46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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理にかなった泳ぎ方ならそれでいいじゃない…のハナシ

30年ほど、スイミングスクールで子どもに水泳を教える、コーチの仕事をしています。

そのスイミングスクールでは定期的に進級テスト(泳力認定)が行われていて、合否判定が行われます。(進級テストが無いスクールもあります)

そして、その合否判定は、スクールが定めた基準に沿って行われるのですが、最終的な判断はコーチがしています。

つまり、スイミングスクールとしての合格基準はあるものの、実はコーチの判断基準によって合否が決められているので、意外と曖昧なことが多いのです。

例えば『クロール25m』という進級テストがあったとします。

この『クロール25m』という文字だけを見ると「クロールで25m泳げたら合格!」と思われるかもしれませんが、実はここに『呼吸時に上を向いてはいけない』というのが隠れています。

そこで、この『クロール25m』という進級テストを分類した場合、以下の4パターンになります。

  1. 呼吸が『横』で25m完泳
  2. 呼吸が『上』で25m完泳
  3. 呼吸が『横』で途中で立つ
  4. 呼吸が『上』で途中で立つ

さて、ここで上記の1〜4の合否判定を行う場合、まず1は合格で、3と4は不合格とする判断は、自分も同じです。

しかし問題は2で、これを合格にするか不合格にするかで、コーチの判断基準が変わってきます。

まず不合格側の意見としては、クロールの呼吸は横ですることが望ましく、例え25m完泳していてもダメ!という考え方で、逆に合格側の意見としては、25m完泳しているということは、理にかなった泳ぎ方だからいいんじゃない?という考え方です。(どちらもかなり要約しています)

これ、自分は完全に後者(合格)側で、25m泳ぐ間に呼吸しない大人ならいざ知らず、横だろうが上だろうが息継ぎをしながら完泳したのであれば、それで合格じゃない?と思います。

多少専門的になりますが、これが上ではなく前で呼吸した場合、クロールの姿勢を保てない、つまり理にかなっていないので、25m完泳することは出来ません。

そしてもうひとつ、上記分類の3(呼吸が『横』で途中で立つ)の子どもがいる時点で、それホントに正しいの?と思うわけです。

もちろん自分も1(呼吸が『横』で25m完泳)を目指してレッスンをしていますが、全員が全員そうなるわけではないので、ならば多少甘い判断かもしれませんが、合格して子どもが喜んでやる気スイッチがONになるのであれば、「それでイイのだ!」とはなりませんかね?

ま、それを言うと、たいていの反対派(不合格側)の方々から「次の項目で苦労する子どもがかわいそう!」と言われますが、そんなもん、それを踏まえて教えてやればいいだけで、それはアンタが下手くそだから…(以外、自重)

あ、あと、それなら最初から『クロール横向きの呼吸で25m』と書いてね!

 

で、股!!