46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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スイミングスクールにおける進級テストでのパラドックスのハナシ

例えば『クロール25m』という進級テストがあって、その級(レベル)にいる子どもたちは、「クロールで25m泳げないから」練習をしています。

もちろん泳げない理由はいろいろあって、それぞれの課題を見抜いて、それに相応しいアドバイスをすることで合格に導くのですが、レッスン(トレーニング)方法の中には、このような考え方もありまして、ここで、ちょっとしたパラドックスが発生します。

「目標より高い負荷をかけて、目標をクリアする」

これは「能力が100%出せなくても目標をクリア出来るようにする」という考え方であり、例えば、前述した『クロール25m』の場合、25m泳ぐことを目標としていると、進級テストで緊張したり、たまたまその日体調が悪かったりして25m泳げなくて不合格になるのを、ハナから50m泳ぐ練習をしておけば、多少緊張しても体調が悪くても、25m泳ぐのは簡単で合格!バンザーイ!となるわけです。

実際、自分が担当するクラスでは、25mが進級テストの子どもに対し、「ダメならギブアップしてOK!」という条件をつけて、75m(3倍!)泳がせることもあります。

もちろん、そうすることで「25mなんて楽勝!」となるようにするのが目的で、決して無理難題を押し付けているわけではございませんので、あしからず。

さて、ちょっとしたパラドックスというのは、「目標より高い負荷をかけて、それに対応できるなら、その時点で目標はクリアしているのでは?」ということです。

前述した例でいえば、「あれ?もう25m泳げるんじゃね?」、つまり、その時点で合格なのでは?という話です。

もちろん、これがシンプルなトレーニングであれば、より高い目標を設定すればいいだけの話なのですが、スイミングスクールという枠組みで考えるとそう簡単な話でなく、泳げたからといってホイホイ合格させられないのが難しいところです。(その細かい事情については長くなるので割愛)

そして、このパラドックスについて話し合えるスタッフがいない、いや、自分が避けられているとかではなく、単にそのレベルの話が出来るスタッフがいないことに、なんだかなぁ〜と、ため息をつくばかりです。

 

あと、この話に『パラドックス』という言葉を使うのが正しいかどうかわかりませんが、何となく使ってみたかっただけなので、許してつかぁさい。

 

でわ、股!!