敵の敵は味方･･･ではなく気持ち悪い！のハナシ

もう何年前になるかわかりませんが、このようなことがありました。

まだ会社勤めをしている頃、仕事が休みで家でくつろいでいると、電話が鳴りました。

携帯電話の普及率があまり高くない時代ということもあり、何の疑いも持たずに電話に出ると、「ニシオカさんですね？」と矢継ぎ早に聞かれ、こちらの返答も聞かずに「今からNHKの集金（契約）に行きます！」と畳み掛けられました。

って、なんだか踏み倒していたように思われるかもしれませんが、結婚して新居に住み始めて、向こうから言ってくれば払うつもりはあるけれど、わざわざこちらから申し出るのはちょっと･･･という感じで放置していただけです。（完全なる言い訳･･･）

で、別に払うことに対して文句は無いけれど、そんな、寝込みを襲うようなやり方についてちょっと腹立たしくなり、それからNHKのイメージが悪くなることはあっても良くなることはありませんでした。

そんな嫌な記憶があったので、声を大にして「NHKをぶっ壊せ！」と叫んでいるアノ方の存在を知ったとき、「これは面白い」と飛びついたことがあります。

といっても、まだその当時はアノ方がセンセイになることなんて想像ができず、ただ単に「面白いおじさん」くらいに思っているだけでしたが、知れば知るほど怖くなってきて、「これはちょっと･･･」と思うようになり、それがセンセイになった時点で「気持ち悪い･･･」と思うようになりました。

「何がどう気持ち悪いのか？」と問われると説明が難しいのですが、単にDNAレベルの、本能で感じる気持ち悪さであり、「3回見たら死ぬ」という噂のある、ズジスワフ・ベクシンスキーの絵を気持ち悪いと感じるのと同じです。

あと、炎上商法が嫌いなので。

（その絵について詳しく知りたい方は、ご自分の責任の上で検索してみてください）

さて、「敵の敵は味方」という言葉があります。

同じ標的を持つ人間を味方に引き込むことで、戦いを有利に進めることが出来るという意味だと思うのですが、間違っていたらゴメンナサイ。

で、敵であるNHKに対し、「ぶっ壊す！」と敵意剥き出しにするアノ方とその仲間たちは、敵の敵なので味方にするべきなのかもしれませんが、これがどうにも気持ち悪いので、味方として一緒にされるのは、正直イヤです。

つまり、「敵の敵は気持ち悪い」なのです。

確かにNHKには嫌な思い出があり、その記憶はそう簡単には消えないでしょう。

しかし、過去には、今でも大好きなYMOの番組が放送されたり、全巻買い揃えている漫画ヴィンランド・サガのアニメが放送されていたり、嫁さんが愛してやまないおしりたんていのアニメも放送されています。

というわけで、「NHKが好き！」というほどでもありませんが、「気持ち悪い」よりはずっとマシなわけで、そういう意味では、「敵の敵が気持ち悪いので、最初の敵が好きになってきた」みたいな感じですかね。

そして、崎陽軒の弁当には罪はありません！

でわ、股！！

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働けおっさんブロガー