先週末で、今年の仕事を納めました。
仕事はスイミングスクールのコーチで、出席を取るのに声を出し、スタートの合図で声を出し、練習内容を説明するのに声を出し、褒めるのに声を出し、とにかく声を出して喉を使う仕事です。
そんな声を出す仕事であることを利用して、子どもに大ボラを吹いてきました。
「大みそかの紅白歌合戦にシークレットゲストで登場して歌うから、今日は大きな声を出されへんねん」
ただの悪ふざけに思われるでしょうが、実はちゃんとした理由がありまして、子どもに話を聞かせるとき、いつも大きな声だとそれが当たり前になるので、逆にボリュームを落とすことで聞こうとさせる技術でのです！、ということにしておきましょう。
もちろん、それを聞いた子どもは次々に「ウソやー！」と口にしますが、『シークレットゲスト』というキーワードがミソで、シークレットゲストだから出場者リストにも載らないし、シークレットゲストだから誰にも言っちゃダメ、というのがボディーブローのようにじわじわ効いたのか、数名の子どもの顔には「ほんま？」と書いてありました。（ちなみに子どもは「お母さん（お父さん）に言うたらアカンで」を付けると聞いてくれます）
ということを、朝刊に紅白歌合戦のメンバーと曲名が載ってるのを見て思い出して、とにかくクレームが来ないことを、ただただ祈るばかりです。
でわ、股！！
