46歳で退職してブロガーになってみた

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ケンドー・ナガサキとキラー・カーンの共通点と自伝本の相違点のハナシ

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どうも、マスクド・ニシオカです。

もう2ヶ月も前になりますが、読者様よりプレゼントをいただきました。

www.maskednishioka.com

マスクド・ニシオカ宛に届いた荷物の中身は2冊の本で、両方ともプロレスファンなら知っているプロレスラーの自伝でした。

ケンドー・ナガサキ自伝 (G SPIRITS BOOK)

ケンドー・ナガサキ自伝 (G SPIRITS BOOK)

 

"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝 (G SPIRITS BOOK)

 

相変わらずどこのどなたが贈ってくださったかはわかりませんが、本当にありがとうございます。

 

ちなみに、これはアマゾン『ほしい物リスト』というシステムを利用したもので、下記のリンク先をクリックするとアマゾンのサイトに飛び、そこにはワタクシのほしい物が並んでいて・・・

いえいえ! 決して「買って~」などというわけではなく、ホラ!人がほしがる物って、その人のことを表すとかいうじゃないですか・・・

Amazon.co.jp

 

さて、もちろん自分が読みたかった本ですからありがたく読ませていただき、プロレスゲームの実況者としても、大変勉強になりました。

もちろんそれぞれプロレスラーとしての経歴など、興味深く読ませてもらったのですが、面白かったのが、同じ時代に生きた2人の自伝本なので、ちょこちょこお互いの名前が出てきて、しかも、片方だけ読むと「ふむふむ」で終わるのが、もう片方の同じ時期に触れている部分を読むと「アレ?」となる相違点に気がつくのです。

 

そこで今回は、「共通点」と「相違点」というポイントに絞り、贈ってくださった方へのお礼も兼ねて、記事を書かせていただきます。

 

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桜田とカーンの共通点

まず初めに、ここからはケンドー・ナガサキさん(以下、敬称略)こと桜田一男のことを『桜田』、そしてキラー・カーンこと小沢正志のことを『カーン』として書き進めます。

その1 元相撲取り

桜田とカーンは全く違う土地の出身ですが、中学(及び高校)を中退後相撲の道に進んでおります。この頃2人は本場所で対戦したことがあり、その戦跡は詳しく記述されていませんが、間違いはないでしょう。

他にも、ラッシャー木村・柴田勝久・永源遙・寺西勇・天龍源一郎・木村健吾・ロッキー羽田・ミスターヒト(安達勝治)などの名前が出てきます。

 

その2 日プロ時代永源の部屋に住む

これが後述することになる「相違点」になるのですが、ここでは触れずにおきます。

お互い相撲を廃業した後、プロレスラーになるべく日本プロレス(以下、日プロ)入りしますが、そのとき合宿所のような感じで寝泊りしていたのが、先にプロレス入りしていた永源遙の部屋でした。

その部屋の住人には他の若手プロレスラーもいて、その中には藤波辰爾もいたようです。

 

その3 カーンのデビュー戦の相手が桜田

プロレス界でのデビューは桜田の方が先(1971年6月27日)で、その約半年後にカーンがデビュー(同年11月20日)するのですが、その対戦相手が桜田です。

ちなみに、相撲界ではカーンの方が初土俵(1963年3月)しており、桜田は約1年後(1964年1月)となっています。

 

その4 海外で活躍

まず、もともと2人は日プロでデビューするのですが、その後日プロでゴタゴタが起きて、袂を別つことになります。

アントニオ猪木の作った新日本プロレスに誘われて出て行くカーンと、誘われずに日プロに残り、その後馬場の作った全日本プロレスに行った桜田。

なのですが、カーンの自伝によると、本人は先輩である坂口征二に言われて付いていっただけで、本当は馬場のいる全日本を希望しており、馬場本人に直接打診し了承を得ていたと書かれています。

もし、これが叶っていたら、本人曰く「図太い神経があれば」この2人の運命は全く違っていたかもしれません。

 

前置きが長くなりましたが、その後2人はそれぞれ海外修行に旅立ち、その後変身して成功を収めます。

カーンがモンゴル人ギミックになったのは、カール・ゴッチのアイデアで、桜田がケンドーになるアイデアは、テリー・ファンクのアイデアでした。(ケンドー=剣道で、長崎は原爆の落ちた地ということらしい)

その後はそれぞれ海外のサーキットで暴れ回り、たまに日本に帰ってきては会社の仕事をこなすという感じになります。

 

その5 ブロディとアンドレ

ブルーザー・ブロディーとアンドレ・ザ・ジャイアントといえば世界でも有名なプロレスラーですが、この2人のことがそれぞれの本に出てきます。

桜田はブロディーの刺殺事件の会場にいて、そのときのことが詳しく書かれていて、一方カーンは、プロレス史に残ると言っていい「アンドレ足折り事件」で一躍有名レスラーとなり、その顛末が書かれています

ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還

ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還

 

もちろんページの制限があるので、この2つの事件だけを取り上げたコラムなどに比べると物足りませんが、それでも当事者目線で書かれているので、貴重だとは思います。

 

桜田とカーンの相違点

この2冊を交互に読んでわかった相違点で、前述した『日プロ時代永源の部屋に住む』のところで触れたことになります。

まず桜田の言い分(?)を本から抜粋します。

俺よりちょっと後に小沢正志もこのアパートに転がり込んできて

(ケンドー・ナガサキ自伝 26ページより)

日プロ時代、永源遙の住む部屋に藤波辰爾を含む若手レスラーが数人同居し、そこで桜田とカーンがいたことはすでに書きましたが、この一文だけを見ると、先に住んでいたのは桜田で、後からカーンが転がり込んできたことになっています。

しかしカーンの自伝には、こう書かれています。

ここには藤波選手も寝泊りしており、後から桜田も入ってきた

(“蒙古の怪人”キラー・カーン自伝 44ページより)

どっちも『後』なのです・・・

これではどっちが先なのかわかりません。

もちろん、もう40年以上前の話ですから、お互い覚えていないでしょうし、どっちが先でも後でもどうでもいいかもしれません。

しかし、このままではスッキリしません!

お互いプロレスラーですから、プロレスでハッキリさせるべき!

どーですかお客さーん!

というわけで、こういうときこそ得意のファイプロで試合を再現してみましょう!

youtu.be

はい!というわけで、試合の結果はここには書きませんので、果たしてどっちが先なのか後なのか?ご自分でご確認ください!(動画を見せようとする姑息な手段・・・)

 

最後に

あくまでも個人的な意見ですが、この両方の本を読んでどちらをオススメする?と聞かれたら、キラー・カーンの本を選びます。

"蒙古の怪人" キラー・カーン自伝 (G SPIRITS BOOK)

 

もちろん内容は自伝本なのですが、ところどころにユーモアというか人の良さというか謙虚さというか、なんだか人間味あふれる感じ、自分にとって東京は遠いところですが、いつか『キラーカンの店 居酒屋カンちゃん』にも行ってみたいなぁ~と思わせてくれる箇所があるのが、その理由です。

といってケンドー・ナガサキの自伝本がダメというわけでなく、あえてどちらかを選ぶなら、ということですので、あしからず。

 

重ね重ねとなりますが、本を贈っていただいた読者の方、本当にありがとうございます。

今後も喜んでいただけるように精進して参りますので、何卒ヨロシクお願い致します。

 

でわ、股!!

 

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