どうも、マスクド・ニシオカです。
一部のニュースでは話題になりましたが、あのアントニオ猪木が生前葬を行いました。
といっても猪木らしく、プロレス(格闘技?)の興行の中での話です。
猪木が大得意とする話題作りで、お客を集めるためといえばそれまでなのですが、それが目的とするならば、その効果はあったようです。
<INOKI ISM.2 猪木劇場~アントニオ猪木「生前葬」~>◇21日◇東京・両国国技館
アントニオ猪木(74)の生前葬が21日、東京・両国国技館で始まった。
チケットは9月23日に発売されたが、5万円のVIP席が4日後の27日に、3万円のSRS席が12日に完売するなど盛況で、19日には全席が完売。この日も開場前から多くのファンが入り口に列をつくり、周辺には「譲って下さい」と書かれたボードを持った、チケットを買えなかったファンも集まった。
生前葬当日、両国国技館に7,000人もの参列者(観客)が集まったそうです。
7,000人という人数を多いとするかどうかは別として、この日のメインがピーター・アーツ(46)とスコット・ノートン(56)の異色対決ということを考えれば、アントニオ猪木の生前葬のためにたくさんの人が集まったと考えてもいいでしょう。
いや、ピーター・アーツもスコット・ノートンも嫌いじゃないですよ。
ただ、年齢的にそろそろ限界かなぁ~と。
生前葬って凄いシステムじゃない?
前述したアントニオ猪木の生前葬は別モノとして、生前葬というものを真面目に考えてみます。
そう考えたときに、まず「生前葬って凄いシステムじゃない?」って思うのです。
だって、自分がこの世からいなくなって誰かが葬式をしてくれたとして、そこに誰が来ても来なくても、既に自分はあの世ですから関係ありません。
文句を言うことも文句を言われることもありません。
まさに死人に口無しです。
ですが生前葬の場合、死んだはずの人間が生きているわけですから、式に来なかったら直接言わなくても、「あのヤロ~!俺の生前葬に来なかったなぁ~!」と思うはずですし、逆に招待(?)されたほうは、「うわ~面倒なことやりやがって!」と思うはずです。
もちろん、そんな自分のようにひねくれた考えの持ち主じゃなくて、生前葬に喜んで(面白がって?)参加してくれる人もいるでしょう。
どちらにしても、耳にはするけれど周りで実際にやる人が少ない生前葬。
実際にどんな感じなのか調べてみました。
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生前葬を行うならこんな感じ?
調べてみると、生前葬に決まったやり方はありません。
考えてみるとパーティーみたいなものですから、好きなようにできるのでしょう。
ただ、葬儀屋のサイトを見ていると、このようなことが書かれていました。
生前葬のメリット
- 自分の口から、お世話になった人たちに直接お礼を言うことができる
- 一般的な葬儀よりも自由度が高く、自分の思い通りの葬儀を行うことができる
- 形式にこだわらなければ葬儀費用を安くできる
生前葬の注意点
- まだまだ一般的な方法ではないので、参列する方への配慮が必要
- 親族の理解と同意を得ておく必要がある
- 生前葬を行ったとしても、亡くなった時には火葬をしなければならない
これらを踏まえて上で、実際にかかる費用なども書いてありました。
事例① 参列者10名 仏式
葬儀社の会館で式終了後、外部の会場へ移動し食事会を行った場合54万円
事例② 参列者10名 無宗教
葬儀社の会館で式を行い、食事代も含まれる場合116万円
じゃあ、どんなことをするのか?あくまでも一例として書いてありました。
1.開式の言葉
2.主催者(本人)挨拶
3.自分史ビデオ・スライド・DVDなど放映
4.来賓挨拶
5.演奏
6.友人のスピーチ
7.会食・歓談
8.閉式の言葉
生前葬に決まったやり方はありませんが、葬儀社が提案するとしたらこんな感じなのでしょうね。
もし、自分が生前葬を行ったら、絶対に4.来賓挨拶とか6.友人のスピーチで、笑っちゃうだろうなぁ~。
ただし、こんなプロの意見も・・・
生前葬について調べていると、このようなことが書かれている記事をみつけました。
いま葬儀業界が生前葬をすすめるというのは
縮小している バイク産業が
これからはサイドカー、とすすめているようなものです。
極々一部の好事家の満足度は高いでしょうが
商業レベルから見た消費者のニーズは0の誤差の範囲です。
書かれているのはプロの葬儀屋さんで、詳しくは本文を読んで頂ければわかりますが、プロの目から見た場合、現時点では生前葬は定着しないだろうと考えておられます。
確かに有名人や一部の人がやっているのを、マスコミが取り上げることで話題になっているものの、それが一般庶民ににまで浸透するかといえば、やっぱり難しいのでしょうね。
以前、TVで結婚式ならぬ離婚式が取り上げられていて、「時代は変わったんだねぇ」とか思っていましたが、自分の周りでやった人なんて聞きませんもんね~。
最後に
そもそも若い人は生前葬なんて考えません。
自分と同じような40代とか、もうひとつ上の世代しか興味はないでしょう。
ですが、「終活」なんてワードが普通に使われるようになったのも事実ですから、今後どうなるかはわかりません。
わからないのですが・・・
会社を経営しているとかでお金に余裕があって
本人の周りにはイエスマばかりが集まっていて
猜疑心の固まりで、誰も信用できなくて
自分が死んだらどうなるか不安に思っていて
それならば、生きている間に忠誠心を試すためにやるのが・・・
1、2、3、 生前葬ダァー!
いや、アントニオ猪木がそうだとは言っていませんからね。
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