どうも、マスクド・ニシオカです。
2歳から親のススメでスイミングスクールに通いだしました。
19歳でスイミングスクールのコーチのアルバイトを始めました。
20歳でアルバイト先の会社の正社員となりました。
それから課長になって、現場責任者にもなりました。
でも、46歳のときに会社を辞めました。
理由はいろいろありますが、ここでは割愛させて頂きます。
(それでも知りたい方はコチラをお読みください)
一応責任者として現場で一緒に働く若い人(10代20代)に、「働くという事とは?」みたいなことを話していました。
こういうとなんだか上から目線で偉そうにいっているように思われますが、あくまでも「実はオレもまだわかってないんだけどね・・・」というノリで伝えていました。
ただ、この小難しい世の中の、特に閉塞気味な会社というものを、どうやったら若い人に伝えられるか?と考えるうちに、だんだんと固まっていった方程式みたいなものができあがりました。
あくまでも個人的な考え方でありますが、ちょっと書いてみます。
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その1 正解がひとつの計算
小学生レベルの問題です。
働こうとする人なら、鼻で笑いながら「3」という正解を出せるでしょう。
これは正解があって、それ1つの計算です。
その2 正解がいくつもある計算
これもみんな答えが出せます。
- 0+3
- 1+2
- 2+1
- 3+0
中には細かいことをいう人がいて「0.1もOKなら・・・」なんて言われることもありますが、それはナシ!ということにして、これもみんな答えられます。
これも正解があるけれど、正解がいくつもある計算です。
その3 正解がめちゃ多い計算
先程の問題と考え方は同じなのですが、正解がめちゃ多いパターンです。
これも難しいものではなくて、ただ正解が多いだけの計算なので、みんな答えます。
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その4 正解がいくつかあるけれど、どれか当てる計算
先程と同じ問題です。
- 0+3
- 1+2
- 2+1
- 3+0
ただ、出題した自分と同じ正解を出すように言います。
他にヒントはありません。
出題者の気分で正解を変えることも出来ます。
でも、正解は4つですから、適当に答えても4分の1で当たります。
これは正解があるけれど複数で、正解がわからない計算です。
その4 正解がめちゃ多くて、それを当てる計算
これも先ほど出した計算ですが、これも正解を当てるように言います。
正解は202通り(のはず)なので、適当に当てるのは至難の業です。
ですが、この正解を強く求められるのが会社というところです。
学校では教わっていなくて、矛盾していて、馬鹿らしい。
そういう計算を解いていくのが、会社で働くということです。
さて、実際にやってみましょう。
今から出題者である自分が、合計で100になる数字を書きます。
ここでは下にスクロールしていってください。
もちろんその前に、自分が正解と思う数字を思い浮かべて置いてください。
準備がよければスクロールをどうぞ。
まだ下です。
もうちょっと下です。
あと少しです。
正解は
でした!
どうですか当たりましたか?外れましたか?
答え合わせをすると、出題者である自分が「12」という数字が好きだからです。
なぬ!?馬鹿らしい?わかるわけがない?
ですが、これで このブログを書いている人の好きな数字が「12」ということがわかったはず、次に似た計算が出た場合、少なくとも「12では?」というヒントが得られたはず、だから無駄ではないはずです。
何がいいたいの?
たぶん自分と同じようなおっさんなら、この時点で理解してもらえると思うのですが、まず会社(もしくは社会)とは「答えのない世界」であり「答えがあっても複数」というところなのです。
例えば、会社として自社の商品をたくさん売りたいのは決まっている、けれどそれをどうやって売るかは自由だとします。
- お金をかけて宣伝するのも正解
- 新たな商品を開発するのも正解
- 別の会社と提携するのも正解
どれも正解で、間違いではありません。
しかし、どれが成功するかは誰にもわかりません。
どれも成功するかもしれないし、失敗するかもしれません。
しかも、一度成功しても再び成功するとは限っていません。
でも、正解がわからないからどれもやらない、では売れません。
必ず何か考えてやらないといけないのです。
学校で学ぶ計算は、基本的に正解があって、それが答えられれば成功です。
もちろんここに出した例は小学生レベルの問題で、もっと賢い、数学博士なんかに言わせれば「そうじゃない!」なんていわれそうですが・・・それは知りません。あしからず。
なので会社に入りたての人が「計算方法を教えてもらえなければ正解が出せない!」とか、「こんな計算は矛盾している!」とか「正解のない計算なんて時間の無駄!」なんて思う気持ちはわかりますが、それがわかれば誰も苦労しません。誰にもずーっとわからないのです。
もちろん、正解のわからない計算の答えを当てて成功して偉くなっている人はいます。
でもそれは偶然当たっていることが多くて、常に正解している人なんて少ないのです。
ただ一度計算を解いて当たった人は、その分だけ経験を積んでいるので見えない数字が見えてきたりします。
例えばこの計算。
赤字が見えていれば、正解は「1」とわかるはずです。
一度計算を解いて正解して当てた人は、この赤字が見えてくることで、これ以上複雑な計算も正解が出しやすくなります。
だから正解がわからない計算でもチャレンジする必要があります。
赤字が見えない時点でも、「正解は!?」と迫られるのが会社です。
当てずっぽうでも必死で考えても、何らかの答えを出さないといけないのです。
会社とはそういうところなのです。
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最後に
あくまでも10代20代の若い人に、世の中は言い過ぎかもしれませんが、社会もしくは会社というのはそういうところだと伝えるための話です。すでに社会の荒波にもまれている、自分と同世代の方には「当たり前」のひと言で済まされる内容でしょう。
あと「それがわかっているのに、なぜ会社を辞めた?」と思われるかもしれませんが、「会社とはそういうものだとわかったから辞めた」というアンサーにしておきます。
というわけで、10代20代のこれから社会の荒波に乗り出す方、大変ですが頑張ってくださいね!
でも、テキトーに!
でわ、股!!
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