昔、仕事だけじゃなくいろいろ教わった先輩から、こんな話を聞きました。
例えば電車通勤をしていて、いつも決まった駅で乗ってくる女性がいて、その時は何にも気にならないけれど、ある日その女性が乗ってこなくなり、それが妙に気になって仕方がなくなったら、自分では気づいていないだけで、本当はその女性のことが好きなんだよ。
つまり、いつもいるのが当たり前で、いなくなった時に大切さに気付くのが、恋なのさ。
まぁよくある話で昔のドラマみたいな話なのですが、まだ若くて恋愛経験がほとんどなかった自分はなんだか色恋のすべてを聞いた気になって、「なるほどな~」と深く頷いたものでした。
ところで、我が家のマンションの廊下部分に数週間前からハトがやってきて、朝っぱらからクルックークルックーと鳴いていました。
ハトの生態に詳しくないのでちゃんとした理由はわかりませんが、たぶん外敵のいない安全な場所(廊下部分に設置された物置と天井のわずかな隙間)で巣作りをするのが目的で、昨年も卵を産んでヒナが生まれて旅立っていきました。
なので今年もしばらくはクルックーに付き合うつもりだったのですが、どうしてもフンによる被害だけは困るので、我が家のど真ん前に来ているな?と鳴き声で判断したときだけは、玄関の扉を開けて「そこはダメよ」とアピールしていました。
ところが、最近クルックーが聞こえなくなりました。
もちろん、これでフンによる被害はないのでひと安心なのですが、なぜか、妙に、気になるのは何故?
一度そう思ったらおかしなもので、遠くで聞こえるクルックーに反応して、慌てて玄関の扉を開けてもハトの姿はなく、ガックリしながら扉を閉めるときに思うのは・・・
俺はハトに恋しているのか?
クルックー
というわけで、何か進展があればお伝えします。
でわ、股!!