同じ職場(スイミングスクール)に、自分(ニシオカ)と同年代の方(以下、Aさん)がいて、遅刻をしました。
ただ、厳密にいうとレッスン開始直前に滑り込みセーフしたのでOK!なのですが、それでもみんなで行うレッスンの準備には遅れているし、過去に何度か遅刻した常習犯ということもあり、その方は平謝りでした。
その流れで自分にも頭を下げたのですが、自分には無関係というか、直接迷惑を被っているわけではないので、その方から謝罪をされても「いえいえ~」としか言いようがなく、その日はそれで終わりました。
問題は翌週、さすがに遅刻せずにやって来たAさんでしたが、その日、レッスンに遅れてきた子どもにこう言い放ちました。
「あー!遅刻!」
それを聞いた自分は思わず「オマエが言うな!」と吹き出しそうになりましたが、自分の立場はいちスタッフであり、Aさんを教育する仕事は請け負っていないので無視しました。
が、心の中にはモヤモヤが残りました。
これ、世間的に正しいかどうかはわかりませんが、自分の中での感覚でいうと、自分が犯した過ちを棚に上げて、他人、しかも弱い立場の人間に対して注意するのって、メチャクチャかっこ悪いことだと思うのです。
もちろん、レッスンに遅れてくる子どもに注意を促すこと自体は悪くないのですが、その子どもには事情があるかもしれなくて、その事情を聞いたり解決することの方が大人のすることであって、やっぱりかっこ悪いのです。
で、ここで「Aさんにも事情があって・・・」みたいなことも思ったのですが、そもそも、お金を払って通っている子どもと、お金をもらって働いているスタッフでは雲泥の違いがあるわけで、やっぱりかっこ悪いです。
しかし、このAさん、一事が万事そんな感じで、他にもコロナ渦の影響でプール内での会話を禁止された大人のお客さんから「じゃあスタッフもペチャクチャ話すなよ!」とクレームが来たときに、Aさんが「ニシオカさん、こういう意見がきてまして・・・」と説明してくれるのですが、誰がどう見てもAさんが一番プールサイドでしゃべっているので、自分的には「は?」としか思えません。
もう、ここまで来ると、逆に「この人、ある意味、幸せなんだなぁ~」と思うしかなくて、どれだけ他人から間違いを指摘されても「ワタシは悪くない!」みたいなスタンスを崩すことはありませんので、もう天性なのでしょうね。
さて、このAさん、退職されるそうです。
どんな理由で辞めるのかはわかりませんが、きっと、周りガー!とか環境ガー!的なことを盛大に言っているのでは?としか思えなくて、こちらとしては完全スルーもしくは大人の対応を決め込んでいるのですが、やっぱりモヤモヤが残ります。
しかし、自分にだって過去に犯した過ちが一つや二つどころかいっぱいあり、きっと誰からか「オマエが言うな!」と言われそうな気もしますので、今後も襟を正して生きれるように努力していく所存です。
というわけで、それに気付かせてくれたAさんには、ちょっと早いですが、感謝とお疲れさまの言葉を贈りたいと思います。
お疲れさまです。
そして、ありがとうございます。
あと、『立つ鳥跡を濁さず』 という言葉を知っていますように・・・
いや、無理か・・・
でわ、股!!