいところは、過去はすべて忘れちゃうこと。

ミルコ、ヒョードルとやったことも忘れているのでは?

 

闘魂クラブ(新日のアマレス部門)に所属していたが、全日に行く選択肢はなかった?の問いに・・・

知り合いの紹介で百田さん(力道山の息子)に、会場に遊びに来るように言われたので後楽園ホールに行ったら、入り口に育ちのよさそうな貴婦人(馬場元子婦人)がいて、「アナタ誰?」みたいなことを言われて帰った。

来いと言われたから行ったのに、「何だ、このババア」と思った。

 

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噂では、佐々木健介は、かなり面倒くさい人のようですが。の問いに・・・

面倒くさい。かなり面倒くさい。

鬼のような顔でやってきて、ドアをバーンと開けて入ってきて、スクワットとウェイトトレーニングやって、ドアをバーンと閉めて帰っていく。

 

道場の番をしていたときの話を聞かれて・・・

ある夜、ネコさん(ブラックキャット)を訪ねてきた女の子がいて、中西が酔っ払っていたのか、ネコさんが不在なのに女の子をトレーナー室に案内して、女の子に「お話しようよ」と迫った。

女の子に拒否されるけれど、「いいじゃないか、僕と君の秘密にすれば」と粘ってみたが、結局女の子は部屋から脱出する。

その後、ネコさんに怒られた中西は、罰としてスクワット5,000回を命ぜられた。

ちなみに、この話は女の子から直接聞いた永田から聞いた。

 

 中西の女性関係について・・・

付き合っていた女の子から手紙が来て、それを偶然にも読んだのだけど、その内容が、「もう、壊れそうなので」とか書いてあった。

 

木戸修はプロレスの裏技を知っているのか?の問いに・・・

木戸さんの本当の裏技はアパート経営。

 

武藤敬司について聞かれて・・・

対戦相手である武藤さんが場外にプランチャで飛んだときに、中西がうまく受け止めきれず、武藤さんが床に落ちた。

それを自分のせいだと思った中西が泣いていると、それを見た永田が「バカじゃないの」と言ってきた。

 

武藤敬司に女性ファンが多かったか?の問いに・・・

ある先輩レスラーが、武藤さん目当てで道場に来ていた女性ファンを、合宿所の裏にある倉庫裏につれていって・・・

帰ってきた女性が水道で何度も口をうがいして、ゴシゴシ手を洗っていた。

 

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永田選手がデビューしたころ、精悍な顔をしていたから、モテたのでは?の問いに・・・

いやいや、永田くんはモテた。けれど顔が面白いから、どんなにシリアスなことやっても、みんな笑っちゃう。

敬礼ポーズも、武藤さんがコーナーポストに登って遠くのお客さんを見るポーズだったのに、永田くんがやると敬礼になっちゃう。

さらに、みんなが敬礼というから敬礼にしちゃった。

白目もアンダーテイカーみたいな怖さを出すつもりだったのに、笑いになってしまって、でも、これはこれでいいかと。

 

全日の渕正信について聞かれて・・・

気持ち悪い。

すべてが気持ち悪い。

いや、見た目と肌触り。

でも、誰とでも試合ができないとプロレスラーじゃないから。

それでも気持ち悪い。

今でも気持ち悪い。

 

売店の思い出

中学生のとき、新日の試合を観に行って売店に藤波さんがサイン会をしていて、パンフレットや藤波さんのグッズを買った人だけにサインをしていた。

しかし、猪木さんの下敷きを持ってサインをもらおう中学生が行くと、藤波さんがポイッと下敷きを放り捨てた。

それを見て・・・

「この野郎、何て性格の悪いやつだろう」

「こいつは普段、ニコニコしているけど悪いやつだなぁ」

「人のよさそうな顔をしているけど・・・こいつは性格わるいな」

 

本田多聞について・・・

本田さんには(学生の)合宿のときに、缶詰をごちそうになっていました。

でも、練習が終わって、選択しない。たくさん汗をかいたTシャツとか、その辺にそのまま干していて、翌日またそれを着る。

相手をさせられるほうはたまらないよね。

 

小川直也が橋本戦以外それほど評価されていない、という話で・・・

だって、しょっぱいから。

 

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最後に

ここに挙げたのは、あくまでも個人的にプロレスファンとして思わず笑ったり引いたりしたエピソードで、それ以外の内容はケンドー・カシンのこれまでの足跡を丁寧に辿った、素晴らしい内容の本です。

特にインタビュー形式で進んで行くのですが、そのインタビュアーが秀逸で、かなりプロレスの歴史に詳しい方なんだろうと思います。(が、これが誰かは書いていません)

あと、新日と全日両方でフロントスタッフを務めた青木憲治との対談があって、ベルト返還訴訟問題について語っていたり、かなり裏の話も書かれているが、めちゃくちゃ興味深かったです。(もちろん個人の好みですが・・・)

 

フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで

フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで

 

 ケンドー・カシン自体に興味がなくても、あの頃のプロレスが好きな方には、大変オススメの本です。

 

でわ、股!!

 

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