46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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スイミングスクールの仕事でついた職業癖

どうも、マスクド・ニシオカです。今夜は嫁がお出かけで独身気分。ムフフ。

「集中力がある」というと何だか良いことで素晴らしい能力を持っていると、多くの人が思われるのではないでしょうか。しかし、自分が経験したことのある仕事の世界では、集中することが「悪」と捉えられる場合があります。自分が集中できないのは、その仕事のせいではないかと思っています。

今はこうやってブログを書いていますが、以前はスイミングスクールで水泳を教えるコーチという仕事をしていました。水の中に入って赤ちゃんを抱っこしたお母さんも、オムツが取れたばかりの子どもも、自分と同じくらいの速さで泳ぐ子どもも、自分の親と同じ歳くらいの大人も、相手は様々ですが水泳の指導をしていました。

水泳コーチの仕事

水泳コーチの大きな部分を占める指導の仕事はプールの中で行われます。若手コーチで多いときには7~8時間、ベテランコーチでも1日2~3時間水の中で仕事をします。もちろん、水の中には何も持ち込むことが出来ません。必要な資料をバインダーに挟んで持ち込んだとしても、それはプールサイド止まりで、水の中にはメモひとつ持ち込むことが出来ません。ですので、基本的には全て頭の中で考えなければいけません。メモを見ながら、メモを取りながら、電卓を叩きながら仕事が出来ないのです。

ですので、頭では「次に何の練習をするか」「どの子どもに何のアドバイスをするべきか」「大人を和ませるのにどんな話をするか」このようなことを考えつつ、体は子ども手を引いて歩かせてあげたり、間違っているフォームの説明をしたり、遊んでいる子どもを注意しなければなりません。

さらに、コーチひとりに対して生徒(お客さん)は必ずといっていいほど複数(2人以上)です。多いときにはひとりのコーチで3~40名を担当することもあります。そうなると、誰かひとりに集中することが出来ません。ひとりに集中している間に、他の子どもが溺れたりケガをしているかもしれないわけです。

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出来るコーチの仕事ぶり

自分が水泳のコーチとして優れていたかどうかはわかりませんが、26年ほどクビを切られずに続けて来れたのでそれになりには上手く出来ていたと思います。そして、その長い間水泳のコーチを続けてきたおかげで、「集中することは良くないこと」ということが体に染み付きました。

例えば子どもを指導している場合、子どもに話しかけながら目は他の子どもをチラチラ見ます。さらに耳では他の子どもの声を聞いています。加えて鼻で空気中の塩素の異常を感じ取り、舌で・・・舌は使いません。それくらい何かないかと神経を尖らせておかなければ、ひとりで3~40人の安全を守りつつ指導することは出来ないのです。

神経を尖らせ五感を働かせることに集中している。ということが成り立ってしまうと、今回の記事はまるで台無しですが、水泳コーチの仕事を続けることで、周りの敏感な変化に気がつくようにはなりましたが、ひとつのことに集中することが苦手です。

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 集中力の無さ

この集中力のなさを仕事のせいとまで言いませんが、仕事のおかげで自分は脱線しやすく注意力散漫な人間となりました。本を読んでいると頭で何か思いついてしまい、目で文字は追っているのに頭の中では別のストーリーが並走して本の中身が入ってこなかったり、映画を見ながらスマホを操作しようとして結局映画の内容がわからなくなって巻き戻してみたり、嫁とゴハンを食べにいってるのに隣の席の会話に聞き耳を立てて嫁が不機嫌になったり、ブログを書いていると嫁の見ているTVの音が気になるのでヘッドホンで音楽を聞こうとYouTubeを開いたら、つい動画を見始めて結局ブログで何が書きたかったかわからなくなったり。ということです。まぁ最後のは関係ないような気もしますが。

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退職後の現在

仕事を辞めてノンビリしているつもりですが、結局この部分だけは未だに変わらず、何かに集中することが苦手で、注意力散漫のまま生きております。たまに「大丈夫か?オレ」と思ったりもしますが、これまで26年かけて身についたものが半年程度で変わることもないでしょうから仕方ないのかもしれないのですけどね。

ブログで多くの人に読んでもらえる文章を書こうと奮闘しているつもりですが、この集中出来ないというのはなかなかに厄介で、こうやって書いている今も「でも、子どもの頃もテスト勉強しなきゃいけないのに、部屋の掃除とかするタイプだったから、別に仕事のせいじゃないかもね」などと、ここまで書いたことをぶち壊すようなことが頭に浮かんできています。

これで「もうひとりの自分が自分の中にいて・・・」なんてホラーチックなことでも書ければ面白い(?)のですが、集中出来ないおっさんの戯言というレベルの話で終わらせておきます。本当は「本を読むという作業は何よりも集中が必要で・・・」なんて展開に持って行きたかったのですが、この辺が今の自分のモノ書きのレベルだと感じることが出来ているだけでヨシとします。

 

でわ、股!!

 

ギギギガガガギ・・・グリッグジデ

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