46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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スイミングスクールのコーチは『絶対』に『全力』でレッスンをしていないハナシ

いや、決してサボっているわけではなく、「全力で指導したら身がもたない」だけであり、例えばアナタに「5秒間だけ動いてください」と言えば、アナタは全力で激しく動こうとするかもしれませんが、「1時間ずっと動き続けてください」だったら、きっと『1時間続けられる動き』をするでしょう。

つまり、そういうことです。

 

スイミングスクールで働くコーチには様々な形態があり、まずはアルバイトと社員に分けられて、さらに社員でも『役職の高い人』と『役職の低い人』に分けられます。

この中で一番多くレッスンに入るのは、その会社や現場の考え方にもよりますが、役職の低い社員で、アルバイトもたくさん入りそうなイメージがありますが、主婦や学生には別の本業があり専念できないこともあるので、トータルで2番とします。

あと、役職の高い人にはレッスン以外の仕事がてんこ盛りなので、その分を役職の低い人が補うため、一番入らないので3番目です。

で、具体的にどれくらい入るかというと、これも会社の考え方や現場の内情(特に人手不足など)にもよりますが、月に100時間、一日4〜5時間は入っているのではないか?と思われます。

 

しかし、スイミングスクールのコーチは、レッスン中に泳ぐわけではなく、水に浸かって指示を出したり注意をするだけで、見た目でいえば楽そうに見えるかもしれません。

なので、たとえ月で100時間、一日4〜5時間と言われても…と思われるかもしれませんが、結構しんどいのです。

確かに泳ぐわけじゃありませんし、指示や注意をしているだけなのですが、子どもが溺れないように神経を尖らせつつ、顔は笑顔で、子どもの注意を引くために、大きな声を出して、オーバーアクションをして、さらにギャラリー(見学室)で見守る保護者の顔色までうかがって、はっきり言って、たった1時間だけでも、全力でレッスンをやったらグッタリするくらい、しんどいのです。

 

となると、やっぱりサボっているのでは?となりますが、そこは『効率よく』とか『合理的』で、例えば、ある程度泳げる子どものレッスンのとき、コーチにはスタート(出発合図)を出す仕事があるのですが、きちんと子どもに説明をして、ある程度の間隔を開けて『各自の判断で』スタートするようにすれば、コーチの仕事はひとつ減ります。(これを自分は『自動システム』と呼んでいます)

つまり、サボりとか手抜きと言われればそれまでなのですが、大きな声を出さなくても、オーバーアクションをしなくても、子どもがたくさん練習して上手くなるのであれば、それでよし!ということで、タイトル通り「全力では…」となります。

 

ただし、それでも全力でやらないといけないときがありまして、それが『チビっ子クラス』の『一週目』です。

チビっ子クラスが理由なのは、決して悪い意味ではなく『彼らは本能で生きている』ので、常に気分やテンションを高くしてあげる必要があり、「これでもか!」というくらい大きな声とオーバーアクションが必要となります。

さらに一週目は初めての子どもがいることが多く、そのクラス(ブロック)のルールをなんとなくでも理解してもらいために、さらに大きな声でオーバーアクションで、大変しんどいのです。

 

先日、週に2回の片方の日、朝から2時間昼から3時間の合計5時間のレッスンを行うのですが、ラスト2時間がチビっ子クラスでした。

いくら昼休憩があるとしても、50歳のおっさんに5時間はハードワークであり、しかもラスト2時間がチビっ子クラスで、さらに一週目です。

しんどくなる材料が全て揃った状態で、長年の経験から、事前に「これは…」と思っていましたが、プールを楽しみにやって来る子どもと、その子どもの笑顔を楽しみに一緒に来る保護者には関係ありません。

というわけで、全力でレッスンをしたら…

 

 

 

 

 

 

やっぱり、バタン、キュー、でした。

 

 

 

 

でわ、股!!