46歳で退職してブロガーになってみた

働けおっさんブロガー

26年勤めた仕事を無計画に辞めたおっさんの生き様を綴る

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ずっと家に篭っていればお金がもらえるようにすれば?のハナシ

まず、昔、会社勤めをしていたときの話をさせていただきます。

会社はスイミングスクールなどのスポーツ施設を管理運営する、主に子どもを対象としたサービス(スポーツ指導など)を提供する会社でした。

最近は委託することが多くなったので、自前で行うことは少なくなったかもしれませんが、以前は、スイミングスクールが企画した「海で遊ぼう!」とか「スキーに行こう!」といったイベントが、よくありました。

で、現場責任者としては、そのイベントと並行して現場の運営もすることになるのですが、会社としては、自前でイベントを運営するほうが経費節約になることもあり、イベントに必要なスタッフを、現場から出すように言ってきます。

具体的には、その現場で10人の子どもが集まったら1人の引率を出す必要があり、たくさんの会員数を誇るスイミングスクールの場合、3~5人くらいのスタッフが引率をしていました。

つまり、現場の運営をするためのスタッフを確保しつつ、イベントに引率させるためのスタッフも用意しなければならず、それを冷静に考えた場合「なんかおかしくね?」となっていましたが、まだヒヨッコだった自分に文句を言えるだけの力はなく、ただただ悶々としていました。

 

そんなある日、当時の社長が会議でこんな発言をしたそうです。

=会議進行の偉いさん=

「ハイ、では冬のイベントに関しては、例年通り、子ども10人につき1名の引率スタッフを出すということで、お願いします。」

=当時の社長=

「ちょっと待ってくれ、それって、おかしくないか?」

「たくさん子どもを集めて頑張ってくれた現場が更なる苦労して(スタッフを出して)、子どもを集められなかった現場が何の苦労もしない(スタッフを出さない)のは、おかしくないか?」

「それだったら、子どもを集められなかった現場の方がスタッフを出すほうが現場としては納得がいくし、その方が子どもが集まるんじゃないか?」

 

この内容が正しいかどうかは今でもよくわかりませんが、自分はこの発言を聞いたときに「すげー!かっこいいー!」と痺れてしまい、その当時の社長が物凄く好きになりました。(結局辞めちゃいましたけどね・・・)

その当時の社長がどういう考えで発言したのかは、今でも分かりませんが、前述したように、自分みたいなひねくれた社員は「おかしくね?」と思っていて、さすがに口にはしませんでしたが、腹の中では「イベントに子どもが集まらないほうがいいのでは?」と思っていました。

なので、壮快でしたし、納得しましたし、それ以降はイベントの集客も現場の仕事も、一層がんばれた思い出があります。

 

さて、本題。

これを書いている現在、コロナの波が三度(第3波)襲ってきて、緊急事態宣言を出すかどうか?でモメて(悩んで?)います。

そこで経済面でサポートするために『Go To ナントカ』をやったり止めたりしていますが、それなら、ずっと家に居ることを推奨するために、『ずっと家に居ればお金がもらえるシステム』(全く上手いネーミングが思いつかない・・・)をすれば良いのでは?なんて思っちゃうのです。

いや、これがめちゃめちゃバカな提案であることはわかっています。

みんなが家に篭ってしまえば、それこそ経済どころかインフラもストップしてしまうわけで、家に篭っていたいけれど、それが出来ない人がたくさんいることも、十分わかっています。

でもね、「不要不急の外出を控えましょう!」と大きな声で旗を振っているご本人が外食(会食?)しているのなんかを知ると、なんかバカらしくなりません?

それなら、「不要不急の外出を控えましょう!」と言われてちゃんと守っている人が得をするような仕組みにすれば?となるのは、最初に書いた、当時の社長の考え方が影響しています。

 

ま、無理があって、破綻している考えというのは、自分でもわかっているんですけどね・・・

 

でわ、股!!