46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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久々に仕事の血が騒いだハナシ

長年やっているスイミングスクールのコーチの仕事でのお話です。

 

さて、先日、現場のそこそこ偉い方から、不意にこんなことを聞かれたのです。

「ニシオカさんって、A社に勤めていたんですよね?」

A社とは自分が20年以上勤めて辞めた会社であり、いま自分が働かせてもらっている現場からすればライバル関係にある会社です。

で、その質問に対し「ハイ」と答えたのですが、その後の言葉に、一瞬、我を忘れました。

「うちとあんまり変わらないですよね?」

(ここで細かいことを書くと多方面に迷惑がかかるので割愛しますが、「変わらない」という言葉の意味は『会社全体』という意味ではなく、現場単位でのことだと判断してください)

で、この言葉に我を忘れるほどカッ!となったのは、かつて自分が長年血と汗を流した会社と、「このままではヤバイですよ?」と進言させるほどのレベルでしかない会社を一緒にされたことに瞬間湯沸かし器のごとく血が沸騰し、思わずムキになって「全然違いますよ」と言ってやりました。

ただ、これは他の職人系の仕事なんかもそうだと思うのですが、どこがどう違うのか?を具体的に説明するのが難しく(というか自分が下手)、そこからの会話は平行線というか上手く伝わらないまま時間切れとなり、お互いのレッスンが始まりました。

レッスンが始まっても逆流した血はおさまらず、もちろん子どもに当たるとかそんなレベルの低いことはせず、逆に「よし!その違いを実際にみせてやろうじゃないか!」とフルパワーで楽しいレッスンを行い、自分のクラス(正確にはブロック)だけでなく、隣のクラスの子どもから、プールサイドに見学にやって来た保護者まで笑わせるほどのレッスンをやってやりました。

でね、長年この仕事をやっていると、自分のクラスを見つつも他のクラスの様子まで目に入るスキルが身に付いており、先ほど血を逆流させた偉いさんのクラスが目に入ってくるのですよ。

そのクラスは体験者のために設けられた特別なクラスであり、初めてやってきた子どもがプールに入るわけですが、当然、保護者と離れたことによる不安から、泣いて嫌がって抵抗しているわけです。

そしてそのまま泣いた子どもは保護者と帰っていきましたが、たぶん、そんな体験をした子どもは家に帰って「もう行きたくない!」と思うでしょうし、保護者とすれば「あそこに預けていいのか・・・」と不安になるでしょう。

で、それを様子を見た自分は、頭の中でこう思ったのです。

オイ!もしA社だったら、泣いている子どもを上手く扱えず、結局は泣かせたままで保護者に引き渡すような下手くそは、会社から大目玉を喰らうか、現場の部下から白い目で見られてリスペクトされず、どっちにしろ干されてしまうくらい指導に厳しい会社なんだよ!

それを「あまり変わらない」だと?

ふざけんな!

 

正直言うと、今の現場の指導レベルが低いことは自分にとっては好都合であり、その差が大きければ大きいほど、自分の価値観が高まるという考え方が出来ます。

なので、そこに損得勘定があれば、何も言わずにそのままにしておいて、自分の価値が高いままでいるか、もしくはアドバイザーとしてお金に繋がるように動いていけば、今後の仕事も安泰となるでしょう。

しかし、そんな損得勘定は持ち合わせておらず、ただただこの仕事が好きでやっている部分が強いので、ず~っと血が逆流したままです。

 

もし、同じことを聞かれたら・・・

 

 

こう言ってやる・・・

 

「A社だったら、体験の子どもを泣いて帰した時点で、みんなの笑い者ですよ(ニッコリ)」

 

でわ、股!!