どうも、マスクド・ニシオカです。
このブログでは何度も取り上げている「探偵!ナイトスクープ」ネタです。
ここ何年か毎週録画をしていて、だいたい欠かさず観ているのですが、今回はいつもとちょっと違うパターンで、探偵!ナイトスクープの公式サイトでも「番組史上初」と書かれています。
録画しているのを観たので、放送されて少し時間が経ちますが、個人的には神回となりましたので、ちょっと書いてみます。
依頼内容は「ブランコ酔いを治して!」
依頼者は愛媛県に住む18歳の女性です。
幼少の頃からブランコが大好きで、いつも友人と学校帰りに近所にある公園のブランコをこぎながらガールズトークをするのが日課でしたが、高校生になったくらいから、なぜかブランコに乗ると吐き気をもよおすようになった。とのことで、4月から隣町の大学に通うことになり、ブランコに乗ることが少なくなるので、その前に酔わずにブランコに乗る方法を見つけて欲しい、というのが依頼内容です。
探偵は銀シャリの橋本
依頼を受けて愛媛県に向かったのは、漫才コンビ銀シャリの橋本探偵です。
探偵!ナイトスクープ|朝日放送 より引用
探偵!ナイトスクープの中では若手ですが、M-1グランプリ優勝の経験を持つ、しゃべくり漫才の実力派です。
しかし、この橋本探偵がしゃべらなくなるとは、このとき誰も思わなかったでしょう・・・
依頼者は素朴な感じの女の子
愛媛に飛んだ橋本探偵は、依頼者の待つ問題のブランコのある公園に向います。
ベンチに座る依頼者に、後ろから「だ~れだ?」とカップルの定番攻撃(?)を行い、依頼者は突然の出来事にかなり大き目のリアクションを取ります。
依頼者は18歳で春から大学に進学する高校生、着ている服もシンプルで素朴な感じの女の子です。
偶然にも橋本探偵と似た服装で、「お揃いやね~」と橋本探偵が依頼者の緊張を解きながら、依頼内容を聞いていきます。
実際にブランコに乗る
問題の酔って吐き気をもよおすブランコは、公園の一角にあります。
早速依頼者に乗ってもらい、こぎながら話していると数分で「あ、気持ち悪い・・・」と言い出しましたので、橋本探偵がそれを止めます。
今度は橋本探偵が依頼者と同じくらいまでこいでみると、橋本探偵も気持ち悪くなりますが、乗ってみた感想からひとつの原因が浮かびます。
目の前に木、その向こうに建物
問題のブランコの前には大きな木があり、その向こうには建物が見えます。
ブランコをこいで目線が高くなると、目の前にある木から、遠くにある建物がニョキっと出てくる感じになる。これが原因で気持ち悪くなるのでは?ということになりますが、他の解決策を探ります。
いくつかの解決策
まず、話に夢中になれば大丈夫では?となり、依頼者は大学卒業後には新聞記者になりたいこと、などを2人で話しながらこいでみますが、やっぱり気持ち悪くなったので失敗。
今度は景色を変えれば?ということになり、空を見上げる姿勢をとりますが、これは辛いので続けるのは難しい。
さらに、友人と話すことが目的なら、大きくこがないで揺れる程度にすれば?となりますが、これは依頼者が大きくこぎたいのでダメ。
目線を変えることで解決
再び大きくこぐ方法を橋本探偵にレクチャーしながら2人でブランコに乗ります。
そこで橋本探偵が「目線を変えればいいのでは?」という、そもそも案が出ます。
目の前にある木の向こうから建物が出たり隠れたりするのが原因ならば、公園のフェンスとなっている高いポールを見ながらこげば大丈夫!と解決策が見つかります。
さらに依頼者みずから、目をつぶってお花畑を想像すれば、まるでハイジのような感じで気持ち悪くならない!と問題解決です。
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本当の目的(ここからが本番!)
これで依頼を解決したことになるのですが、橋本探偵から依頼者に確認が行われます。
「これで思い残すことはない?」
これに対し依頼者は、ここまでの流れとは関係のないことを言い出します。
「実は好きな人がいて、克服したらその人とブランコに乗りたかったんです」
もともとの依頼は「ブランコ酔いを治して!」であり、依頼者に好きな人がいて一緒にブランコに乗りたいとは、ここまでひと言も語られていません。
橋本探偵は即座に反応して「キミ、意外と大胆やな~」と喰いつき、「その好きな人がこの公園に来たことはあるの?」と聞き出しますが、その質問に対し依頼者がカウンターパンチを繰り出します。
「ここにいます」
橋本探偵は驚き、まわりを見回しますが、カメラマン以外誰もいません。
言葉を失い戸惑う橋本探偵を見つめながら、何もいわずにブランコをこぎだす依頼者。
そこに流れる久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」(もちろん現地では無音)
「橋本さんのことが、芸人としても男性としても好きなんです」
「面白くてワードのセンスも良くて・・・」
「友達からでいいので・・・」
「大阪でも東京でもついて行きます!」
溢れる愛を次々と言葉にする依頼者に対し、照れてしまって「どうしたらええの?」しかしゃべれない橋本探偵。
そのままカメラは引いていき、二人きりとなりますが、最後は橋本探偵の「これ、全然酔えへんぞ!」でエンド(チャチャチャ!)です。
橋本探偵の返事は?
通常であれば依頼VTRを観たあと、担当した探偵が依頼の感想を述べるのですが、他の探偵も西田局長も見習い秘書の小島瑠璃子も、「そんなことはどうでもいい!ちゃんと返事をしたのか!」と大騒ぎとなり、さらに探偵のたむらけんじが「あー!(観覧席に)いてるやん!」と依頼者を見つけます。
恥ずかしながらも立つ依頼者、いや、18歳の恋する乙女に対し、たむらけんじ探偵が「まだ好きなん?」と確認すると「大好きです」と即答、さらに「橋本がOKしたらええの?」と聞かれても、「めちゃくちゃ嬉しいです」とさらりと答えます。
それを聞いた橋本探偵は、真っ赤な顔をして恥ずかしそうに「ありがたいですね」とだけしか言えず、番組はCMに入りました。
ニヤニヤが止まらない
いやぁ~もうね、ニヤニヤが止まらんのですよ。
もうすぐ50歳のおっさんが何を気持ち悪いことを・・・と言われそうですが、自然とにやけてしまうので仕方がありません。
でも、これがシチュエーションが違っていればにやけることはなかったかもしれません。
これが素朴でない、今どきの派手な18歳の女の子なら?
これが最初から、「好きな橋本探偵に会いたい」という依頼内容なら?
たぶんどちらの場合でも、ちょっと違っていればここまでにやけることはなかったでしょう。
そして今回の内容は、最初から仕組まれていたことで、依頼者との待ち合わせで橋本探偵が「だーれだ?」とやったことも、偶然にもお揃いの服装も、そもそも橋本探偵が選ばれたことも、全部番組スタッフがわかって仕組んだことのでしょうね。
来週は30周年記念
そんな「探偵!ナイトスクープ」ですが、来週には30周年記念が2週に渡って放送されます。
いろいろ企画されているようですが、ファンとしてはやっぱり「視聴者が選ぶオールタイムベスト10」が気になりますね。
とうわけで、ニヤニヤして気持ち悪いおっさんでした。
でわ、股!!
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