まだ会社勤めをしていた頃、現場責任者をしていました。
スイミングスクールの運営という仕事柄、子どもが溺れりゃ一発アウト!の世界ですから、スタッフにはとにかく安全を守るための教育的なことをやっていました。
なので、スタッフルームには『安全第一』なんて、まるで工事現場で見るような標語を掲げ、ひたすら注意喚起の毎日です。
しかし、残念ながらこういうのって、繰り返しているうちに当たり前になり、だんだん聞いている方が「あー、はいはい」みたいな感じになってしまうので、それを改めるために別の何か標語的なモノ(例えば『5秒あれば人は溺れる』とか『過信厳禁!』とか)を貼り出して、気を引き締めていました。
で、そんなことを繰り返していると、当然ながらネタが尽きてきて、しかもひねりを効かそうとすることで逆にワケがわからなくなり、いつしかこんな標語に行きつきました。
開けたら閉めろ!
閉めたら開けろ!
ふむ、ワケがわかりませんね。
何でこうなったのか?
まず、「開けたら閉めろ!」は普通によくある教訓で、扉の開け閉めによる事故を防ぐためにも有効な標語だと思うのですが、そのあとの「閉めたら開けろ!」が余分です。
しかし、そんなことはわかっていても、何となく語呂がいいのと、あと、ちゃんと読んで理解すると「ん?おかしくない?」と思わせることが狙いだったのですが・・・完全にスベりました。ハハハハ・・・
で、なぜかそのことが頭から離れず、せめてここでネタにしてやろうと思い、念のために「閉めたら開けろ」をググってみたら・・・あながち間違いではなかったでは、あ~りませんか!
(画像は下記のサイトより)
扉を閉めたら開けてください。
これ、どういうことかといいますと、標高2000メートルの山小屋にあるトイレの張り紙であり、扉を閉めたままにすると凍ってしまって使用できなくなるため、利用するときに閉めたとしても、そのあとは開けておいてください(つまり基本開けっ放し)という注意喚起だったのです。(詳細は下記ブログをご参照のこと)
もちろん自分が責任者を行っていたスイミングスクールは平地にあり、扉が凍り付く心配なんて皆無だったのですが、ま、世界的に考えれば間違いではない!ということで、ヨシ!としておきましょう。
というか、こんなくだらないことでたどり着いたのが、俳優の石丸謙二郎さんのブログだったとは、それの方が面白かった。
そうでもない?
でわ、股!!