昔に比べ、TVを観ることがめっきり減りました。
理由はいくつかありますが、決して『つまらなくなった』というわけではなく、やっぱり、お金と人と時間をたっぷりかけて作られたモノは、面白いのです。
ただ、最近は、そのTV番組がネットで観れるようになったり、先にネットで「○○が面白かった」という情報だけを頼りにして、後から観ているパターンの方が多くなったのも事実です。
さて、そんな「やっぱりTVは面白い!」と思わせてくれたのは、この2番組です。
- TV千鳥「面白新キャラクターを作ろう」
- 水曜日のダウンタウン「コカ・コーラCMドッキリ」
どちらもご覧になられた方も多いと思いますが、軽い内容の説明と、感想などを書いておきます。
TV千鳥「面白新キャラクターを作ろう」
内容としては、スタジオに用意された様々な小道具を身に付け、新しいキャラクターになりきって登場することで、各芸人さんのセンスを競う企画であり、過去に同番組内で何度か行われているはずです。
ただ、今回は主旨が全然違っていて、まず集められたのが、これまで苦労を重ねてきた芸人さんであり、ほとんどが40代でやっとちょっと売れてきたかも!?と思わせる人選です。
で、企画どおり、各芸人さんが小道具を身に付け、新しいキャラクターとして登場です!という瞬間に、各芸人さんの家族であったり、大変お世話になった先輩芸人からの、大変ハートフルな動画が流れるのです。
それを見たあと、ハイ!登場です!となるのですが、もう感情がメチャクチャになっていて、本来であれば「ワタシは○○だ!」とか言って飛び出さないといけないのが、顔を涙で濡らしてクチャクチャの顔で、しかも膝から崩れ落ちるように出てくるのが、メチャクチャ面白いのです。
(予告動画がありましたので貼っておきますが、リンク切れの場合あり)
たぶん、これって「緊張の緩和」というやつで、また別の形の「笑ってはいけない」で、芸人としては泣かずにやりきることが求められるけれど、それ以前に人間であるからこそ感情がぐちゃぐちゃになってしまうのが抑えきれず泣いてしまうのが、笑ってはいけないのかもしれないけれど、メチャクチャ面白かったです。
水曜日のダウンタウン「コカ・コーラCMドッキリ」
まず、コカ・コーラのCMが決まりました!と芸人さんが呼ばれ、企画の説明などをしていくのですが、それとにかく胡散臭さ満載で、例えば、企画を説明する偉い人が商品名の「檸檬堂」の檸檬が読めなかったり、ロケ地となる居酒屋を行き当たりばったりで決めてみたり、果ては撮影に必要なカチンコ(ヨ~イ、ハイ!のやつ)が考えられなく大きかったりします。
で、当然のように各芸人さんが「これドッキリでは?」と疑い始めるのですが、実はこれドッキリでありながらホントで、撮影が進行する間に「ドッキリでしょ?」と発言した時点で失格、つまりCMの話はパー!になるわけです。
つまり、各芸人としては、ドッキリを見抜いて「ほらぁ~やっぱりドッキリでしょ?わかってましたよ~」的な態度をして、その時点では勝者の顔をしているのですが、番組スタッフが持つ定番の『ドッキリ!』と書かれたパネルに『ホント!』と書かれているのを見て、まずは困惑し、企画の主旨の説明を受けて状況を理解すると「えー!なんで!?」となる、つまり、天国から地獄へ真っ逆さまに落ちる感じが、メチャクチャ面白かったです。
結局、この企画に呼ばれた芸人の中で、CMという仕事をあまり経験していない鈴木もぐらがドッキリを疑いつつも「こんなものかな?」という感覚で言われたことを真面目にやり遂げ、見事CMの仕事をゲットしました。(ただし、そのCMはネット専用みたいですが・・・)
というわけで、その鈴木もぐら主演のCMの動画を貼っておきますが、こちらもリンク切れの場合あり
ドッキリという企画自体は使い古されていて、もう目新しさはないと勝手に決めていましたが、逆手にとれば 全く新しいモノが生み出されるのが証明されたような気がして、単に面白い!と思うと同時に、ひたすら感心感服させられました。
というわけで、まだまだTVは面白い!ですな。
でわ、股!!