46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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声を使わない指導方のハナシ

スイミングスクールのコーチは、大きな声が出せないと務まらない仕事です。

いや、でした。

というのは、昔は子どもの数が多くてコーチの数も多くて、その分うるさいから大きな声が必要でしたが、最近は子どもの数も少なくなったので、それほど重要でなくなったのかもしれません。

ま、それでも、25m先まで聞こえないといけないとは、自分は思っていますけどね。

 

さて、そんな、コーチにとって大事な「声」ですが、いろいろな理由で出なくなることがあります。

声の出し過ぎ、風邪、酒焼け、カラオケ、理由の良し悪しはあるとして、出なくなるのは同じです。

声が出ないと、練習内容の説明も出来ませんし、誤った泳ぎを修正することも出来ませんし、何より、ふざけて遊んでいる子どもを注意することも出来ません。

 

ところで、上手いコーチは五感をフルに使って指導するといわれます。

視覚、触覚、嗅覚、聴覚、味覚のうち、あまり味覚と嗅覚は使えませんが、他の3つ(視覚、触覚、聴覚)については、指導に使えます。

つまり、視覚=子どもに見せる。触覚=子どもに触れる。聴覚=子どもに聞かせる。ことで、多方面から子どもに泳ぎ方やそのコツを伝え、結果、子どもが早く理解して、上手くなるというわけです。

 

となると、そのひとつである聴覚(聞かせる)が失われた場合、コーチとしては、自己管理能力の面では「失格」です。

しかし、五感を使うことを理解しているコーチであれば、視覚(見せる)と触覚(触れる)をフル稼働させることで、十分、とは言いませんが、ある程度はカバー出来ますし、小さなかすれ声しか出なくても、それを「聴かせる」ことが出来れば、普段のレッスンと同レベルの指導が可能であると、思っています。

 

というわけで、たとえ声が出づらくても、上手いコーチであれば、ちゃんと指導が出来ますよ。というお話でした。

 

あ、もちろん、声が出た方がいいのは間違いないですけどね。

 

でわ、股!!